映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
ゾンビ、スタートレック、ヒッチコック監督作、ドキュメンタリー映画のカテゴリーもあり。
映画300字レビュー、はじめました。
※コメントは承認制とさせていただいております

<< ディパーテッド | TOP | リトル・ミス・サンシャイン >>

アリ・G

アリ・G(2002 イギリス)

アリ・G原題   ALI G INDAHOUSE       
監督   マーク・マイロッド         
脚本   サシャ・バロン・コーエン
      ダン・メイザー      
撮影   アシュレイ・ロウ             
音楽   アダム・F         
出演   サシャ・バロン・コーエン  マイケル・ガンボン
      チャールズ・ダンス    
  
おバカ映画という言葉をよく耳にする。
厳密な定義などないでしょうけど強いていえば
「エロ・グロ丸出し。機知(ウイット)や芸よりもひたすら勢いで笑わせようとするコメディ映画」といったところでしょうか?
バカ映画ではなく、頭に「お」がつくのは馬鹿馬鹿しいけどどこかにくめない、...そんなニュアンスでしょうね。バカ映画といってしまったら、あまりにストレートで元も子もありませんけどね。

さて今回取り上げる『アリ・G
究極のおバカ映画といってもいいかもしれません。
何しろ笑いの方向はすべてエロ。女はクネクネした発情娘しか出てこない。
主演はサシャ・バロン・コーエン。新作映画『ボラット』は今年の11/3に全米公開され、わずか837館の公開にして3707館で公開されたアニメ「Flushed Away」を押しのけ全米興行収入N0.1になる大ヒット、数々の訴訟が起こるなど話題沸騰のコメディ。何はともあれ"時の人"です。

〜 物語 〜
ロンドン郊外、ステインズで暮らすアリG(サシャ・バロン・コーエン)は、町の"ウエストサイド"を行動範囲として、日々、レジャー・センターで子供相手にボーイスカウト・クラブを運営している。ある日、レジャー・センターが資金不足で閉鎖の危機に。センターを存続させるためにアリ・Gは立ち上がる。その様子を見ていた大蔵大臣兼副首相・カールトンは、アリGを議員に推薦する。それは、首相(マイケル・ガンボン)の失脚を企む大蔵大臣カールトン(チャールズ・ダンス)の陰謀だった。ところが、アリ・Gは若者の本音の代弁者として国民の熱烈な支持を受け、内閣支持率は急上昇。首相はアリ・Gを信頼しはじめる…。

ちなみにアリ・Gとはサシャ・バロン・コーエン主演のTV番組"Ali G Show"のキャラクターであり
リアルに生きろ(Keep It Real)」と「リスペクト」(英語の綴りを知らないという設定であり彼の車には「re5pect」と書いてあります)が口癖の自称ラッパー。今話題のボラットもその中のキャラクターのひとつ。この映画にもパーティ場面でちらっと出てきます。

アリ・Gはわが国(イギリス)に欠けてるものは?という質問に対し
「イケてるスケだよ。いるのはマズそうなのばっか。魅力的な亡命者を受け入れその他は送還」とか
ノーパン奨励策として下着に25%の課税」とか無茶苦茶なご回答。ブリ○ニーが喜ぶそうな政策ですね(爆)

内容的には完璧なおバカ映画なのですが、何故かそんな感じがしない。
理由はわかりません。<おいおい(笑)
サシャの目が笑ってないからか、もしくはイギリス映画だからか。下ネタのオンパレードに終始しているのに、何故か知性のよーなものを感じてしまいます。この映画見てそんなこと感じるのはワタクシだけでしょうか?サシャ・バロン・コーエンはケンブリッジ大学で歴史を学んだインテリのヒトらしいです。でも、それは映画鑑賞後に調べてわかったことですしね。

ところで話題沸騰の「ボラット」(原題:「Borat: Cultural Learnings of Americafor Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan」)ですが、ちょっと調べてみたら、内容、激ヤバであります。。

ボラットはアメリカ文化に疎いカザフスタン出身のレポーターで、女性差別主義者かつ反ユダヤ教主義者という設定。ブッシュの対テロ戦争(WAR on Terror)をテロによる戦争(war of terror)などと言い間違えたり、カザフスタンを近親相姦がはびこり、障害者を檻に閉じ込める国と表現し、「あなたの国(=アメリカ)では女性は奴隷ではないのですか?」と質問したり。
サシャ・バロン・コーエンにはユダヤ人の血が流れています。(母親はユダヤ人)
コーエンは自分の主張を、それと正反対な形の笑いで表現することによって伝えようとするタイプの人なのかもしれません。

公式サイトらしきものはあるようですが、はたして日本で公開されるのでしょうか?DVDスルーかもなあ(^^; 個人的には早く見たいので、それでもいいんですけど。
ただ、明らかに日本人受けしないタイプのブラック・ユーモアであるため観客の反応を確かめたい気がします。ジョン・ウォーターズ監督の『シリアル・ママ』を映画館で見たとき大笑いしていたのは僕だけでした...。イヤな予感(^^;でも、これ翻訳する人無茶苦茶大変だろーな。
人気blogランキングこの記事気に入りましたら左のバナーにクリックお願いします!

2006.12.23 Saturday | 02:24 | 映画 | comments(0) | trackbacks(2) |

スポンサーサイト


2019.09.05 Thursday | 02:24 | - | - | - |

コメント

コメントする









この記事のトラックバックURL

http://moviepad.jugem.jp/trackback/66

トラックバック

『アリ・G』
メインストリームで映画を作ってる人たちがやらない方法を採ることで、『アリ・G』は
(Albrecht's Alternativity@ココログ 2007/03/26 11:21 PM)
アリ・G(DVDにて鑑賞)
アリ・G (2002)  マーク・マイロッド監督 配給:UIP  もうだめぇ〜。カンペキに脳みそをヤラれてしまった☆   「ボラット〜」でハートというより脳みそをボラット菌におかされてしまったワタクシ。ちょっとしたボラ中(ボラット中毒)。そのコーフンも冷めや
(working title -annex- 2007/06/07 9:58 PM)

▲top