映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
ゾンビ、スタートレック、ヒッチコック監督作、ドキュメンタリー映画のカテゴリーもあり。
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ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド(2011 スペイン・キューバ)

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド原題   JUAN DE LOS MUERTOS
英題   JUAN OF THE DEAD
監督   アレハンドロ・ブルゲス
脚本   アレハンドロ・ブルゲス
撮影   カルレス・グシ
音楽   フリオ・デ・ラ・ロサ
出演   アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス ホルヘ・モリーナ
      アンドレア・ドゥーロ アンドロス・ペルゴリーア
      ハス・ビラ エリエセル・ラミレス アントニオ・デチェント

ホラー映画はほとんど製作されないキューバにおいて、何とゾンビ映画が登場。その名も「ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド」!...ゾンビ革命はともかく、フアンって何ぞや?はい、単に主人公の名前です。既にピンときた人も多いでしょう。そう、これはあの「ショーン・オブ・ザ・デッド」にインスパイアされて作ったゾンビ・コメディ映画なのです。監督は、これが長篇2作目となるキューバ出身のアレハンドロ・ブルゲス。彼は「死霊のはらわた」(1981)をきっかけにゾンビ映画に目覚めた、のだそうです。

物語
フアン(アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス)は40歳になっても、まともに働かず、親友ラサロ(ホルヘ・モリーナ)とともにグータラな日々を過ごしていた。人々が突然凶暴化し、襲撃しあう現象が発生していた。ファンは、この異常事態を利用して金儲けしようと"愛する人を殺します。フアン殺人代行社"を立ち上げる。メンバーはファン、ラサロの他、ラサロの息子のカリフォルニア(アンドロス・ペルゴリーア)、フアンの娘カミーラ(アンドレア・ドゥーロ)、血をみると失神するマッチョ野郎、プリモ(エリエセル・ラミレス)、その恋人のオカマ、チナ(ハス・ビラ)などだ。だが、状況は悪化する一方でファンたちはキューバからの脱出を画策するが...



冒頭、海のうえでイカダに横たわるファン。
すかさず、海の底を映し出す。
さて、「サンゲリア」よろしく海底ゾンビが襲いかかるかと思いきや...
やや拍子抜けのスタートです。

主人公ファンが体制派という設定がユニークだ。
「この国なら黙ってても面倒を見てもらえる。それに俺はしぶとい男だ。マリエル事件やアンフォラ内戦、"平和時の非常時"もきりぬけた」<お前の力じゃあるまいに!(爆)要はこの男、働きたくないから資本主義が嫌いということですね。

あの男は小心者でデブでチクリ魔だ。反体制なものか
...確かにそんな男が反体制になるとは思えませんね。(笑)

そんなナマケ者が、ゾンビが蔓延する状態をみて、金儲けをたくらむという矛盾!

ゾンビのパターンはロメロ風のよたよたゾンビ。
集団でぞろぞろ街を歩く場面は幾度もなく登場するが、全く怖くない。

ゾンビ映画において、ゾンビ撃退法は銃を使うことが多いが、キューバでは銃の所時が認めれていないことからその辺の槍とかで戦っています。これが当作の新しいところ?ゾンビと戦っていても、ただじゃれあうよう風にしか見えません。

ゾンビが出てきても全然怖くないし、サスペンス性もゼロ。
その理由は、主人公たちがゾンビに襲われるたび、恐るべきご都合主義が発動されるからです。

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド
助かるわけないんですけど...

コメディとして見た場合、"愛する人を殺します。フアン殺人代行社"を立ち上げ、ビジネスにはげむ場面になると活気づくが、その後あっさり失速。彼等はつかまって、無意味に裸にされ、手錠をかけられた状態でゾンビに襲われる!

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド 裸
助かるわけないんですけど...

その後も、突然スーパーマンのような異国人が現れて、彼らを救ったり
ラサロがフアンに思わぬ告白をしたり...
物語を長引かせるためとしか思えない、どーでもいい展開が続き...
前半だけを見るとこの映画、「ショーン〜」よりずっと面白いじゃんと思っただけに、後半の失速ぶりは残念。
ラスト、フアンがヒーローのような振る舞いをしますがそれまで散々ご都合主義的展開を見せられていただけに、何の感銘も受けず。
(笑えないという意味です、決して感動を求めていた訳ではありませんW)

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド ドヤ顔
ゾンビの死骸の群れの上でドヤ顔のフアン...

とはいえ、キューバを舞台にしたゾンビ映画なんてそーそー見れるわけじゃありません。
こんな場面は絶対、キューバでしか見れませんし。
ゲバラの似顔絵の前にゾンビ集結!いっそのことゲバラゾンビ出せばよかったのに!
(さすがにキューバでそれやったら大変かも...)

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド ゲバラ ゾンビたち

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド ゲバラ


「ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド」は既存のゾンビ映画にマンネリを感じ、ちょっと違う風景を観たい人には悪くない映画です。
過剰な期待は禁物!ひまつぶしにでもなれば、とゆる〜い気持ちで楽しみましょう!
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2013.06.17 Monday | 00:09 | ゾンビ映画 | comments(2) | trackbacks(0) |

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2017.08.15 Tuesday | 00:09 | - | - | - |

コメント

こんにちは。
ゾンビ映画には、まったく興味がありませんでしたが、ゾンビ映画記事が連載されている間、毎日、moviepad様の記事が楽しみでした。

とはいえ、一人でゾンビ映画を鑑賞するのには、まだ抵抗が…仲間を作らなくては…

芥川賞を受賞された藤原可織さんが、発表を待つ間、この映画を観ていたとコメントしておられました。
ゾンビ映画は懐が深い…のかも…
2013/07/18 5:51 PM by パール
パールさん、お久しぶりです。
アカデミー賞シーズンのときにもおいでくださらなかったのでどうしたんだろう?と思ってました。

>一人でゾンビ映画を鑑賞するのには、まだ抵抗が…仲間を作らなくては…

一度勇気をもてばその後は何ともなくなります。

藤野可織さんのニュースはTVでみました。
芥川賞発表を待つ間、こんなアホな映画を観ていたなんて何てシュール!タタ者じゃないですね。

ゾンビ映画は懐...深くはないでしょう。
ハズレの可能性が半端なく高いジャンルなのでご注意を(爆)。
2013/07/18 10:57 PM by moviepad

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