映画のメモ帳+α

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ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985 アメリカ)

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり原題   RE-ANIMATOR
監督   スチュアート・ゴードン
原作   H・P・ラヴクラフト
脚本   スチュアート・ゴードン デニス・パオリ ウィリアム・J・ノリス
撮影   マック・アールバーグ
音楽   リチャード・バンド
出演   ジェフリー・コムズ ブルース・アボット
      バーバラ・クランプトン ロバート・サンプソン
      デヴィッド・ゲイル ジェリー・ブラック
      キャロリン・パーディ=ゴードン ピーター・ケント
      バーバラ・ピータース イアン・パトリック・ウィリアムズ

ブレインデッド」(1992)と並んでホラーコメディの最高峰と評されるのがこの「ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり」です。ZOMBIO(ゾンバイオ)〜は劇場公開時のタイトル。DVDでは単に「死霊のしたたり」となっています。原題はRE-ANIMATOR。まあ、意味は辞書を引いても載っていませんが、映画を観ていれば.死体蘇生者という意味だとわかります。reanimate(...を生き返らせる。蘇生させる)から作った言葉でしょうね。

物語
チューリッヒ医科大学の学生ハーバート・ウェスト(ジェフリー・コムズ)はこっそり死体蘇生薬を開発した。同級生のダン(ブルース・アボット)の家に転がり込み、彼の家の地下室でこっそり研究にいそしんでいた。ダンには学長ボルジー博士(ロバート・A・バーンズ)の娘であるメグ(バーバラ・クランプトン)という恋人がいた。彼女の猫がウエストの冷蔵庫内で死体となって発見されたため、ウェストはダンに死体蘇生薬を開発をしたことを告げ、協力を要請する。2人は死体置場でこっそり実験にいそしむが、暴れ出す死体の噂を聞いてかけつけたホルジー博士を殺してしまう。2人はホルジー博士を生き返らせるが、彼はゾンビと化した。ホルジーは脳外科医ドクター・ヒル(デイヴィッド・ゲール)の研究室に監禁される。やがてヒルもウェストによって解体されたあげく、実験台にされてゾンビになる...。



当初は、スチュアート・ゴードン監督たちはH・P・ラヴクラフトの原作「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」に忠実にやろうとしたが、
気が付いたらストーリーに共通点がほとんどなくなってしまったそうです。
何しろ、原作の暗さが全くない!コメティタッチになっています。



オープニングの音楽はヒッチコックの「サイコ」から拝借しています。ちなみに、スチュアート・ゴードンは、当初、白黒で撮影したがっていたそうです。「サイコ」みたいな映画を作りたいと思っていたら、いつの間にか...といったところでしょうか?

冒頭の場面がいいんですね。
大学の研究室でドクター・グルーバーがゾンビのような表情でうめいたあと、死んだ。
同じ部屋にいたウェストに嫌疑がかかる。ウェストは「薬を与えすぎた」とつぶやく。
看護婦から殺人の嫌疑をかけられるがウェストはびくともせず
"No, I did not. I gave him life."(殺していない。蘇らせたのだ)
周囲はあっけにとられるばかり。もう、掴みはOK!

この映画のいいところは、ハーバート・ウエストのキャラにぶれがないこと。
死体蘇生薬開発のためなら、いくら人を殺してもいい!
"健康のためなら死んでもいい!"健康オタクと同じノリです。(爆)
死人が出れば、"新鮮な実験材料”が得られたと喜ぶ。しかも、彼は大真面目一辺倒。
笑わそうとして、ウエストのキャラに余計な味付けを加えたりしていない。
「死霊のしたたり」はまさにやりたい放題の映画だが、ウェストのキャラがブレていないため
かろうじて?均衡が保たれた気がする。

ホラー映画の基本であるエロは健在。
メグ役のバーバラ・クランプトンはまず冒頭で恋人のダンとのベッド場面で
惜しげもなくヌードを披露。
その後、...かの有名なドクター・ヒルがメグを手術台の上で犯そうとすう場面。
分断された手に顔をもたせて

死霊のしたたり ヒル博士

「ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり」、ホラー映画らしいグロさにあふれていますが
全然怖くない。暴走しすぎなので、もう笑うしかないのです。
ゾンビ映画ファンなら誰でも知っている作品。
かつ、あの Rotten Tomatoesでも何と95%の批評家の支持を得ているのです。Re-Animator (1985)
この手の映画では、ほぼありえない数字(爆)。
なのに、ゾンビ映画ベスト10とかその類にはあまり選ばれないのは、
いい意味でB級感があふれすぎているからでしょう。
それにしても何て「死霊のしたたり」なんて題名をつけたんでしょうね。
血の量はしたたるどころじゃないのに...。
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 皆さま、ご存じでしょうが、この作品には2本続編があります。監督は両作とも第1作でプロデューサーをつとめたブライアン・ユズナ。2作目「死霊のしたたり2」(1989)は冒頭の"新鮮な死体を求めて戦場にいる場面"と「フランケンシュタインの花嫁」をほうふつさせるラスト以外、見どころががなく、舞台設定もほぼ同じ、なぜかヒル博士も再登場など前作が作り上げた設定によりかかりすぎている。はっきりいってつまらなかった。



3作め「RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3」(2003)は場所を刑務所にうつし、とうとうウェストがお縄になったという設定。ウェストのパシリ役も交代(姉を殺されたくせに怨念を抱くどころか「ドクターのことなら何でも知ってますよ」って何なの、コイツ?)、キャラは無駄に増えたが、物語の都合のよいように、ジキルとハイド的にキャラが入れ替わる女性ジャーナリスト、時々、神に祈っている囚人(「ホラー・エクスプレス/ ゾンビ特急“地獄“行」(1973)に出てくる宣教師をほうふつさせます)など多少の新キャラはあるが基本的な路線はかわらず。ウェストが年をとって渋み、いや不気味さがましてました。舞台設定が変わった分、2作目ほどのマンネリ感はなく多少持ち直した印象。ラストクレジットで、×××とネズ公がじゃれあってるし...。

  
2013.05.29 Wednesday | 00:01 | ゾンビ映画 | comments(0) | trackbacks(0) |

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2017.07.23 Sunday | 00:01 | - | - | - |

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