映画のメモ帳+α

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キャプテン・スーパーマーケット

キャプテン・スーパーマーケット(1993 アメリカ)

キャプテン・スーパーマーケット原題   ARMY OF DARKNESS
監督   サム・ライミ
脚本   サム・ライミ アイヴァン・ライミ
撮影   ビル・ポープ
編集   ボブ・ムラウスキー
      R.O.C. Sandstorm(サム・ライミ)
音楽   ジョセフ・ロドゥカ
出演   ブルース・キャンベル エンベス・デイヴィッツ
      マーカス・ギルバート イアン・アバークロンビー
      リチャード・グローヴ ブリジット・フォンダ
      パトリシア・トールマン テッド・ライミ

単なる好みで言わせてもらえば
キャプテン・スーパーマーケット」は"つまらない"映画。
"死霊のはらわた3"でなければ観ることもなかったでしょう。

とはいっても日本公開でのタイトルには「死霊のはらわた」の文字はない。
原題も"THE EVIL DEAD3"ではなく、"ARMY OF DARKNESS"(暗闇の軍隊)

監督はサム・ライミ、主演はブルース・キャンベル
物語は前作の続き...実質的な続編でありながら
「死霊のはらわた("THE EVIL DEAD")」の文字をふせ、舞台設定を中世に移した。
まるで続編であることを隠すようなタイトルからは
前2作を観ていない、新しい観客を獲得しようという狙いが透けて見える。
かつ、邦題の「〜・スーパーマーケット」から
ジョージ・A・ロメロ監督「ゾンビ 」(1978) のような映画ではないか?と
誤解させる意図もあったとみる。



物語
Sマートの日用品売り場主任アッシュ(ブルース・キャンベル)は、ガールフレンドのリンダ(ブリジット・フォンダ)と山奥にドライヴに行く途中道に迷い、森の中の一軒家に泊まる破目になった。その時、森の中から目覚めた邪悪な力によって、リンダと自分の右手を失ったアッシュは中世へとタイムスリップさせられてしまう。アーサー王(マーカス・ギルバート)の城に捕えられてしまったアッシュは処刑寸前に、チェーンソーとレミントン銃のお陰で九死に一生を得、一転、天からの使者として歓迎され、美女シーラ(エンベス・デイヴィッツ)と恋に落ちる。賢者(イアン・アバークロンビー)の話から、現代へ戻る時間旅行の方法は、呪われた墓地にあるネクロミコン(死者の書)に記されていることを知ったアッシュは、封印を解く呪文を教えてもらい探索の旅に出た。旅の途中、邪悪な力がアッシュの旅の邪魔をして、アッシュ自身の身体から分離した闇のアッシュ(ブルース・キャンベル)まで出現するが、アッシュは返り討ちにして、土中に埋めてしまう。呪われた墓地に辿り着いたアッシュは、封印を解く呪文を大体唱え、死者の書を手に取るとアーサー王の城へ駆け戻った。ところが、墓地から次々と死者が生き返り、暗黒の軍隊となって、死者の書を取り戻すべくアッシュを追って来た。その先頭には、土中から復活した闇のアッシュの姿があった。アッシュは激闘の末、ゾンビ軍団を倒し、死者の書に記された呪文によって、無事現代に帰ることができたのだった。 KINENOTEより引用

うーん、この映画って一体誰得なんでしょう?
「死霊のはらわた」のファンがこの映画の舞台設定を喜ぶとは思い難いし、時代・歴史活劇のファンがこれを手にとるとも考えにくい。
コメディ、ヒーロー物のアクション映画としては内容的に弱い。
ジャンル分けにも困る映画である。
まあ、実質"死霊のはらわた3"なので、
大部分のレンタル店ではホラー映画の棚に置かれていると思いますが...。

前作のノリを踏襲している部分もある。
こんな映像が出てきたり...

キャプテン・スーパーマーケット 血

アッシュが森の中をかけずりまわり、木の枝にからまれ...
男だからか×××はされず、ただ引きずられるだけですが。

鏡をのぞきこんだら登場したミニ・アッシュたちに翻弄されたり
(このミニ・アッシュはブルース・キャンベルと彼に似ている2人の役者で演じたそうです。
ジム・キャリーが混ざっていてもわからないかも(爆))

アッシュの体から"悪いアッシュ"が分離して、それと格闘したり
笑える場面が...うーむ、はっきりいってイタイ。
こういう"どや!面白いだろ”的な押しつけがましい見せ方は苦手です。

映画における笑いは瞬発力がないので、痛いくらいのほうがいい、とのたまわったのは、かの北野武大先生ですが
このイタさを楽しむことができれば上級者!?
凡人は"ここは笑うところなんだろーな"と途方にくれるしかないのであります。

ラスト20分強、死人たちとの戦闘場面に突入すると
"ああ、早く終わんないかな"とため息が出てきます。
ありきたりなシリーズものにしたくない心意気はわかりますが
ここまで第1作のイメージからかけ離れてしまうなら
主人公も変えて、100%オリジナル作品にしたほうがずっといい。

ラストが2パターンあるのはよく知られています。
DVDに収録されているディレクターカット版では、手違いにより現代を通り過ぎて未来に戻ってしまい
絶望の荒野のような場所にほおりこまれる。
映画会社から"あまりに暗すぎる”とクレームがきたため
アッシュがスーパーマーケットに戻る設定に変更され、劇場公開されています。
ホラー映画で、ラストが暗すぎるとクレーム!?
まあ、どっちでもいいですけどね、つまんねーのは一緒だし。

サム・ライミとしても、人里離れた家でゾンビと格闘する映画をまた作っても意味がない。
前作の名声をかりて、ハリウッド大作映画進出への肩ならしをしておこう。
いずれは「スパイダーマン」みたいなヒーロー映画を撮りたい!
当時のサム・ライミの野心が垣間見える。

「キャプテン・スーパーマーケット」がつまらないと感じる最大の理由は
どうしても第1作「死霊のはらわた」の面影を求めてしまうからです。
ホラー、コメディ、SF、アクションをどんぶりで混ぜ込んだような作り。
決して"出来が悪い"映画ではないのですが、いろいろ詰め込み過ぎて全てが空回り。
"続編が陥る悪いパターン"にどっぷりはまっています。
「キャプテン・スーパーマーケット」は製作サイドだけがはしゃいで、楽しんでいる
そんな印象しか残らない映画です。
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<関連作>
死霊のはらわた(1981)
死霊のはらわた II
死霊のはらわた(2013)

2013.06.02 Sunday | 00:00 | ゾンビ映画 | comments(0) | trackbacks(0) |

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2019.05.21 Tuesday | 00:00 | - | - | - |

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