映画のメモ帳+α

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処刑山 -デッド卐スノウ-

処刑山 -デッド卐スノウ-(2007 ノルウェー)

処刑山 -デッド卐スノウ-原題   Død snø
監督   トミー・ウィルコラ
脚本   スティッグ・フローデ・ヘンリクセン トミー・ウィルコラ
撮影   マシュー・ウェストン
音楽   クリスティアン・ヴィーベ
編集   マルティン・ストルツ
出演   ヴェガール・ホール ラッシー・ヴァルダル
      ヤップ・ベック・ラウセン スティッグ・フローデ・ヘンリクセン
      ヤニ・スカヴラン シャーロット・フログナー アーネ・ダール・トルプ



いい意味か悪い意味か、はよくわからない。
これほど期待を裏切られたゾンビ映画も珍しい。
ノルウェー発のホラー映画「処刑山 -デッド卐スノウ-」のことである。
雪山にゾンビの群れ、あーゾクゾクする!
だが、我ながらツメが甘かった。
ナチス・ゾンビというヘンテコな設定から、何かを察するべきだった...。

物語
冬の休暇を楽しむために雪山にやってきた8人の医学生たち。だが、突然やってきた謎の男から、ここは第二次世界大戦末期にナチスの兵団が住民から略奪を繰り返したあげく、住民の反撃にあって滅した"忌まわしい場所"だと告げられてしまう。合流予定だったサラ(アーネ・ダール・トルプ)も姿を見せず、暗雲がこみあげつつもバカンスを楽しんでいた。サラの恋人ベガード(ラッシー・ヴァルダル)は彼女を探しに出かける一方、残りの学生たちは山小屋の床下から偶然にもナチスの財宝を発見、つい着服してしまう...



雪山でいきなりゾンビが女性に襲われる場面ではじまる。
よくある思わせぶりなチョイ見せか、と思いきや、これが物語のスタートだった。

医大生たちが男性、女性2グループに分かれて車で雪山に向かう。
ホラー映画オタクのキャラが出て
「13日の金曜日」「死霊のはらわた」「エイプリル・フール」らの話をするが、今後映画の話は禁止!と言われてしまう。
脚本家が暴走しそうになるのを自ら律したんですね。(笑)

男4人、女3人、あれ、ひとり足りない。
残りのひとりサラと呼ばれる女が、冒頭の、ゾンビに襲われた女だったのだ。

夜、突然謎の男(ビョルン・スンクエスト)が現れる。
だされたコーヒーをまずいと言い放ち、
煙草の吸殻をコーヒーの中にほおりこむ無礼な男だ。

ここは昔、ナチスの重要な拠点だった場所だ。
敗北が近いことを悟ったナチスが住民から略奪をくりかえすが、反撃にあって自滅。
ナチスの一部は逃げ切ったが、その後凍死したと言われている。
ここは悪魔が住む場所だから気をつけろと警告する。

このおっさんはここで何をしているのだろう?
近くにテントをはって住んでいるようだ。
ところが、そのテントの中にゾンビが侵入し、おっさんは殺されてしまう。
夜の雪山、オレンジのテントの中で動く2つの人影。なかなかうまい見せ方です。

ひとり行方不明、その恋人は彼女を捜索しているにもかかわらず
ホラー映画マニアの男女2人は小屋の外に出ていかがわしい行為に及びます。
その後、2人がどうなるか?言うまでもありませんね。
ホラー映画においていかがわしい行為をしたカップルは殺される運命にあります。

若者たちはナチスの財宝を見つけてうかれたのもつかの間、彼らが住む山小屋にゾンビが襲ってきます。
彼等は板を打ち付け、ゾンビの侵入を阻止しようとします。
すべての入口をふさげ!
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から長く伝えられるゾンビ対策の基本です。

それでも犠牲者がでます。
アーノルドという豚男が目をつぶされ、内臓をえぐりだされ...
残された男がつぶやきます。
「(山ではなく)海にいけばよかった」

おお、これは久々の正統派ゾンビ映画じゃん!
前半部分はいい意味でゾクゾクしました。

し・か・し...。
この記事は既にネタバレ満載なのですが
未見の方の楽しみを奪いすぎないために、ここから先は、ややはしょって書きます。

ナチス・ゾンビが雪山に登場する後半からは、完全にコメディと化しています。
ホラー映画マニアの中には、コメディ風味が嫌いな人も多いと聞きます。
彼等は前半を楽しんでいても、後半からは殺意を覚えるかもしれません。

無個性の集団が持ち味のゾンビ。
ゾンビに指導者がいていいのか!

極めつけは、ゾンビの大将?の雄たけび。
甦れ!
その後はあえてふせますが(予告編ではばっちり映ってますけどね)
...爆笑しました。
こんなの、反則中の反則だろ!
このゾンビたちが人間を襲うのはその肉が目的ではない。
ナチスの財宝を取り返すためだ。
ナチスへの忠誠心はゾンビパワーを超える!?

雪山が血に染まる、スリルとサスペンスを期待していたのに...
こんな映画を観るはずじゃなかった!

ゾンビ思いっきり普通に走ってるぞ(最近では珍しくないけど)
とろく見えるのは雪がつもっているから。

ナチスゾンビたちは住民から、頭をかち割れる斧で攻撃された。
その斧が落ちているのを見つけたゾンビ。
昔の恨み、はらすべき。
ゾンビが斧で人間の頭をがつん!!!
違う、違う、違う!!!

そしてラストもなかなかいかしている。
ゾンビ・パンチだ、コラ〜〜〜!
うーん...こんなのゾンビじゃない!!!

監督のトミー・ウィルコラはこの作品が認められ、ハリウッドに進出。2度のアカデミー賞ノミネート歴をもつジェレミー・レナーを主演に迎え「Hansel and Gretel: Witch Hunters」を製作。2013年1月25日に全米で公開されました。なんと3D映画で週間興行成績1位を獲得!でも興行成績は5000万超とアメリカではやや期待外れ。ただし全世界興行収入は2億ドル!出世したのお。でも...評論家の支持はわずか15%さ!ラジー賞がみえてきた!けけけ。この映画、日本でも当初2013年4月6日公開と発表されていましたが、いつのまにかなかったことにされています。DVDスルーか?Yeah!それにしてもトミー・ウィルコラが「キル・ビル」のパロディ映画「キル・ブル 〜最強おバカ伝説〜」でデビューしたことを知っておけば、この映画を勘違いせずに済んだのに...。

「処刑山 -デッド卐スノウ-」は観て得もないけど、損もない(笑)、なかなかユニークなゾンビ映画。
不覚にも...気にいっちゃいました。
ちなみに筆者、この映画を喫茶店でポータブルDVDプレイヤーを持ち込んで観ていました。
いい年こいた男が血染めの映像を観てクスクス笑う姿が気味悪かったのか?
近くに座っていたバカ女2人組に席を移動されてしまいました。
この映画は家でひとりひっそり楽しみましょう!
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2013.06.10 Monday | 00:08 | ゾンビ映画 | comments(0) | trackbacks(0) |

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2019.09.05 Thursday | 00:08 | - | - | - |

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