映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
ゾンビ、スタートレック、ヒッチコック監督作、ドキュメンタリー映画のカテゴリーもあり。
映画300字レビュー、はじめました。
※TB、コメントともに承認制とさせていただいております

<< アクト・オブ・キリング | TOP | ブルージャスミン >>

第86回(2013年)アカデミー賞

第86回(2013年)アカデミー賞

第86回(2013年)アカデミー賞作品賞「それでも夜は明ける」第86回アカデミー賞trivia
〜黒人監督作に初の作品賞なんだけど...〜

第86回アカデミー賞授賞式、当初、司会は昨年に引き続きセス・マクファーレンにオファーがいっていた。所詮アカデミーも視聴率さえ取れればいいんですね...。だが、セスは昨年、準備に4カ月かかったことがネックとなり辞退。2013年5月、自身のツイッターでそのことを報告した。その3カ月後、司会者はエレン・デジェネレスと発表された。エレンの司会者は第79回(2006年)に引き続き2回め。女性の再登板はウーピー・ゴールドバーグに続き2人めである。エレンの司会ぶりだが長年、TVショー『エレンの部屋』をつとめており、アカデミー賞だけでなくグラミー賞、エミー賞の司会経験まである彼女は余裕綽々。とくに気負いもなくそつなくこなした。ツイッターなどを駆使し観客を意識したアプローチが評判を呼ぶ一方、「セレブを傷つけるような発言はしない」という自ら公言したことをきちんと守ってしまったためか印象に残る台詞もなくこれではコメディアンが司会をする意味がないとの批判もよせられた。肝心の視聴者数は昨年より6%アップの4300万人。ゴールデングローブ賞の視聴者数は2210万人、グラミー賞1450万人と比較して"アカデミー賞授賞式"注目度の圧倒的高さを見せつける結果になった。



この授賞式で話題になったのは宅配ピザセルフィー(自分撮り)である。

 授賞式の途中で観客席にいるスターらにピザを配った。エレンがよく利用するピザ・チェーン「ビッグママズ&パパズ」にピザ20枚を注文。スターたちにピザを配ったのは30歳のピザ屋店員のオーナーEdgar Martirosyan氏。彼は何も知らないまま会場に出向き、授賞式に"出演"するはめになった。当初は俳優を使う計画だったがエレンが"本物のピザ屋店員じゃないとだめ"と主張したという。彼にしてみれば壮大なドッキリをかけられた気分だったでしょうね。

その後、彼が勤務するピザ屋は一日10万人以上が訪れる大盛況。Edgar青年はたちまち人気者になり、エレンのTVショーにゲストで招かれたりした。彼は「大ファンのジュリア・ロバーツにピザを配れてうれしい」と語っている。なお、お会計は約300ドル。その大半をハーヴェイ・ワインスタイン様とブラッド・ピット様がお支払いしたそうです。

Oscars

 また、エレンが客席に舞い込み、スターたちとセルフィー(自分撮り)した写真を自分のツイッター@TheEllenShowにあげた。写真に写った顔触れはエレンをはじめ、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ブラット・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパー、ジェレット・レト(顔半分)、ルピタ・ニョンゴとその兄or弟といった超豪華な顔ぶれ。このツイートはたちまち220万ものリツイートを呼び、2012年にオバマ大統領が再選された際の80万ツイートの記録を大きく上回る新記録となった。この日、ツイッターのサーバーが一時ダウンする現象が起こった。twitter社は原因を明らかにしていないがこれが原因だという見方が支配的。世界的広告会社パブリシス・グルーによると、この写真には8〜10億ドル(約800億円〜約1,000億円)の価値があるという。馬鹿くさ。

2014 アカデミー賞授賞式 自分撮り

ここでエレンが手にしていた携帯はサムソン社「ギャラクシー(Galaxy)」ブランドのスマートフォン。(写真を写したのはブラッドリー・クーパー)エレンは普段、apple社のiphoneを使用しており、米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、この携帯はプロダクト・プレイスメントとして彼女に手渡されたもの。授賞式リハーサル中、サムソン社幹部がエレンにスマートフォンの使い方を教えていたと報道された。これに対しサムソンは「エレンがアカデミー賞授賞式わが社の端末を使ってくれたことは喜ばしい。だが誰も予想していなかったこと」と述べている。だが、戦略であることは完全に否定してはいない。このようにリツイートなどによりネットユーザーに情報を拡散してもらう手法をバイラル・マーケティングという。これに味をしめて、サムソン社はオバマ大統領にも接触していたようだ。彼がネルソン・マンデラの追悼式で、イギリスのキャメロン首相、デンマークのシュミット首相と一緒に自撮りした写真やボストン・レッドソックス、デビッド・オーティス選手と一緒にとった写真はいずれもサムソン社のスマートフォンだったことが判明。ホワイトハウスが「大統領の写真を商用に利用するな」と抗議する騒ぎとなっている。

何はともあれ、アカデミー賞授賞式にすっかり欠かせないツールとなったツイッター。アカデミー賞関連のツイートは1120万件(ユニークユーザー280万)。昨年の2倍に増えた。アカデミー賞授賞式の視聴率アップの一番の原因はもしかするとこれ?アカデミー賞は観客もツイッターを通して参加するイベントに変化しつつあるのかもしれない。

 助演女優賞はジェニファー・ローレンス、ジュリア・ロバーツなどのスター女優を押しのけ、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴが受賞。ルピタは31歳、初の長篇映画出演でのオスカーとなった。ルピタはメキシコ生まれの31歳。父親はケニアの医療大臣をつとめたことがあり、その後ルピタが生まれてまもなくナイロビ大の教授となった。ケニアで育った彼女はハンプシャー大学で映画と演劇を専攻、卒業後は『ナイロビの蜂』、『その名にちなんで』などにスタッフとして参加。マーク・グレイ監督の短編映画『East River』、ケニアのTVシリーズに出演、2009年にドキュメンタリー映画『In My Genes』の監督・脚本・製作を手掛けた。その後、イェール大学の演技プログラムを受講し、修士号を得る前にこの役を得ている。名前を呼ばれ、壇上にあがったルピタは「私がこの喜びを得られたのは、他の人の痛みがあってこそだということは片時も忘れません。(彼女が演じた)パッツィや(『それでも夜は明ける』の主人公であり、原作本の著者である)ソロモンに感謝します。」自分をキャスティングしてくれたスティーヴ・マックィーン監督に謝辞をのべたあと、「どこの出身であっても夢はかなうのです」と締めくくった。ルピタは"(各授賞式で着る)ドレスを絶対に外さない"と称えられ、プラダ好きを公言、ミュウミュウやランコムの顔もつとめるなどファッション業界からも熱い注目を集めている。

何でライザ・ミネリとハグするの?後ろでブラピが待っているのに...


ちなみにこの助演女優賞。勢いにのっているジェニファー・ローレンスが昨年の主演女優賞に続いて受賞するのでは?という声も少なからずあった。だが、ジェニファー本人は"今年もらったら、アン・ハサウェイみたいに大バッシングされるわ"と受賞をおそれており、ルピタの名前が呼ばれたあと安堵のため息をもらしたと伝えられている。

これは茶番よ♪
ジェニファー・ローレンス、ルピタ・ニョンゴのオスカー像を奪おうとする

 助演男優賞は下馬評どおり『ダラス・バイヤーズクラブ』で心優しきトランスジェンダーを演じたジェレット・レトの手にわたった。レトは母親と兄シャノン(自身がボーカルをつとめるサーティー・セカンズ・トゥー・マーズのメンバー)に感謝したあと、不安定な政情に揺れるウクライナ、ベネズエラの人々に向け「夢を見るのが難しい状況にあっても諦めないでください。」その後、「エイズで命を失った3600万人の人たち、あなたが誰であるか、誰を愛しているかで、いわれのない不当な扱いをうけているみなさん、僕はあなたたちと共に世界中の人たちの前にこうして立っているのです」と語り、ベストスピーチと称賛された。なお、ロシアでは授賞式は生中継でなかったため、このスピーチはカットされている。



 主演女優賞は、全米俳優組合賞や英国アカデミー賞ほか前哨戦で圧倒的強さをみせたケイト・ブランシェットが大本命。ところが、出演作『ブルー・ジャスミン』の監督ウディ・アレンがミア・ファローと生活していたころの養女ディラン・ファローが7歳のときアレンから性的虐待をうけたと綴った公開状がNYTimes.comで掲載され、かつてのスキャンダルが再燃。ディランはブランシェットが受賞することで、アレンの評価がまたあげることが我慢できなかったらしい。ケイトの受賞に影響が出るのでは?と懸念されていたが問題なし。そりゃそうでしょ、ブランシェット関係ないし。名前を呼ばれステージにあがったブランシェットは一緒にノミネートされていた候補者に触れたあと、「私がここにいるのはウディ・アレンの素晴らしい脚本があったからです。この映画は私のキャリアの集大成。シドニー・シアター・カンパニーにも感謝します。ここでの6年間は私をより良い女優にしてくれました」とスピーチした。シドニー・シアター・カンパニーはオーストラリアの名門劇団で、夫で脚本家のアンドリュー・アプトンとともに2009年、共同芸術監督に任命されていた。そのため、ブランシェットは映画のキャリアをしばらく停止、2014年からアンドリューが単独で監督をつとめることになったため銀幕に復帰した。なお、ブランシェットがスピーチの途中でなぜかジュリア・ロバーツの名前を出し、"ジュリア、#(ハッシュタグ)suck it、意味わかるでしょう?"と第3者には意味不明かつお下品な?ことを言い、客席にいたジュリアが大ウケしていた場面がありました。ハッシュタグとは言うまでもなくツイッターのタグのことでしょうが...。どうもブランシェットは発表直前までジュリアと2人、会場の外にもうけられているバーで飲み明かしており、主演女優賞の発表が近づいたためあわてて客席に戻ったらしい。ブランシェットのスピーチを観て、何か変だなと思ったのですがひょっとして酔っ払ってた?マライヤ・キャリーみたいなことすんじゃねえよ!(爆)



ケイト・ブランシェットの受賞により、ウディ・アレンはアカデミー賞において70年代、80年代、90年代、00年代、10年代と5世代にわたって受賞者を出したはじめての監督となった。

 主演男優賞、批評家賞では『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーが一歩リードしていたが、ゴールデン・グローブ賞、全米俳優組合賞、放送映画批評家協会賞といった重要賞をマシュー・マコノヒーが続けて制したことでマコノヒーが本命に躍り出た。ウィナーとして名前が呼ばれたのはやはりマコノヒー。まず、ジャン=マルク・ヴァレ監督と共演のジャレッド、ジェニファー・ガーナーに謝辞をのべ、自分には尊敬するもの、期待するもの、追いかけるものが必要とのべたあと、神や家族に感謝した。そして追いかけるもの、つまり自分にとってのヒーローは10年後の自分と語ったあと、彼の口癖である「オーライ、オーライ、オーライ」を披露してステージを去った。



マシュー・マコノヒーは『評決のとき』(1996)で主演に抜擢されて一躍注目をあび、『アミスタッド』、『コンタクト』と話題作に連続出演しスターダムをかけのぼった。だが、1999年、自宅において全裸でボンゴをたたきながらマリファナを吸い大騒ぎして逮捕されイメージダウン。その後、脱ぐの大好き、お気楽男キャラが定着し、プライベートでの彼の上半身裸写真がパパラッチされまくったりした。出演作もラブコメやアクション映画が中心になり、映画賞には無縁。私生活でもアシュレイ・ジャッドやサンドラ・ブロック、ペネロペ・クルスと浮名を流し続けシリアスとは縁遠いイメージが出来上がっていた。2007年にブラジル人モデルと結婚、2人の子供が生まれたことをきっかけにマシューはキャリアチェンジをはかり、出演作を選ぶようになった。オファーを断り続けたため1年半から2年近く仕事がなかったという。だが2011年からその成果が表れ始めた。『リンカーン弁護士』、『キラー・スナイパー』、『バーニー/みんなが愛した殺人者』、『ペーパーボーイ 真夏の引力』、『マジック・マイク』、『MUD -マッド-』と出演作の演技がすべて好評、2012年ニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞を受賞、『マジック・マイク』ではアカデミー賞助演男優賞ノミネートの下馬評にのぼるまでになった。そして今年、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ではちょい役ながら共演のレオナルド・ディカプリオをかすませてしまう怪演をみせ、『ダラス・バイヤーズクラブ』で見事受賞をはたした。実在のエイズ患者というアカデミー賞好みの役柄だったため、うまく演じればオスカーだ、という声が1年以上前から囁かれており、マシューはその期待にばっちり応えた形となった。主演男優賞はスター俳優に厳しい部門で、トム・クルーズ、ブラッド・ピット、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ウィル・スミス...今活躍中のスター男優のほとんどが授賞にいたっていない。まさかマシューに先を越されるなんて...彼等は内心、途方にくれていたかもしれない。

 アカデミー賞歌曲賞はしばらくノミネート曲数が流動的だったが前回から規約が改正され5曲固定でノミネートされることになった。今回も5曲ノミネートが発表されたが、その中の1曲が『Alone Yet Not Alone』から、映画と同名の"Alone Yet Not Alone"。歌唱は作家、画家ジョニ・エリクソン・タダ。「Joni and Friends」運営の四肢まひ障害者でもある。作曲はブルース・ブロートンとデニス・スピーゲル。ブルース・ブロートンは第58回(1985年)『シルバラード』で作曲賞にノミネート経験がある。映画『Alone Yet Not Alone』は、アメリカ先住民にさらわれた後も、キリスト教への信仰をやめなかったドイツ人アメリカ移住者の女の子2人の実話をもとにした作品。宗教色が強く、全米11館で公開され、興行成績は約10万ドル。Alone Yet Not Alone (2013) boxofficemojo 作品の認知度は低く、Rotten tomatoesにレビューが一件も掲載されていない有様だったため、ノミネート発表時にはサプライズをとおりこして物議を醸していた。Alone Yet Not Alone (2013) - rottentomatoes

作曲者のひとりブルース・ブロートン氏は米映画芸術科学協会音楽部門の元理事であり、現在はアカデミー賞音楽部門の実行委員をつとめている。アカデミー賞音楽部門は歌曲賞、作曲賞の投票を行う総勢240人からなる部門。ブロートン氏は"自分の楽曲に注目して欲しい"と他の239人にメールを送っていた(少なくても70人以上という報道もあり)。"前理事、そして現・音楽部門の実行委員という立場にある人が、自分の作品を宣伝することは適切な行動ではなく、有利な条件を不当に得ていたといわざるをえない"として、映画芸術科学アカデミー(A.M.P.A.S.)は2月末、規定違反により"Alone Yet Not Alone"のノミネートを取り消すと発表した。ブロートン氏は「小さな独立系映画会社製作の信仰がテーマの映画だったので、この曲は見落とされてしまうと思った。小さな草の根運動を行っただけだ」と語り、大きなショックを受けていたという。結果として、この年の歌曲賞は残り4曲で争われ、下馬評どおり“Let It Go”(アナと雪の女王)が受賞した。




 アカデミー賞において投票権をもつ会員に対し、スクリーナー(試写用DVD)を配布するのが慣例。(iTunesに移行しつつある傾向もあるらしいが...) だが映画芸術科学アカデミーは「候補作は映画館で見るように」とのポリシーのもと、表向きそれを認めず会員の郵送用住所を聞かれても拒否。そのため映画配給会社では、コンサルトを雇って会員の住所を調べるという苦労を強いられてきた。

特に問題となっていたのは短編3部門と長篇ドキュメンタリー、外国語映画賞。
・短編実写映画賞、短編アニメ賞、短編ドキュメンタリー賞においては、特別試写会に出席したメンバーだけがその場で投票できる
・長篇ドキュメンタリー映画賞、外国語映画賞はいつどこで候補作を観たか証明しないと投票できない

アカデミー賞において受賞作は会員全員が投票資格をもつが、上記5部門についてはこのルールのため限られた会員だけしか投票できなかったのが実情であった。今年からそのルールが改正、映画芸術科学アカデミーが短編実写映画賞、短編アニメ賞、短編ドキュメンタリー賞、外国語映画賞・長編ドキュメンタリー映画賞の5部門については会員全員に試写用DVDを配布することになった。これにより特別試写会や映画館に出向く暇がない会員も投票できる、つまり投票者が増えるということですね。とはいっても、長篇ドキュメンタリー映画賞では、批評家賞圧勝の『アクト・オブ・キリング』を差し置いて『バックコーラスの歌姫たち』が受賞するなど過激な内容を嫌うアカデミー賞の保守性は健在。投票者が増えてもその"傾向"はそう簡単には変わらないようで...。

ダーレン・ラヴ歌う!ダーレンが歌い終わった後、無愛想なビル・マーレイが真っ先に立ちあがって拍手している...。


 長篇アニメ賞、日本から宮崎駿監督の『風立ちぬ』がノミネート。宮崎作品の候補入りは『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』に続いて3回目。『千の〜』では受賞もはたしているが、今回は大ヒット作『アナと雪の女王』の前に破れた。『アナ〜』は何と(ピクサー以外の)ディズニーアニメ初の長篇映画受賞。一方のピクサーは大ヒット作『モンスターズ・ユニバーシティ』がノミネート漏れ。昨年は受賞をはたしたものの、一昨年の『カーズ2』候補漏れあたりから囁かれてたピクサー神話崩壊を改めて印象づけてしまった。『アナと雪の女王』において監督はクリス・バックジェニファー・リー。ジェニファーは『シュガー・ラッシュ』の脚本でその力量が認められ、今回も脚本家として作品に携わっていたが途中から監督のひとりに昇格。ディズニー初の女性監督として話題となった。(ウォルト・ディズニーは女性差別主義者で有名だったが...)



『アナと雪の女王』はディズニーアニメ初のダブルヒロインとしても話題を呼んだ。でも...それゆえにディズニー初の同性愛映画では?との声もあがっている。根拠としては物語のラストの"本当の愛"が男女間のものでなく姉妹愛であったこと、孤独な女王エルサは全く男性に興味がなさそう、アナも、山男クリストフを結局袖にした、そして主題歌の"Let It Go"の、ありのままの自分を受け止めるという歌詞が同性愛をカミングアウトする意味ではとみなされたことなど...。映像や音楽の魅力もさることながら、あのディズニーが男女愛を称えるこれまでの鉄壁パターンを破り、裏読みできるような物語を作ったのがこの映画の大ヒット&高評価の理由だろう。なお短編アニメ賞にも日本から森田修平監督の『九十九』がノミネートされていたが受賞を逃している。

 本年のアカデミー賞、主要6部門はすべて下馬評どおり、ノーサプライズだった。演技賞では全米俳優組合賞、そしてインディペンデント・スピリット賞とも完全一致。アカデミー賞とインディペンデント・スピリット賞の結果が完全に一致したのは初めて。

作品賞、監督賞も作品賞は『それでも夜は明ける』監督賞は『ゼロ・グラビティ』と結果がわかれると予想されており実際、そのとおりとなった。
監督賞は昨年のアン・りーに引き続き、3D映像を巧みにあやつった監督が受賞!『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロンです。キュアロンはスタッフに感謝したあと、ほぼ一人芝居だったサンドラ・ブロックに対し、「この作品の魂であり、心だ。最高のコラボレーターであり、これまで出会った中でも最高の人だ」と最大限の賛辞を贈った。



そのサンドラさん、主演女優賞ノミネートは受けていたものの、第82回(2009年)のときと違って受賞はないとみられていたためか?いじられることもメリル・ストリープとじゃれ合うことも(笑)なかった。ジュリア・ロバーツ、アンジェリーナ・ジョリー、ジェニファー・ローレンスなどのスター女優が勢ぞろいしていたため気をつかった?それとも客席に元彼マシュー・マコノヒーがいたためサンドラ本人が目立つのを嫌がった?でも存在感はばっちりでした。なにせ『ゼロ・グラビティ』は7部門受賞しているのです。『ゼロ〜』が何かしら受賞するたびに、微笑むサンドラの表情をカメラがばっちり捕らえていました。その表情は本当に美しい。佇まいで見せる。サンドラは別の意味で大女優の風格を醸しだしてきましたね。

2014oscar サンドラ12014oscar サンドラ2 2014oscar サンドラ3

『ゼロ・グラビティ』の受賞に対し、NASAはオフィシャルサイトにて「NASAは第86回アカデミー賞授賞式でオスカーを受賞した映画『ゼロ・グラビティ』を生み出すことに関わった全ての人々、特に監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロン監督を祝福します」という声明文を発表。祝福の動画もアップされ、その中には若田光一氏の姿も!NASA and JAXA ISS Astronauts Congratulate 'Gravity' on Academy Awards

ところで、キュアロンはしっかり編集賞も受け取っているんですが..."Gravity" winning the OscarR for Film Editing
ご存じのとおりアメリカでは監督が編集を兼ねるのは組合で禁止されている。そのためコーエン兄弟は偽名を使って自ら編集をしているのはよく知られた話。ひとりじゃなきゃいいのかな?

 作品賞は『それでも夜は明ける』が前哨戦で一歩リード。全米製作者組合賞で『ゼロ・グラビティ』が『それでも〜』と同時受賞をはたしたことからひょっとすると『ゼロ〜』逆転受賞の目もあるか?という状況だった。黒人映画 VS SF...これまで作品賞はとれないと見なされていたジャンル同士の一騎打ちが注目を集めていた。プレゼンターは前日『アフター・アース』でラジー賞最悪助演男優賞をとったばかりのウィル・スミス。これでどちらが受賞するかもうわかったようなものです。はい、受賞は『それでも夜は明ける』。授賞対象であるプロデューサーのひとりがブラッド・ピット。ブラピがオスカー像を手にするのはこれがはじめて。個人的に"彼がオスカーをとるなら俳優としてよりプロデューサーとしての受賞のほうが先だろう"とずっと思っていましたが見事的中しました(笑)。プロデューサーとしては第84回(2011年)の『マネー・ボール』に続き2度めのノミネート。ただし、実はブラッド・ピット、第79回(2006年)作品賞『ディパーテッド』でもプロデューサーのひとりとして名を連ねており、プロデュース作が作品賞を受賞したのは初めてではない。『ディパーテッド』のときは受賞人数制限のせいで(原則3人まで)彼は受賞対象から外されていたのです。

『それでも夜は明ける』の企画はスティーヴ・マックィーン監督のデビュー作『HUNGER/ハンガー』を観たブラッドの製作会社(Plan B Entertainment)が彼とコンタクトをとり、スティーヴが奴隷制度についての映画を作りたいとアイデアを出したことから始まった。ただし実現までの道のりは平易ではなくブラピは映画スタジオをかけづり回ったという。スティーヴが受賞スピーチでブラピに対し「あなたがいなければこの映画は実現しなかった」と語ったのはこういういきさつである。ブラピはオスカー像を握りしめると一番最初にマイクに向かい「ソロモンの物語に関わることができて光栄」とシンプルに挨拶した。(「それでも夜は明ける」俳優としてのブラピはラジー賞ものでしたけどね)

ボク、何か浮いてない?気のせいだよね...。
ブラッド・ピット 2014

その後、スティーヴ・マックイーン監督がプロデューサーのひとりとしてマイクを持ち、家族やスタッフ、キャスト、ブラピに感謝した後、「全ての人には生き残るだけでなく生きる権利がある。これがソロモン・ノーサップが残した最も大切な遺言です。この賞を奴隷制度に耐えた全ての人々、今もなお奴隷制に耐えている2100万人に捧げたい。」とスピーチした。ソロモン・ノーサップとは『それでも夜が明ける』の主人公の名前。アカデミー賞受賞をきっかけに1853年1月20日づけのニューヨーク・タイムズ紙が彼の名前の綴りを「ノーサップ(Northup)」であるのに、見出しなどの2箇所で「Northrop」「Northrup」と誤植していたことが判明。161年前の記事が訂正された。

壇上にあがっている人、黒人少ないなあ...。


アカデミー賞において黒人監督がてがけた映画が作品賞を受賞したのは史上初。
作品賞に『それでも夜は明ける』、監督賞に『ゼロ・グラビティ』と結果が分かれた点についてロサンゼルス・タイムズは"夢をみる人には2パターンある。今まで見たことがない映像をつくりたいという人、そして重要な題材について考えさせたいと思う人、今回はその両者とも夢をかなえた。理想は一本の作品の中でその両方が含まれていることだ"と論評した。Oscars 2014: It all came down to '12 Years a Slave' and 'Gravity'




さて、ここまでが第86回(2013年)アカデミー賞の概要でございます。
ここから先は恒例の?個人的いちゃもんコーナー。
そーゆーの読みたくない!人は飛ばしてもらって結構です。

 本年度の映画賞レース、いわゆる前哨戦の段階からずっと違和感をおぼえてきた。前述のとおり、今回、黒人監督映画に初の作品賞が贈られた。エポック・メイキングである。にもかかわらず、黒人グループからの盛り上がりが前哨戦も、そしてアカデミー賞受賞後もほとんど感じられないからである。サミュエル・L・ジャクソンがその疑問に応えてくれそうなことを述べている。サミュエルは"『それでも夜は明ける』の成功は嬉しいし、多くの人がアメリカにおける黒人の歴史を知ることはいいことだ"と前置きしたうえで、"所詮イギリス人の監督が撮った映画。もしアフリカ系アメリカ人の監督があの作品を監督したいといっても映画スタジオはOKしないよ。"より安全な"作品にするため英国人に撮らせたんだ。そもそもアフリカ系アメリカ人ならオファーを断るだろう。あの時代は今でもつらい記憶なんだ。”監督のスティーヴ・マックィーンが英国人でありアフリカ系アメリカ人ではないことが理由だったんですね。 That Hollywood Still Isn't Ready To Deal w/ Racism

本年は黒人監督映画のあたり年。『それでも夜は明ける』以外にも『大統領の執事の涙』、『フルートベール駅で』が下馬評にあげられていた。

『大統領の執事の涙』は米大統領7代にわたって仕えたホワイトハウスの黒人執事ユージン・アレンを描いた作品。監督は『プレシャス』のリー・ダニエルズ。批評も概ね好評だったが、"結局のところ、オバマ政権礼賛映画"、"いかにもアカデミー賞狙い"、"黒人版フォレスト・ガンプみたい"、"執事の息子が過激な公民権運動に身を投じた事実はない"との批判もあり『プレシャス』ほどの評価は得られなかった。ただし興行的には大成功。北米週末興行成績で3週連続No.1、興行収入も1億ドルを突破している。興行的成功をうけて作品賞にノミネートされた『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』にくらべてクオリティ面では明らかに上回っている。にもかかわらずアカデミー賞では完全無視、助演女優賞ノミネートが有力視されていたオプラ・ウィンフリーですら落選した。

フルートベール駅で』は、2009年元旦、22歳の黒人青年オスカー・グラントが無抵抗にも関わらず、白人警官に銃殺された実話を描いた作品。全米に大きな衝撃を与えた事件である。第29回サンダンス映画祭作品賞、観客賞W受賞をはたしている。

サンダンス映画祭は新人監督の登竜門であり、本来アカデミー賞とは対極の位置にあるのだが、作品賞受賞作がここ5年で4本がアカデミー賞主要部門にノミネートをなしとげ、オスカーの行方を占ううえで無視できない存在となっている。

2008年 『フローズン・リバー』(コートニー・ハント監督)主演女優賞、脚本賞ノミネート
2009年 『プレシャス』(リー・ダニエルズ監督)助演女優賞、脚色賞受賞。作品、監督、主演女優、編集賞ノミネート
2010年 『ウィンターズ・ボーン』(デブラ・グラニク監督)作品、主演女優、助演男優、脚色賞ノミネート
2012年 『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜 』(ベン・ザイトリン監督)作品、監督、主演女優賞、脚色賞ノミネート

上記作品関係者のその後の躍進もすさまじい。『フローズン・リバー』の主演女優メリッサ・レオは2年後『ザ・ファイター』で助演女優賞を獲得、『ウィンターズ・ボーン』の主演女優ジェニファー・ローレンスも昨年主演女優賞受賞、メガヒット『ハンガー・ゲーム』シリーズの主演もつとめ、今では押しも押されぬトップ女優。『プレシャス』のリー・ダニエルズについては前述のとおり。『ハッシュパピー バスタブ島の少女』も昨年、強豪ライバルをさしおいてベン・ザイトリンが監督賞にノミネートされたのがサプライズとされた。主演女優クヮヴェンジャネ・ウォレスは『それでも夜は明ける』にも出演している。

カンヌ国際映画祭など、他の映画祭をにぎわした作品をアカデミー賞はやや冷遇することで知られている。だがサンダンス映画祭は自国アメリカの映画祭。肩入れしたくもなるのだろう。『フルートベール駅で』は上記4作とくらべて、勝るとも劣らない出来。作品テーマの重要性については明らかに上回るといってよい。にも関わらず、アカデミー賞、今回のサンダンス映画祭受賞作は完全無視。やや奇異に思える。サミュエル・L・ジャクソンは「過去の奴隷解放を描いた『それでも夜は明ける』より、今でも理不尽に黒人が殺されている事実をついた『フルートベール駅で』の方がずっと勇気のある作品なのに」と嘆く。ただし『フルートベール駅で』落選の理由は容易に想像がつく。ハリウッドの白人たちは、本作をアカデミー賞にノミネートすることにより、フォローの余地がない白人の人種差別殺人を世界中に知らしめたくなかったのだろう。

映画は観てナンボ。『それでも夜は明ける』を観ればこんなうやむやな気持ちも吹っ飛ぶかと思いきや...正直言って首をかしげた。演出はやや過剰で、あの長回し場面を含め少しわざとらしさを感じた。かつこの作品で結局一番言いたいのは何かがよくわからなかった。奴隷制度の残虐性をひたすら描きたかったのか?何かの間違いで12年もの間奴隷にされた男が結果として家族まで失ってしまう不幸きわまる男を描きたかったのか?彼は自由黒人。一生奴隷生活を余儀なくされた人たちに比べたら、それでも恵まれている部類に入る。しかも彼は白人に救い出されたのだ。一番描きたかった、あるいは映画スタジオが描かせたかったのはもしかしてこれ!?サミュエル・L・ジャクソンが"『それでも夜は明ける』はアメリカの映画界が未だに奴隷制度や人種差別に真剣に向き合おうとしない、わかりやすい例"とのべた。最初それを読んだときは???だったが、作品をみて納得。

ソロモン・ノーサップは自由黒人。恵まれた立場の黒人だった。もし彼の物語を通して奴隷制度や人種差別の理不尽さを描こうとするなら、彼のその後 ー 著書を出版し、裁判を起こしまくるが白人だらけの裁判員に相手にされず、結局、謎の死をとげる ー ここまでをちゃんと映像で描くべき。白人に救い出されたところで終わるって何よこれ?"何かの間違いで"12年もの奴隷生活を強いられ、家族も失った男の話 − これだけで十分奴隷制度の不当さを訴えられると考えたのかしれないが、"何かの間違いでなく"奴隷生活を強いられた人をじっくり描かなければ、本当の奴隷制度は描けないのでは?その役割を演じた"脇役"ルピタ・ニョンゴにオスカーを与えることでOKという認識なのか?『それでも夜は明ける』は作品賞受賞にもかかわらず、他の受賞は助演女優賞、脚色賞の2部門に留まっている。残念ながらこの2部門はミスチョイスだ。

好みの問題と言われればそれまでなのだが『大統領の執事の涙』、『フルートベール駅』ともに『それでも夜が明ける』より内容、演出ともに優れていると感じた。『フルートベール駅』は言うまでもない。『大統領の執事の涙』も前述したような難点はあるが、抑制のきいた演出と俳優たちの素晴らしい演技、そして"執事のように白人の信頼を勝ち得ようとする努力と公民権運動、一見相反する2方面の努力が積み重なり合った結果、アメリカは黒人大統領が誕生するまでになった"という、明確なメッセージが読みとれるのが良い。なのに何故『それでも夜が明ける』だけが持ち上げられた?『大統領の執事の涙』はオバマ政権誕生、『フルートベール駅』はわずか5年前の人種差別殺人、現在につながるテーマを含んでいるのに対し、『それでも夜が明ける』は過去の奴隷制度の話、白人が救い出してやった...白人にとって逃げ道をご丁寧に準備してあるのだ。

大豊作だった前年に比べ、本年はやや不作の年。困ったことに黒人監督の有力作が3つもある。全部無視するのはヤバイ。じゃあ、表向きは一番過激だけど実のところ一番安全な『それでも夜は明ける』にでも作品賞あげとくか!これでアカデミー賞もリベラルなイメージを打ち出せるだろう!そんな思惑を感じざるをえなかった。作品賞ノミネートの中で個人的に一番良いと思ったのは『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』だが、作品賞をとるには題材が地味すぎる。『それでも夜が明ける』が受賞するくらいなら『ゼロ・グラビティ』がとったほうがずっとよかった

黒人監督映画に初の作品賞。本来ならアカデミー賞の歴史に深く刻むべき年だ。
しかし、授賞発表後の今となってもそんな空気は漂っていない。
後世の映画史研究家もエポック・メイキングな年とはおそらく看做さないだろう。
人気blogランキングこの記事が参考になりましたら左のバナーにクリックお願いします!


第86回(2013年)アカデミー賞ノミネート一覧

※ ★マークは受賞作品。リンクは当サイト記事もしくはamazon

作品賞
 「それでも夜は明ける
   「アメリカン・ハッスル
   「キャプテン・フィリップス
   「ダラス・バイヤーズクラブ
   「ゼロ・グラビティ
   「her/世界でひとつの彼女
   「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
   「あなたを抱きしめる日まで
   「ウルフ・オブ・ウォールストリート

主演男優賞
  マシュー・マコノヒー 「ダラス・バイヤーズクラブ」
    クリスチャン・ベイル 「アメリカン・ハッスル」
    ブルース・ダーン 「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
    レオナルド・ディカプリオ 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
    キウェテル・イジョフォー 「それでも夜は明ける」

主演女優賞
  ケイト・ブランシェット 「ブルージャスミン
    エイミー・アダムス 「アメリカン・ハッスル」
    サンドラ・ブロック 「ゼロ・グラビティ」
    ジュディ・デンチ 「あなたを抱きしめる日まで」
    メリル・ストリープ 「8月の家族たち

助演男優賞
   ジャレッド・レト 「ダラス・バイヤーズクラブ」
    バーカッド・アブディ 「キャプテン・フィリップス」
    ブラッドリー・クーパー 「アメリカン・ハッスル」
    マイケル・ファスベンダー 「それでも夜は明ける」
    ジョナ・ヒル 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

助演女優賞
  ルピタ・ニョンゴ 「それでも夜は明ける」
    サリー・ホーキンス 「ブルージャスミン」
    ジェニファー・ローレンス 「アメリカン・ハッスル」
    ジュリア・ロバーツ 「8月の家族たち」
    ジューン・スキッブ 「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」

監督賞
  アルフォンソ・キュアロン 「ゼロ・グラビティ」
    デヴィッド・O・ラッセル 「アメリカン・ハッスル」
    アレクサンダー・ペイン 「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
    スティーヴ・マックィーン 「それでも夜は明ける」
    マーティン・スコセッシ 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

オリジナル脚本賞
  「her/世界でひとつの彼女」
    「アメリカン・ハッスル」
    「ブルージャスミン」
    「ダラス・バイヤーズクラブ」
    「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」

Spike Jonze winning Best Original Screenplay for "Her"

脚色賞
  「それでも夜は明ける」
    「ビフォア・ミッドナイト
    「キャプテン・フィリップス」
    「あなたを抱きしめる日ま」
    「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

John Ridley winning Best Adapted Screenplay for "12 Years a Slave"

撮影賞
  「ゼロ・グラビティ」
    「グランド・マスター
    「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
    「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
    「プリズナーズ

"Gravity" winning Best Cinematography

美術賞
  「華麗なるギャツビー
    「アメリカン・ハッスル」
    「ゼロ・グラビティ」
    「her/世界でひとつの彼女」
    「それでも夜は明ける」

"The Great Gatsby" winning the OscarR for Production Design

音響賞(録音賞)
  「ゼロ・グラビティ」
    「キャプテン・フィリップス」
    「ホビット 竜に奪われた王国
    「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
    「ローン・サバイバー

"Gravity" winning the OscarR for Sound Mixing

編集賞
  「ゼロ・グラビティ」
    「アメリカン・ハッスル」
    「キャプテン・フィリップス」
    「ダラス・バイヤーズクラブ」
    「それでも夜は明ける」

作曲賞
  「ゼロ・グラビティ」
    「やさしい本泥棒」
    「her/世界でひとつの彼女」
    「あなたを抱きしめる日まで」
    「ウォルト・ディズニーの約束

Steven Price winning Best Original Score for "Gravity"

歌曲賞
  “Let It Go”(アナと雪の女王
    “Happy”(怪盗グルーのミニオン危機一発
    “The Moon Song”(her/世界でひとつの彼女)
    “Ordinary Love”(マンデラ 自由への長い道

"Let It Go" from "Frozen" winning Best Original Song

衣装デザイン賞
  「華麗なるギャツビー」
    「アメリカン・ハッスル」
    「グランド・マスター」
    「The Invisible Woman」
    「それでも夜は明ける」

"The Great Gatsby" winning the OscarR for Costume Design

メイクアップ&ヘアスタイリング賞
  「ダラス・バイヤーズクラブ」
    「ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中
    「ローン・レンジャー」

"Dallas Buyers Club" winning the OscarR for Makeup and Hairstyling

視覚効果賞
  「ゼロ・グラビティ」
    「ホビット 竜に奪われた王国」
    「アイアンマン3
    「ローン・レンジャー」
    「スター・トレック イントゥ・ダークネス」

"Gravity" winning the OscarR for Visual Effects


音響編集賞
  「ゼロ・グラビティ」
    「オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜」
    「キャプテン・フィリップス」
    「ホビット 竜に奪われた王国」
    「ローン・サバイバー」

"Gravity" winning the OscarR for Sound Editing

短編賞
<アニメ>
  「Mr. Hublot」
    「Feral」
    「ミッキーのミニー救出大作戦」
    「九十九」
    「Room on the Broom」

"Mr. Hublot" winning Best Animated Short Film

<実写>
  「Helium」
    「Aquel No Era Yo (That Wasn't Me)」
    「全てを失う前に」
    「Pitaako Mun Kaikki Hoitaa? (Do I Have to Take Care of Everything?)」
    「The Voorman Problem」

"Helium" winning Best Live Action Short

ドキュメンタリー映画賞
<短編>
  「The Lady in Number 6: Music Saved My Life」
    「CaveDigger」
    「Facing Fear」
    「Karama Has No Walls」
    「Prison Terminal: The Last Days of Private Jack Hall」

"The Lady in Number 6: Music Saved My Life" winning Best Documentary Short

<長編>
  「バックコーラスの歌姫たち」
    「アクト・オブ・キリング」
    「キューティー&ボクサー
    「Dirty Wars」
    「The Square」

外国語映画賞
  「グレート・ビューティー 追憶のローマ」(イタリア)
    「オーバー・ザ・ブルースカイ」(ベルギー)
    「偽りなき者」(デンマーク)
    「消えた画(え) クメール・ルージュの真実」(カンボジア)
    「オマール、最後の選択」(パレスチナ)

"The Great Beauty" winning the OscarR for Foreign Language Film

長編アニメ賞
  「アナと雪の女王」
    「クルードさんちのはじめての冒険
    「怪盗グルーのミニオン危機一発」
    「アーネストとセレスティーヌ」
    「風立ちぬ」

ジーン・ハーショルト友愛賞
アンジェリーナ・ジョリー

名誉賞
スティーヴ・マーティン
アンジェラ・ランズベリー
ピエロ・トージ
2014.04.22 Tuesday | 20:08 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

スポンサーサイト


2017.04.26 Wednesday | 20:08 | - | - | - |

コメント

コメントする









▲top