映画のメモ帳+α

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スパイダーマン2

スパイダーマン2 (2004 アメリカ)

「スパイダーマン2」公式サイトにリンク原題   SPIDER-MAN 2   
監督   サム・ライミ   
原作   スタン・リー スティーヴ・ディッコ   
脚色   アルヴィン・サージェント          
撮影   ビル・ポープ                  
音楽   ダニー・エルフマン                
出演   トビー・マグワイア キルスティン・ダンスト
      アルフレッド・モリーナ

第77回(2004年)アカデミー賞視覚効果賞受賞。音響、音響効果編集賞ノミネート

〜 物語 〜
グリーン・ゴブリンとの戦いから2年。ピーター(トビー・マグワイア)は新聞社のカメラマンをしながら大学生活を送り、スパイダーマンとして、人助けの仕事も続ける日々を過ごしている。愛するメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)は舞台女優となったため疎遠になりつつあり、親友のハリー(ジェームズ・フランコ)は父親の会社を継ぎながら、スパイダーマンへの復讐を胸にひめていた。
ある日ハリーの会社で研究を続けていたDr.オクタビアス(アルフレッド・モリーナ)は実験中の事故により四本の鋼鉄の触手を持った怪人ドック・オクとなってしまい、銀行強盗などを繰り返す。そんな状況下、複雑な人間関係に悩むピーター。そんな心の迷いが原因かスパイダー能力が効かなくなり…。 




まずタイトルバックがかっこいいですね。
赤と黒を基調にした蜘の巣に登場人物のイラストが次々と登場。
このままイラストで見たい、とくにアノ人......
と思いきやいきなりどアップで登場。MJごとキルスティン・ダンスト。

いつも僕を見つめている。メリー・ジェーン...

カメラが引いていき、それが彼女主演の舞台の広告看板であることがわかります。
この絵を見たらつのだひろだって、めりー・じぇーん、おんまいまいんど〜♪とは歌わないでしょう(笑)

「主役は必然的にクローズアップが多くなるから、その人の人生が滲み出るような俳優じゃないと使えない」といったのは故伊丹十三 サンですが、この映画のヒロイン、キルスティン・ダンストのクローズ・アップは前作よりやたら多いです。

開始後15分ごろ、月明かりに照らされたMJ、ピーターに「何がいいたいの」とドアップ顔でせまります。
コワイですね、コワイですね、本当にコワイですね。
顎の下に懐中電灯置いていたのでしょう。

開始後1時間半ごろ、MJは

私を愛してるの?

とピーターに迫ります。コワイですね、コワイですね、本当にコワイですね。ピーターの返事は誰もが納得するものでしょう(笑)

それでも懲りずにMJは

キスして

と迫ってきます。まあ、この直後にいかにも漫画的なシチュエーションが起こるのですが、ピーターにとっては天の恵みだったといえるでしょう。



ヒロインを魅力的に撮るのをあきらめた分、特撮撮影は前作よりさらにパワー・アップしています。スパイダーマンとドック・オクとのビルの壁での格闘シーンは見応え満点ですし、何といってもあの電車を止める場面!数ある特撮技術映画の中でも屈指の名場面と言えるのではないでしょうか?



前作は9.11の影響で、再編集及び公開延期を強いられました。
乗客のリアクションなどはもろに9.11での光景を連想させます。
この乗客たちの優しさは、『ワールド・トレード・センター』よりも遥かに胸をうちます。9.11後混乱を極める中、事件を直接描かなくても人を信じる心はちゃんと表現できるのです。

特殊能力がきかなくなったピーターが高層ビルから飛び降りたら普通は死ぬだろうとか、婆さんが杖だけでビルの壁から落ちずに持ちこたえられるはずがないとか突込みどころはたくさんあるのですが、まあ、この映画でそれを言うのは野暮というものでしょう(笑)。

アメコミのシリーズものは、毎回悪役のほうが話題になったりするのですが、今回のドッグ・オフ役、アルフレッド・モリーナはあまり悪いヤツに見えない。ラスト、グリーン・ゴブリンの亡霊役として"悪人面"ウィレム・デフォーが登場すると妙に安心したりします。この2人を足して2で割ったくらいにブレンドするといっそう魅力的な悪役が生まれるような気がするのですが...。「バットマン」のジョーカー役、ジャック・ニコルソンはその点見事だったな〜。観客とは自分勝手なものですね(笑)



最初のほうでまだ、ドッグ・オフになる前のDr.オクタビアスがピーターに「女を口説くには詩を語れ」といいT.S. エリオットの詩の話題が出ます。
ちなみに「愛しすぎて/詩人の妻」(1994)という映画で主演のT.S.エリオット役を演じているのではウィレム・デフォー(ミス・キャストでしたが...)その妻ヴィヴィアンの母親役でメイおばさん役のローズマリー・ハリス(「愛しすぎて〜」の母親役でアカデミー賞助演女優賞ノミネート)も出演しています。そんなところをきっかけにして、このシチュエーションは生まれたのでしょうか?

物語の前半、ピーターはこれでもか、というくらいの不幸の連続です。
スパイダーマン業にいそしむばかり、ピザの宅配に遅れクビになるし。
約束していたMJの舞台を見に行けず、シカトされるし。
パーティでフリードリンクにすらありつけないし(笑)
前回の物語の肝はベンおじさんの「大いなる力は大いなる責任がともなう」というセリフでした。今回はメイおばさんの「誰の中にもヒーローはいる。だから正直に勇気をもって気高く生きられる。ときには毅然として夢のような、大事なものをあきらめなければならないこともある。」でしょうね。
この言葉はピーターにもそしてドッグ・オクにも身にしみて降りかかります。

スパイダーマンシリーズは全6作になるとか、20年続く予定だとかさまざまな噂が流れていますが、ピーターとMJの関係、ラスト、ハリーの目の前にグリーン・ゴブリンがおもむろに登場する...という物語展開を考えるとシリーズは次回作でいったん完結することを想定しているように思えるのですが...。こればかりは「スパイダーマン3」を見てみないとなんともいえませんね。
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2007.05.01 Tuesday | 00:19 | 映画 | comments(0) | trackbacks(1) |

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スパイダーマン2 <ネタバレあり>
スパイダーマン3が公開する前に観ておこうと前々から手元においてあったDVDをようやく観た(遅いっ!)アメリカ人はヒーローもんが大好きやなぁ〜と感じる作品。そしてワタクシもスパイダーマンは大好きです今回はクモvsタコですか と言っても4本足ですが...
(HAPPYMANIA 2007/05/03 9:51 PM)

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