映画のメモ帳+α

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山鷲

山鷲(1926 イギリス/ドイツ)

山鷲原題   The Mountain Eagle
監督   アルフレッド・ヒッチコック
脚本   エリオット・スタナード
撮影   バロン・ヴェンティミグリア
出演   バーナード・ゲーツケ ニタ・ナルディ
      マルコム・キーン ジョン F.ハミルトン

(日本劇場未公開)

アルフレッド・ヒッチコック監督の長篇第2作『山鷲(The Mountain Eagle)』は1927年5月23日、英国で公開された。だが、プリントが現存しないため、ヒッチコック作品唯一の"幻の映画"と呼ばれ、写真もフランソワ・トリュフォーによるインタヴュー集『ヒッチコック 映画術』に残っている6枚しか現存していないと考えられている。2012年にスチール写真が何枚か出てきているが、何せ映画で確認ができないので、それが映画の中の写真なのかオフショットなのかよくわからない。まあ、劇場公開時以外でこの映画を観た人はいないのでは?公開から90年近くたった今、世界中で『山鷲』を観たことのある人はほぼ皆無ということになります。

観ることができないので物語紹介は「ヒッチコックを読む―やっぱりサスペンスの神様! 」から引用させてもらうことにします。※ ()内の俳優名のみ筆者追記。

物語
ケンタッキーの小村にある小学校の女教師ビアトリス(ニタ・ナルディ)は、村で顔利きの商人ベディグリュウ(バーナード・ゲーツケ)に言い寄られた。だが、ビアトリスがひじ鉄をくわせたので、腹を立てたベディグリュウは、彼女が息子エドワード(ジョン F.ハミルトン)を誘惑していると言いふらした。そこでビアトリスは山中に逃げ込むが、人々から"神の怖れ"と呼ばれる隠者のような若者ジョン(マルコム・キーン)に合い、恋するようになる。二人は村を出て正式に結婚したが、それを嫉妬したベディグリュウが行方不明になった息子エドワードはジョンに殺されたのだと言いふらしたため、ジョンは有罪となって刑務所に入れられた。1年後、脱獄に成功したジョンはビアトリスと息子を連れて山中に逃げ込む。追っ手に捕らわれそうになったときエドワードが帰宅し、事件は解決した

↓残っている写真を集めた動画です。


これで映画を観た気分に...全然ならないですね(爆)。それに物語だけ読んでみてもラストのオチはご都合主義。これ、ドラマと言える?ヒッチコック自身、トリュフォーとのインタビューで「最低の映画だ」とばっさり。トリュフォーが"映画のシナリオを今持っているんですよ。こういう物語ですよね!"とけしかけても、「残念ながら、そうらしいな」とそっけない。よっぽど嫌いなんでしょうね。その理由というのが、"プロデューサーがアメリカ市場に進出するため、ハリウッドからスター女優を呼んできた。ニタ・ナルディなんてあばずれ女優が、男を知らない純情娘を演じているだから滑稽きわまりない"というもの。ヒッチってこういうことよく言ってますよね(笑)。

まあ、観ることができない!と言われると観たくなるのが人間心理というもの。まあ、観てしまったら、"何だ、たいしたことねえや"と思うのも...。"技術的には素晴らしいが、(ヒッチの他の初期作品同様)全くリアリティがない"という批評もあり、やや失敗作という見方をされているようです。ただ、褒めている人もいます。『山鷲』は英国映画協会(British Film Institute、BFI)が最も欲しがっている映画だそうで、フィルムを持っている人は出てきなさい!と呼びかけたようですが、未だに誰も現れず。ヒッチコックの初期サイレント作品を修復・デジタル化、英国映画協会うーん、このフィルム紛失の謎、犯人はたぶんヒッチコック本人ですよ!(爆)
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 ↓当記事、及び今後のヒッチコック映画記事の主な参考資料です。
2014.07.02 Wednesday | 19:04 | A・ヒッチコック | comments(0) | trackbacks(0) |

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2017.03.29 Wednesday | 19:04 | - | - | - |

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