映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
ゾンビ、スタートレック、ヒッチコック監督作、ドキュメンタリー映画のカテゴリーもあり。
映画300字レビュー、はじめました。
※TB、コメントともに承認制とさせていただいております

第79回(2006年)アカデミー賞

第79回(2006年)アカデミー賞

79回アカデミー賞作品賞「ディパーテッド」第79回アカデミー賞trivia
〜無冠の巨匠だったマーティン・スコセッシついに受賞!〜

★ 何と作品賞が"本命なき"争いだった。作品賞候補は『バベル』(7部門)、『クイーン』(6部門)、『ディパーテッド』(5部門)、『硫黄島からの手紙』、『リトル・ミス・サンシャイン』(各4部門)とドングリの背比べ状態。最多8ノミネート(6部門)を獲得した『ドリームガールズ』が作品、監督賞候補から漏れるという有様だった。最多ノミネート作が作品賞候補に選ばれていないのは、アカデミー賞史上初。また作品賞ノミネート作品から主演男優賞候補が出ていないのはなんと第1回以来。作品、主演男優賞が現在の5エントリーに定まってからは初めてであった。

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2009.03.14 Saturday | 00:06 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第78回(2005年)アカデミー賞

第78回(2005年)アカデミー賞

78回アカデミー賞作品賞「クラッシュ」第78回アカデミー賞trivia
〜大本命「ブロークバック・マウンテン」敗れる〜

★ この年のアカデミー賞授賞式は例年より1週間遅れの3月5日に開催された。例年通りの開催だとトリノオリンピックと時期が重なるため、視聴率が低下するのを恐れたためた。とはいうものも、視聴率不振はあらかじめ予想されていた。なぜなら、作品賞ノミネートの顔ぶれは話題性のある派手な大作がなく、地味な低予算作品ばかり。事前調査で42%の成人が今年の作品賞にノミネートされた5作品のうち1本も見ていないと回答している有様だった。視聴率を意識し、放映時間を短縮するための試みは今年も行われ、授賞式上でもトム・ハンクス演じる"悪いスピーチの見本ビデオ"(だらだらと感謝する人を羅列しまくる内容です)が流されたりした。結果として放映時間は3時間21分で昨年より6分上まわった。肝心の視聴率だが昨年を8%も下回り、視聴者数は3,800万人。イラク戦争直前で『シカゴ』が作品賞を受賞した2003年に告ぐ低い数字となった。司会は、常連のビリー・クリスタルに断られた末、ニュースコメディ「ザ・デイリー・ショー」が人気のジョン・スチュワートに。グラミー賞の司会を2度経験しており、政治ジョークを得意とするため白羽の矢が立ったと思われる。彼の司会ぶりは好評。低迷した視聴率も、授賞式を余り見ないとされる18─34歳男性の視聴率は昨年から5%も上昇し、これはスチュワート起用の効果であると考えられている。

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2009.03.12 Thursday | 00:53 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第77回(2004年)アカデミー賞

第77回(2004年)アカデミー賞

77回アカデミー賞作品賞「ミリオンダラー・ベイビー」第77回アカデミー賞trivia
〜イーストウッドがスコセッシを蹴散らす〜

★ この年の司会は低下傾向にあるTV視聴率に歯止めをかけるため、若者に人気のコメディアン&俳優クリス・ロックが初起用された。放送禁止用語連発の毒舌が売り物のロック。その個性は主に授賞式"前哨戦"で発揮された。ロックは主演賞をデンゼル・ワシントン、ハル・ベリーが受賞するなど"黒人イヤー"となった第74回(2001年)以外はアカデミー賞授賞式など見たことがないと公言。

「芸術のための賞ほどばかげたものはない。2人の人間が全く同じことに挑戦しない限り、優劣をつけることなどできないじゃないか」
「単なるファンション・ショー。ゲイでない黒人の男はオスカーなど見ない」
「コメディは軽視され、黒人もノミネートされない。なぜそんな番組を見なければならないのか」


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2009.03.11 Wednesday | 00:55 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第76回(2003年)アカデミー賞

第76回(2003年)アカデミー賞

76回アカデミー賞作品賞「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」第76回アカデミー賞trivia
〜「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」がCLEAN SWEEP(全勝)〜

★ 一昨年は"9.11"の余韻、昨年はイラク戦争開戦間近ということで色濃く戦争の影を残していたオスカー。それゆえのサプライズ受賞、スピーチなどもあった。今年は、昨年自粛されたレッドカーペットも復活。司会も3年ぶりにビリー・クリスタルが復帰し、例年どおりの装いである。 ただ、すべてが例年どおりだったわけではない。まず、開催日程が例年の3月25日前後から2月29日,約3週間前倒しとなり、ノミネートの発表も2月10日前後から1月27日と2週間早まった。ここ数年の中傷も含む激しい宣伝合戦、TV視聴率の低下傾向など原因といわれることはさまざまであるが、今後もずっとこの日程でいく予定らしい。

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2009.03.11 Wednesday | 00:50 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第75回(2002年)アカデミー賞

第75回(2002年)アカデミー賞

75回アカデミー賞作品賞「シカゴ」第75回アカデミー賞trivia
〜 マイケル・ムーアが「恥を知れ!ブッシュ」〜

★ 昨年のオスカーも"9.11"の直後であり、政治的な匂いをかなり感じさせた。だが、この年のオスカーほど政治色が前面に出た年もないだろう。アカデミー賞授賞式の放映権をもつABCの授賞式中継のコマーシャル収入が、7830万ドル (約94億円)で昨年よりも5パーセントアップしている。アカデミー賞の視聴率は年々下落傾向であるにもかかわらず、イラク侵攻目前といわれていた世界情勢ゆえ、逆に娯楽番組が逆に注目されるとスポンサーは判断したのか。しかし、TV中継の視聴率は20.4%と過去過去最低値の昨年(25.4%)をさらに更新。やはり「虚栄の都」ハリウッドのイベントより現実が強い?

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2009.03.10 Tuesday | 00:06 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第74回(2001年)アカデミー賞

第74回(2001年)アカデミー賞

74回アカデミー賞作品賞「ビューティフル・マインド」第74回アカデミー賞trivia
〜"9.11”後、初のオスカーは黒人yearに! 〜

★ "9.11"事故、以降初のオスカー、ハリウッドに新しくつくられたゴダックシアター会場は厳重な警備体制がとられた。ロス全体に配置される数と同じだけの警官数が配置され、FBIも協力会場上空は市警ヘリコプターのみ飛行OKという物々しさ。年々過熱化する事前キャンペーンは今年も相変わらずで、とくに実話をもとにした『ビューティフル・マインド』に対して事実との相違点が相次いで指摘された。主人公ジョン・ナッシュのホモセクシュアル嗜好や離婚歴、ユダヤ人差別者疑惑など続々。モデルとなったジョン・ナッシュ本人が、テレビ番組の中で、同性愛者やユダヤ人差別主義者などの噂を強く否定していなければならないほどだった。

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2009.03.10 Tuesday | 00:04 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第73回(2000年)アカデミー賞

第73回(2000年)アカデミー賞

73回アカデミー賞作品賞「グラディエーター」第73回アカデミー賞trivia
〜 ビョーク驚愕のスワン・ドレスで登場!〜

★ 作品賞は12部門でノミネートされていた『グラディエーター』が下馬評どおり受賞。だが、第64回(1991年)以来2度目のノミネートとなったリドリー・スコット監督がまたしても受賞を逃すなど、『グラディエーター』は5部門の受賞にとどまった。また、スティーヴン・ソダーバーグが2作品で監督賞にノミネートされており、『トラフィック』でオスカーを獲得した。『トラフィック』はノミネートこそ5部門だが、作品賞以外の4部門(監督賞、助演男優賞、脚色賞、編集賞)ですべて受賞したため、実質的な勝者というイメージを植えつけることになった。また、英語以外の作品でありながら10部門にノミネートされていたアン・リー監督『グリーン・デスティニー』は外国語映画賞を含む4部門を獲得し存在感を示した。

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2009.03.09 Monday | 00:53 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第72回(1999年)アカデミー賞

第72回(1999年)アカデミー賞

72回アカデミー賞作品賞「アメリカン・ビューティー」第72回アカデミー賞trivia
〜黒ずくめの魔女・アンジェリーナ・ジョリーに助演女優賞〜

★ この年のオスカーは昨年と違って受賞結果や式自体には特筆するものはなかったが、授賞式がはじまる前はトラブル続きだった。

・まずアカデミー会員に向けて送付される投票用紙4,200枚が郵便局の不手際により紛失した。

・授賞式当日受賞者に手渡すためのオスカー像55体が盗難にあった。犯人はオスカー像運搬を依頼されていた運送会社ロードウェー・エクスプレス社の従業員2人。だが全部取り戻すことはできず、2〜3体ほどは見つからなかったらしい。

・直前に米経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」紙(以下WSJ紙と記す)にアカデミー賞予想調査結果が発表された。問題はこの予想調査はアカデミー会員に向けて行われたこと。全員ではなく、アカデミー会員5607人中の6%強にあたる356人を対象にしている。とはいっても実際に投票権をもつ人へアンケートをしたのだから的中率が高いのは当たり前。アカデミー協会は強く抗議した。事実、主要6部門中、主演男優賞をのぞく5部門で的中。映画ファンの楽しみを奪ってしまった。授賞式では開き直ったように問題のWSJ紙を大画面で映し出す演出が行われ、観客の苦笑を誘った。

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2009.03.09 Monday | 00:51 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第71回(1998年)アカデミー賞

第71回(1998年)アカデミー賞

71回アカデミー賞作品賞「恋におちたシェイクスピア」第71回アカデミー賞trivia
〜 エリア・カザンの名誉賞受賞が物議をかもし出す〜

★ 作品賞は13部門ノミネートの『恋におちたシェイクスピア』と11部門で候補になった『プライベート・ライアン』の一騎打ちだった。助演女優賞のプレゼンターとして登場したロビン・ウィリアムズが「もしここで何か非常事態が起きたら、ステイーヴン・スピルバーグだけが残って後の方はお帰りください」と語ったが、下馬評では『恋におちたシェイクスピア』のほうが優勢と見られていた。結果は『恋におちた〜』が7部門、『プライベート』は5部門受賞であったが、実質的には作品、主演女優、助演女優、脚本などの主要部門を制した『恋におちたシェイクスピア』の圧勝であった。


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2009.03.08 Sunday | 00:34 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

第70回(1997年)アカデミー賞

第70回(1997年)アカデミー賞

70回アカデミー賞作品賞「タイタニック」第70回アカデミー賞trivia
〜ジェームズ・キャメロンが"I'm the king of the world!"と雄叫び〜

★ 史上最大のヒットとなった『タイタニック』が14部門で候補となり、作品賞の大本命とされていた。授賞式当時も週間興行成績N0.1をキープしていたこともあり、アカデミー賞授賞式のTV視聴者は過去最高の5725万人(推定)にのぼった。これは測定がはじまった1970年以来最大の数字であり、今なお破られていない。やはり授賞式の視聴率は小手先の話題つくりよりノミネート作品?司会は6回目となるビリー・クリスタル。この授賞式の司会によりエミー賞(Primetime Emmy Award for Individual Performance in a Variety or Music Program)を獲得している。クリスタルは第63回(1990年)第64回(1991年)の司会でも同賞を得ており、3度目の受賞となった。

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2009.03.07 Saturday | 02:48 | アカデミー賞の軌跡 | comments(2) | - |

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