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第82回(2009年)アカデミー賞

第82回(2009年)アカデミー賞

82回アカデミー賞作品賞「ハート・ロッカー」第82回アカデミー賞trivia
〜作品賞枠が10に拡大!〜

★ 2009年6月24日、アカデミー協会のシド・ギャニス会長は2009年度のアカデミー賞作品賞ノミネート数をこれまでの5作品から10作品に拡大すると発表した。

表向きの理由は"幅広いジャンルの作品に作品賞のチャンスを与えるため"。だが実態は"アカデミー賞授賞式TV中継の視聴率アップを図るため"であった。昨今、アカデミー賞の結果は限りなく批評家賞のソレに等しくなっていた。そのため誰も観ていない作品ばかりノミネートされている、という批判を浴びていた。作品賞ノミネート枠を10に拡大することで、5枠ではノミネートされにくい人気映画をとりこみ、視聴者の関心をひこうという試みである。その結果、全10作中、興行収入2億ドル超の作品が3つ(「アバター」、「カールじいさんの空飛ぶ家」、「しあわせの隠れ場所」)1億ドル超が2つ(「イングロリアス・バスターズ」、「第9地区」)の合計5作のヒット作がノミネート。授賞式の米国のテレビ視聴者数は前年比500万人増の4130万人。過去5年で最高を記録し、とりあえず試みは成功したといえる。だが、この"過去5年で最高"という奇妙な報道をされているところがミソ。ちなみに『タイタニック』が作品賞を受賞した第70回(1997年)は過去最高の5725万人(推定)である。2009年度の成功は歴代興行記録を塗り替えた『アバター』と人気女優サンドラ・ブロックの存在に助けられた要素が強く"作品賞10枠拡大"の真価は来年度以降問われることになる。

★ アニメの作品賞ノミネート(「カールじいさんの空飛ぶ家」)は史上2回目。(1回目は第64回(1991年)の「美女と野獣」)またSFの作品賞ノミネート(「アバター」、「第9地区」)も第50回(1977年)の「スター・ウォーズ」、第55回(1982年)の「E.T.」以来となった。また、監督賞でもリー・ダニエルスが史上2人目の黒人監督ノミネート(1回めは第64回(1991年)のジョン・シングルトン)、また、キャスリン・ビグローが史上4人目の女性監督ノミネート(過去、女性の監督賞ノミネートは第49回(1976年)『セブン・ビューティーズ』のイタリア人監督リナ・ウェルトミューラー、第66回(1993年)『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン 、第76回(2003年)『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラ)など作品賞枠が10に増えたことの影響もあり、多くのトリビアが生まれた。

★ 2009年度の作品賞レースは近年のアカデミー賞に強い影響を与えているサンダンス映画祭とトロント国際映画祭を制した『プレシャス』がまず名乗りをあげた。だが、いざ映画賞シーズンがスタートすると『プレシャス』はノミネートどまりでジェイソン・ライトマン監督『マイレージ、マイライフ』がやや有利にたっていた。だが、前哨戦後半にいくにしたがい『ハート・ロッカー』が強みを発揮。全米製作者組合賞、英国アカデミー賞などの重要賞を次々制覇、一躍本命に躍り出た。一方、ジェームズ・キャメロン監督12年ぶりの新作『アバター』もゴールデン・グローブ賞を獲得、歴代興行成績を塗り替えるメガヒットを記録し、第70回(1997年)の『タイタニック』に続く受賞が期待された。ジェームズ・キャメロンと『ハート・ロッカー』の監督キャスリン・ビグローがかつて夫婦だったことから(1989〜1991の2年間)、メディアは"作品・監督賞は元夫婦対決"と騒ぎ立てた。

だが、"元夫婦対決"以上の話題があった。この2作の製作規模があまりにも対称的だったからである。まず『アバター』は製作費は3億ドルとも5億ドルともいわれており、興行成績は全米だけで7億ドル超、世界興行収入は25億ドルを突破する超メガヒット。歴代最高の興行収入を記録した。

一方、『ハート・ロッカー』は製作費がわずか1500万ドル。興行収入に至っては1600万ドルである。
世界興行収入も(ノミネート当時)2000万ドル超。もし『ハート・ロッカー』が作品賞を受賞すれば
歴代作品賞受賞作品の中でも過去最低級の興行成績となる。(物価や環境の違いにより過去の作品と、数字による単純比較が難しいため断定はできない)

本来、比較の対象にならないもの同士の対決。「ダビデとゴリアテの闘い」とも称された。前哨戦での実績をみると『ハート・ロッカー』の勝利ということになる。だが、『タイタニック』の例もあり、空前のメガヒット、斬新な3D映像を武器に『アバター』が受賞!と予想する声も強かった。

そんな最中、事件が起こった。2/19、『ハート・ロッカー』のプロデューサーの一人、ニコラス・シャルティエが「われわれがあの$500M film(いうまでもなく「アバター」のこと)に勝てるように応援してくれ!」という"不適切な"メールを業界関係者へ一斉に送りつけたのだ。投票促進行為、ましてや他の候補作をけなす行為はアカデミー賞の規定に違反する。ニコラスは、後日謝罪メールを送信した。アカデミー協会はニコラス・シャルティエにアカデミー賞授賞式への出席禁止処分を課したが、プロデューサーのひとりとしてのオスカー受賞資格までは剥奪されなかった。

下記がそのメール本文である。

From: "Nicolas Chartier" Date: Fri, 19 Feb 2010

I hope all is well with you. I just wanted to write you and say I hope you liked Hurt Locker and if you did and want us to win, please tell (name deleted) and your friends who vote for the Oscars, tell actors, directors, crew members, art directors, special effects people, if everyone tells one or two of their friends, we will win and not a $500M film, we need independent movies to win like the movies you and I do, so if you believe The Hurt Locker is the best movie of 2010, help us!
I'm sure you know plenty of people you've worked with who are academy members whethere a publicist, a writer, a sound engineer, please take 5 minutes and contact them. Please call one or two persons, everything will help!
best regards,

Nicolas Chartier Voltage Pictures

引用元 Are Oscar campaigns staying on message?

2009年度のアカデミー賞投票用紙は2/10に発送され、3/2が締切である。この"投票促進行為"は2/19に行われたため、作品賞の結果に多大な影響を与えると思いきや、"会員のほとんどはすでに投票を終えており影響はほとんどない"という見方が支配的。(すぐ投票する人が多いということですね)
そして結果はそのとおりであった。、『ハート・ロッカー』は下馬評どおり作品賞を受賞。キャスリン・ビグローは女性初の監督賞を受賞した。





ニコラス・シャルティエはフランス出身。母親と一緒にレッドカーペットを歩くことを楽しみにしていたという。そんな彼のために業界仲間たちが授賞式のビューイングパーティを開催した。主催者であるタレントエージェンシーWMEのグラハム・テイラーは「インディーズ映画のプロデューサーが、その熱心さのせいで排斥されるところなど見たくない」とコメントした。アカデミー賞のネガティブキャンペーンは毎年のように行われており、今回よりはるかに悪質なケースがあったにもかかわらず、彼だけが厳しい処分を受けたことに同情する声も多かったという。ビューイングパーティは当初テイラー宅に100人程度を招いて行う予定だったが、出席希望者が相次ぎ、ロサンゼルスのマリブビーチに設置されたテントで開催された。↓これがその時の様子。

Nicolas Chartier Oscar Acceptance Speech for Best Picture

キャスリン・ビグローの首を絞めようとするジェームズ・キャメロンジェームズ・キャメロンとキャスリン・ビグローはもともとプロデューサーと監督という関係だったことから、離婚後も関係は良好。1995年の『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』でもキャメロンの脚本でビグローが監督を手がけている。だが、それはあくまでも映画製作上でのハナシのようです。

元週プレ名物編集者が激白…あの監督の素顔は「女豹」

キャスリン・ビグローは『ハート・ロッカー』の脚本を受け取ったとき、別プロジェクトを進めていたこともあり、引き受けようかどうか迷っていた。まず脚本をもってジェームズ・キャメロンに相談に行ったところ、彼から「この作品を撮れ!」と言われて決断したという。まさか、それが自分の首を絞めることになるとはキャメロンは思いもしなかっただろう。



★ 主演男優賞において、前哨戦前半は『マイレージ、マイライフ』のジョージ・クルーニーが優位を保っていた。だが、ブロードキャスト映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、全米俳優組合賞という重要賞を『Crazy Heart』のジェフ・ブリッジスが制したことでオスカーでもジェフ・ブリッジスが本命とされた。ブリッジスの役は落ちぶれたカントリー・シンガー。吹替えなしで歌を披露したところが大きなアピールポイントとなった。これはオスカーへの近道である。(近年では第78回(2005年)のリース・ウィザースプーンがそのパターン。歌手だとどんな難曲でも”歌えて当然”とみなされて終わりだが、俳優が歌うと途端に甘くなるのがオスカーの特徴。)

 ジェフ・ブリッジスは過去4回ノミネート。下馬評にあがったことは多数で、"最も過小評価されている男優"と言われていた。ブリッジスはゴールデン・グローブ賞受賞時、「"過小評価"という私のウリがなくなってしまった」と語り、笑いをとっていた。また、インタビューでも「"過小評価"というポジションは失いたくないんだ。そのほうがいい仕事ができるからね」と語っていたが、5度めのノミネートにしてついにブリッジスは無冠の名優の座を返上した。これで”最も過小評価されている俳優”の座はジム・キャリーとポール・ジアマッティの争いか?まだたくさん、該当者はいそうですけどね。



お坊ちゃんヘアのジョージ・クルーニー対抗馬と言われていたジョージ・クルーニーは自分ではなくジェフ・ブリッジスに投票したという。”無欲のジョージ・クルーニー”という報道もあったが、黙ってれば誰にもわからないこと。”いい人だと思われたい”という欲望の塊です。(爆)そのクルーニーさん、今回もどこの馬の骨かわからぬ彼女に女優まがいのドレスを着せ、カノジョの好みに合わせて”お坊ちゃんヘア”、常につまらなさそうな顔をしていたことから不評を買いました。まあ、『マイレージ〜』はひとつも受賞しなかったし、サンドラ・ブロックからは「私をプールに突き落としたジョージ・クルーニー、今でも恨んでるわ」(トム・クルーズも共犯だったようですが)とスピーチされるし、いいことなかったですね。ちなみに、ヴァラ・ファミーガは監督賞に(出演作の)ジェイソン・ライトマンではなく、キャスリン・ビグローに投票したそうだ。ジェイソンさん今頃泣いてまっせ。


★ 主演女優賞、前哨戦では”オードリー・ヘプバーンの再来”と評された『17歳の肖像』のキャリー・マリガンと”伝説の料理家ジュリア・チャイルド”をそっくりに演じた『ジュリー&ジュリア』のメリル・ストリープがほぼ互角状態。オスカーではメリル、という声がやや強かった。そんな最中、思わぬ伏兵が飛びだした。今までオスカーとは無縁だった人気女優サンドラ・ブロックである。そのサンドラがアカデミー賞に近い選考をすることで知られるブロードキャスト映画批評家協会賞において主演女優賞をメリルと同時受賞したからだ。サンドラは『あなたは私のムコになる』が全米興行収入1億6000万ドル、『しあわせの隠れ場所』が2億ドルを超えるヒットとなり、2009年のN0.1マネーメイキングスターとなっていた。だが、ブロードキャスト映画批評家協会賞は2008年もメリルとアン・ハサウェイが同時受賞しており、これだけではそれほど目新しい話題でもなかった。だが、その受賞ステージ上でサンドラはメリルにキスをしたのだ。これがメディアに大きく報道され、その結果“サンドラ・ブロックもオスカーの有力候補である”ことを強烈にアピールした。

勢いにのるサンドラはその後、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)、そしてメリルとの直接対決となった全米俳優組合賞も獲得し、一気に本命となった。かたやノミネート最多16回を誇る名女優メリル・ストリープ、かたや"サンドラ・ブロックが作った爆弾(=駄作)は軍需工場より多い"というジョークがささやかれ、"駄作の女王"扱いだったサンドラ・ブロック。まさにこちらも「ダビデとゴリアテの闘い」であった。かつサンドラは"All About Steve”(邦題"ウルトラ I LOVE YOU!")の演技でラジー賞最悪主演女優賞にノミネートされており、俳優としては史上初の"同一年度におけるオスカー&ラジーのW受賞"に期待がかかっていた。(作曲家アラン・メンケンが1992年に、脚本家ライアン・ヘルゲランドが1997年にW受賞をはたしている)。そしてサンドラは期待通りラジー賞を受賞してしまった。サンドラは"受賞したら、ラジー賞授賞式に出席する"と公言したのが災い?ラジー賞なんて金を払えば誰でも会員になれるしくみ。天下のサンドラ・ブロックにおいでいただけるのであれば、当然受賞させます(爆)。でも何かサンドラ、とっても楽しそうです。→Sandra Bullock accepts Razzie Award 2009 (full speech)

サンドラ・ブロックとショーン・ペンそしていよいよアカデミー賞。受賞者はサンドラだった。作品賞にサプライズノミネートされた『しあわせの隠れ場所』は"裕福で高慢な白人女性が哀れな黒人に施しの手を差し伸べる、自己満足善行物語"とみなされる危険の高い題材だった。作品がそれほど批判を浴びなかったのは、主演が"コメディを得意とする、好感度バツグン"のサンドラ・ブロックだったからに他ならない。彼女の出演により作品のイメージが良くなり、興行的価値も飛躍的に上がった。これぞスターの仕事である。ハリウッドがサンドラ・ブロックにオスカーを与えたのは当然のことかもしれない。



授賞式から約1週間後、サンドラの夫ジェシー・ジェイムズの浮気が報道された。浮気していたのはオスカー受賞作『しあわせの隠れ場所』の撮影時期だという。"スターの仕事"をこなしたサンドラ・ブロックに、"スターの宿命"がふりかかってきた。サンドラ・ブロックという女優は『スピード』でブレイクし、『スピード2』で沈没しそうになった。今回もオスカー&ラジーのW受賞。明るく親しみやすいキャラクターを売りにしているが、どこか光と影が交互に訪れる人だ。息の長い人気の理由は決して"順風"一直線ではないところに多くの人が親近感を覚えるからであろう。

同時期、昨年の主演女優賞受賞、ケイト・ウィンスレットも離婚を発表。ハル・ベリー、ヒラリー・スワンク、リース・ウィザースプーン...アカデミー賞主演女優賞受賞後に離婚した人は多い。ジュリア・ロバーツ、シャーリーズ・セロンも授賞式に同行していたパートナーと別れている。サンドラ、ケイトのニュースが重なったことで、マスコミは"オスカーの呪い"と書きたてた。アカデミー賞マニア的には"オスカーの呪い"とはアカデミー賞受賞後、キャリアが下降することを意味するんですけどね。



★ 助演部門はクリストフ・ヴァルツ、モニークが前哨戦をほぼ総ナメ状態、そのままオスカーも受賞した。候補対象者が多い助演部門において、男女共にぶっちぎりの本命がいたのは第67回(1994年)以来のことである。

コレだけでオスカーとったなんて言わないで(笑)


クリストフ・ヴァルツはオーストリア出身でドイツ語、英語、フランス語に堪能。『イングロリアス・バスターズ』ではイタリア語も話しているが、アレはインチキらしい(笑)。カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したことをきっかけに2009年の助演男優賞を根こそぎ獲得。"アカデミーの天敵"カンヌの演技賞受賞者がアカデミー賞も受賞したのは第66回(1993年)のホリー・ハンター以来16年ぶり。男優だと第51回(1978年)のジョン・ヴォイド以来31年ぶりとなる。クリストフ・ヴァルツは3ヶ国語堪能といっても英語は母国語ではない。各映画賞での受賞時のスピーチの分かりにくさ、受け応えのちぐはぐさ、微妙な"間"を平然と作ることなどが面白がられていた。オスカー受賞時も"オスカーとペネロペ、ビンゴ!(Oscar and Penelope that's an uber bingo)"...???映画の台詞にかけていて、言いたいことはわかるのですが微妙に使い方が違うような...。これからも怪優として観客を楽しませてほしいものデス。

↓これがヴァルツさんの受賞スピーチ場面。感謝人の羅列がメインですが、比喩表現が多すぎてわかるようなわからんよーな(笑)



モニーク 助演女優賞はアメリカでは人気コメティアンとして知られるモニーク。映画にも数本出演しているが目立った実績は残していない。リー・ダニエルズの前作『サイレンサー』にも出演しているが、そのときの役名が"プレシャス"。これも何かの縁?『プレシャス』で夫に逃げられたショックを娘にぶつける鬼畜母を演じ、映画の印象をひとりでかっさらっていった。『プレシャス』はポーラ・パットンやマライア・キャリーも重要な役で出演、2人とも助演女優賞にノミネートされてもおかしくない演技だったが(『マイレージ、マイライフ』のヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリックよりポーラやマライアのほうがよかったと個人的には思う)何せモニークのインパクトが強すぎた!ちなみにモニークは映画の宣伝に非協力的だった。オスカーノミネートを受けたときも「絶対にプロモーションなんてしないで!って頼んでいたの。そんなことしなくても見てる人は見てるのね」とコメントしている。受賞スピーチで「政治的なかけひきに惑わされず、演技を純粋に認めてくれたアカデミーに感謝します」と語ったが、その"政治的"とはそういう事情である。賞とりキャンペーンとかその手の類が嫌いなんでしょうね。この役を引き受けるよう彼女を説得したと言われる夫に「人気とりの仕事ばかりではなく、正しい仕事をしなさいと教えてくれました。あなたは正しかったわ」と語りかける受賞スピーチは感動的であった。





 岐路に立ったアカデミー賞

2009年度、作品賞枠は10に拡大した。だが、受賞の可能性があると看做されていたのは『アバター』、『ハート・ロッカー』、『イングロリアス・バスターズ』、『プレシャス』、『マイレージ、マイライフ』の5本だけで残りは"数合わせ候補"の印象が強く、作品賞ノミネートが10作品に増えたからといって映画業界が活気ついたわけではなかった。いわゆる"オスカー効果"によるヒット作がほとんど出なかったことがそれを端的に示している。

・『ハート・ロッカー』、『第9地区』、『イングロリアス・バスターズ』、『カールじいさんの空飛ぶ家』はノミネート発表時すでに劇場公開を終了していた。各映画賞を制覇していた『ハート・ロッカー』陣営は、劇場再公開したいとかけあったが、すでに(米国では)DVDが発売されていることを理由に軒並み拒否された。作品賞受賞を受けてやっと再公開されたが大きな成果は出せなかった。

・『アバター』、『しあわせの隠れ場所』は"オスカー効果"ではなく、大ヒットを受けてノミネートされた作品である。

・本来、一番"オスカー効果"の恩恵を受けやすいのがインディペンド系映画。『プレシャス』、『17歳の肖像』、『A Serious Man』、『マイレージ、マイライフ』は劇場公開中であったが、ノミネート発表後もそれほど観客動員数は伸びなかった。"オスカー効果"の恩恵を最も受けたのが、作品賞にノミネートされなかった『Crazy Heart』だというのは皮肉な話である。

『ハート・ロッカー』の圧勝を受けて、メディアでは"なぜ『アバター』は負けたのか?”という論調が目立った。『アバター』がSF映画であること、主要部門である演技賞、脚本賞にノミネートされていない点、前哨戦の結果などを考えると、『アバター』の敗北はそれほど意外な結果でもないのだが...。多くの人は11部門を受賞したジェームズ・キャメロンの前作『タイタニック』の栄光の影を追っていたのだろう。

『アバター』の敗因など、投票結果が公表されない限り本当のところは誰にもわからない。だがメディアはさまざまな憶測を書きたてた。

・老会員や俳優が3D映画に拒絶感を抱いた。
・『アバター』は多くの盗作疑惑が出るなど、物語は凡庸。映像技術だけにとらわれず、総合的に判断した場合『ハート・ロッカー』のほうが優れていたとアカデミー会員は判断した。
・大成功を続けるジェームズ・キャメロン監督への嫉妬

映画評論家のケネス・トゥランはの"『ハート・ロッカー』の圧勝の背景には"古き良きハリウッド"に対する、アカデミー会員のぼんやりとした憧れがあると指摘した。

トゥランの論旨概要は以下のとおりである。

〜現在のハリウッドは登場人物やドラマより、映画から派生するおもちゃや続編にこそ価値があるとされている。最先端CGと下品なユーモアが、映画をヒットさせるため必要不可欠。そんな状況下において『ハート・ロッカー』は、"異常な"映画だ。もしこの映画が作品賞を受賞できれば、"古き良きハリウッド"が健在だと信じることができる。だからアカデミー会員は『ハート・ロッカー』に票を投じたのだ〜

何となく納得できる説ですね(笑)。また、『アバター』の出演者であるシガーニー・ウィーヴァーは"「今まで女性が受賞したことがないことが監督賞の結果に大きな影響をもたらした。昔と違って、誰も観ていない映画にオスカーを与えるのが最近のトレンドなのよ」とチクリ。キャメロンと一緒にブラジルで植樹のイベントに参加したときのコメントです。ひょっとするとキャメロンが言わせた?(爆)。

だが、『ハート・ロッカー』の勝因を分析する際、絶対に欠かせない要素がある。
作品賞が10枠に拡大したことによる投票システムの改変である。

作品賞、今までは他部門と同様5作の中からいいと思う作品1作を選んで投票する単純明快なシステムであった。だが、候補作が10作にもなるとそーもいかない。第17回(1944年)作品賞枠が10から5に減らされた理由は票が分散しすぎる弊害が強まったためである。よってアカデミー事務局は、結構ややこしいシステムを採用した。

・会員は候補10作品に対して1位、2位と順位をつけて投票する。
(必ずしも10位まで全部選ぶことは強制されない)

だが、それを点数化して一番得点の高い作品に賞を与えるわけではない。

・各作品それぞれ1位に選んだ票をとりまとめ、全部で10束にわける

・その段階で全体の過半数が1位に選んだ作品があれば、そこで受賞は確定する。
(映画の好みは千差万別。ほとんどありえないだろう)

・もし過半数に達した作品がなければ、1位に選んだ投票者が一番少なかった作品(10位の作品ということですね)を除外し、10位の作品への投票者が2位に選んだ作品へその投票を振り分ける。

例えば、10位が『しあわせの隠れ場所』だったとします。『しあわせの隠れ場所』を1位に投票した10人が2位に『ハート・ロッカー』を選んでいれば『ハート・ロッカー』に10票が加算されるということ。一番不人気の映画を支持しても死票にはならないというわけです。

10位への1位投票を全部他の作品にまわしても過半数に達した作品がなければ、9位の作品を除外し、同じ作業を続けます。"特定の作品が過半数を超えるまで"下位作品除外→2位作品への投票に振り換える"作業をひたすら続けるというわけでありマス。

ここまで読んでくれた方ならもうお気づきでしょう。そう、2作が拮抗しているといわれる展開であれば、
"下位作品支持者により好まれる作風をもつ作品"が有利になる。最初の投票で1位に選んだ人が一番多かった作品が作品賞に選ばれるとは限らないのであります。

2009年の作品賞、このような順位だったのでは?と考える。

1. ハート・ロッカー
2. アバター
3. プレシャス
4. イングロリアス・バスターズ
5. マイレージ、マイライフ
6. カールじいさんの空飛ぶ家
7. 第9地区
8. 17歳の肖像
9. A Serious Man
10.しあわせの隠れ場所

異論はたくさんあるでしょうが、あくまで個人的予想。本当のところなど(会計事務所以外)誰もわからないのでご勘弁を。

さて3位以下の作品を1位に選んだ投票者が『アバター』と『ハート・ロッカー』のどちらを好むだろうか?を考えてみる。

『アバター』>『ハート・ロッカー』となりそうなのは『カールじいさんの空飛ぶ家』、『第9地区』支持者くらいか。『イングロリアス・バスターズ』支持者は半々?

ここで重要なのは8〜10位支持者、つまり小ジンマリとした物語が好きな人は確実に『ハート・ロッカー』>『アバター』、しかも大差であると思われる点だ。過半数に達するまでに何位までが除外→振替されたのかは想像もつかないが、この投票システムでは『ハート・ロッカー』に有利に働くことは明確である。

筆者は、実のところ『アバター』の勝利を予想していた。そう、例のスキャンダルが影響すると単純に考えたんですね。あの手のスキャンダルが出て、無事にオスカー受賞したことって過去ほとんどないんで...(言い訳っぽい)。だが、この投票システムを事前に詳しく知っていれば『アバター』の勝利を予想することは絶対になかった。うーん、この投票システム、ある意味では予想が簡単になりますね。"好き嫌いがはっきり分かれる作品"よりも、"万人に支持される(アラの少ない)作品"のほうが有利になります。そう、この投票システムが続く限り、アカデミー賞作品賞は、これまで以上に批評家賞に近い結果になる。作品賞に限っていえば"サプライズ"はほとんど起きなくなるでしょう。

ハート・ロッカーが獲得したオスカー像アカデミー作品賞が10枠に拡大。確かに人気映画をノミネートに取り込むことには成功した。しかし受賞はこれまで以上に芸術映画に傾きやすくなる、という矛盾したシステムなのだ。

3月10日付ニューヨーク・タイムズ紙は、「世界中にテレビ中継された授賞式は、アカデミー賞が直面する"アイデンティティーの危機"が手の施しようがないところまで来ていることを示した。授賞式は大規模な、大衆向けのイベントだ。しかし受賞する映画はこじんまりとした芸術映画ばかりなのだ。」と記す。その記事の中でアカデミー会長トム・シェラックはこう語っている。「アカデミー賞には2つの顔がある。大衆向けと業界向け。その2つを同時に充足するのは難しい

The Academy Smiles With Both Faces

パッケージはより大衆向けに、中身はより業界向けになったのが2009年のアカデミー賞である。


個人的には『ハート・ロッカー』の受賞は極めて妥当だと思うし、今年のアカデミー賞の結果に満足している。だが、今後もこの傾向、いわば"批評家賞の総決算"状態が続くとなるとビミョーに抵抗がある。アカデミー賞は、グラミー賞、エミー賞などに続くエンタメ全体のトリを飾る賞。エンタメ祭の総決算である。授賞式だけでなく、結果においてもトリにふさわしい華やかさを保ってほしいと思うのは自分だけだろうか?アカデミーは『ハート・ロッカー』を受賞させることにより、"作品賞を選ぶ基準は芸術性のみ。製作規模も興行成績も全く関係ない"ことを明確に示した。今後はスターが受賞しやすい演技賞に華を残し、他はいっそう批評家賞に近づくというパターンが予想される。2009年度は視聴率は回復した。だが、来年は『アバター』もサンドラ・ブロックもいない。たとえ作品賞枠が10に拡大しても、今後は再び苦戦を強いられる可能性が高い。そのうち、また元の5枠に戻るのでは?と個人的には予想する。

今のアカデミー賞が一番求めているのは"華も実もたっぷりある映画"。安易な続編やリメイクばかりがはびこる今のハリウッドではあまり望めそうもない。だが、アカデミー賞の主役は授賞式の企画ではなく、ノミネート作品。アカデミー事務局は遅まきながらそれに気づいた。あとは"華も実もたっぷりある映画"がたくさん出てくることをひたすら待ち続けるより他、なす術を持たないのだ。

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第82回(2009年)アカデミー賞ノミネート一覧

※ ★マークは受賞作品。リンクは当サイト記事もしくはamazon

作品賞
  「ハート・ロッカー
   「アバター
   「しあわせの隠れ場所
   「第9地区
   「17歳の肖像
   「イングロリアス・バスターズ
   「プレシャス
   「シリアスマン」
   「カールじいさんの空飛ぶ家
   「マイレージ、マイライフ

主演男優賞
  ジェフ・ブリッジス 「クレイジー・ハート
   ジョージ・クルーニー 「マイレージ、マイライフ」
   コリン・ファース 「シングルマン
   モーガン・フリーマン 「インビクタス 負けざる者たち
   ジェレミー・レナー 「ハート・ロッカー」

主演女優賞
  サンドラ・ブロック 「しあわせの隠れ場所」
   ヘレン・ミレン  「終着駅 トルストイ最後の旅
   キャリー・マリガン 「17歳の肖像」
   ガボレイ・シディベ 「プレシャス」
   メリル・ストリープ 「ジュリー&ジュリア

助演男優賞
 クリストフ・ヴァルツ 「イングロリアス・バスターズ」
   マット・デイモン 「インビクタス 負けざる者たち」
   ウッディ・ハレルソン 「メッセンジャー」   
   クリストファー・プラマー 「終着駅 トルストイ最後の旅」
   スタンリー・トゥッチ 「ラブリーボーン

助演女優賞
 モニーク 「プレシャス」
   ペネロペ・クルス 「NINE
   ヴェラ・ファーミガ 「マイレージ、マイライフ」
   マギー・ギレンホール 「クレイジー・ハート」
   アナ・ケンドリック 「マイレージ、マイライフ」   

監督賞
 キャスリン・ビグロー 「ハート・ロッカー」
   ジェームズ・キャメロン 「アバター」
   ジェイソン・ライトマン 「マイレージ、マイライフ」
   リー・ダニエルス 「プレシャス」
   クエンティン・タランティーノ 「イングロリアス・バスターズ」

オリジナル脚本賞
  「ハート・ロッカー」
   「イングロリアス・バスターズ」
   「メッセンジャー」
   「シリアスマン」
   「カールじいさんの空飛ぶ家」

脚色賞
  「プレシャス」
   「第9地区」
   「17歳の肖像」
   「In The Loop」
   「マイレージ、マイライフ」

Geoffrey Fletcher winning Best Adapted Screenplay for "Precious"

撮影賞
  「アバター」
   「ハリー・ポッターと謎のプリンス
   「ハート・ロッカー」
   「イングロリアス・バスターズ」
   「白いリボン

美術賞
  「アバター」
   「Dr.パルナサスの鏡
   「NINE」
   「シャーロック・ホームズ
   「ヴィクトリア女王 世紀の愛

音響賞(録音賞)
  「ハート・ロッカー」
   「アバター」
   「イングロリアス・バスターズ」
   「スター・トレック」
   「トランスフォーマー リベンジ

編集賞
  「ハート・ロッカー」
   「アバター」
   「第9地区」   
   「イングロリアス・バスターズ」
   「プレシャス」

Editing Oscar® Nominees

作曲賞
  「カールじいさんの空飛ぶ家」
   「アバター」
   「ファンタスティック Mr.FOX
   「ハート・ロッカー」
   「シャーロック・ホームズ」

Music (Original Score) Oscar® Nominees   

歌曲賞
  "The Weary Kind"(クレイジー・ハート)
   "Almost There"(プリンセスと魔法のキス
   "Down in New Orleans"(プリンセスと魔法のキス)
   "Loin de Paname"(幸せはシャンソニア劇場から
   "Take It All"(NINE)

衣装デザイン賞
  「ヴィクトリア女王 世紀の愛」
   「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」
   「ココ・アヴァン・シャネル
   「Dr.パルナサスの鏡」
   「NINE」   

メイクアップ賞
  「スター・トレック
   「イル・ディーヴォ:魔王と呼ばれた男」   
   「ヴィクトリア女王 世紀の愛」

視覚効果賞
  「アバター」
   「第9地区」
   「スター・トレック」

Visual Effects Oscar® Nominees

音響編集賞
  「ハート・ロッカー」
   「アバター」
   「イングロリアス・バスターズ」
   「スター・トレック」
   「カールじいさんの空飛ぶ家」

短編賞
<アニメ>
  「Logorama」
   「French Roast」
   「Granny O'Grimm's Sleeping Beauty」
   「The Lady and the Reaper (La Dama y la Muerte)」
   「ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢

<実写>
  「The New Tenants」
   「The Door」
   「Instead of Abracadabra」
   「Kavi」
   「Miracle Fish」 

Live Action Short Film Oscar® Nominees  

ドキュメンタリー映画賞
<短編>
  「Music by Prudence」
   「China's Unnatural Disaster: The Tears of Sichuan Province」
   「Last Campaign of Governor Booth Gardner」
   「The Last Truck: Closing of a GM 」   
   「Rabbit a la Berlin」

<長編>
  「ザ・コーヴ
   「ビルマVJ 消された革命
   「フード・インク
   「The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers」
   「僕の居場所はどこ? 〜アメリカめざす中米の少年たち〜」

外国語映画賞
  「瞳の奥の秘密」(アルゼンチン)
   「Ajami」(イスラエル)
   「悲しみのミルク」(ペルー)
   「Un Prophète」(フランス)
   「白いリボン」(ドイツ)

長編アニメ賞
  「カールじいさんの空飛ぶ家」
   「コララインとボタンの魔女 3D
   「ファンタスティック Mr.FOX」
   「プリンセスと魔法のキス」
   「The Secret of Kells」

アービング・G・タルバーグ賞
 ジョン・キャリー

名誉賞
  ローレン・バコール
  ロジャー・コーマン
  ゴードン・ウィリス
   
一足お先にアカデミー賞名誉賞の授賞式
2010.04.09 Friday | 01:22 | アカデミー賞の軌跡 | comments(6) | - |

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2017.06.24 Saturday | 01:22 | - | - | - |

コメント

moviepad 様
読み応えのある記事でした!
ジョージ・クルーニーが好きという女性が周りに多いのですが、何故か私はちょっと苦手。
>”いい人だと思われたい”という欲望の塊です
のあたりに理由があるかも…(笑)

このところ、映画を観たい気持ちが起きなかったのですが、こちらに伺って、映画館に行きたくなりました。
2010/04/20 8:39 PM by パール
パールさん、こんばんわ。

こんな長ったらしい記事を読んでいただいて
ありがとうございます。
今年のアカデミー賞はネタが多すぎるので
これでもかなり削ったんですよ。

ジョージ・クルーニーが好きな女性は本当多いですね
でも、僕もやや苦手です。
まず、あの浮世離れした、濃〜い顔(爆)。
それと、どっか鼻につくんですよね。
"俺はその辺のチャラチャラしたセレブとは違うんだぜ"
と常にいいたげで。
今回の件もジェフ・ブリッジスに対して
「僕は君に投票したから、受賞できなくても僕をうらむなよ」と
言ったらしいです。うわ〜〜〜〜!

失礼しました。m(_ _)m

ちなみに、今週末公開の『プレシャス』はイチ押し!
"激情系"だと思っていたら、意外にも静かで柔らかい語り口。
今年のNo.1候補の一本になりそうです。
2010/04/20 10:23 PM by moviepad
moviepad様
せっかく『プレシャス』を推薦していただいたのですが、こちらでの上映は6月末の予定。
観たいと思った他の作品も、話題になってから上映されるまでの期間が長く、小さな映画館で短い期間の上映…

先日、モンローの『お熱いのがお好き』を観ました。自分と同時代の映画を観るべきだと思いつつ、この映画は素敵すぎました。

近くで映画を観ようと思ったら、日本映画とアニメ以外の選択肢はとても限られています。
ゴールデンウィーク、映画観たいんですけど。(ぐちってしまいました m(_ _)m)
2010/04/21 9:25 AM by パール
「プレシャス」はたまたま試写で観ることができましたが...。
>観たいと思った他の作品も、話題になってから上映されるまでの期間が長く、小さな映画館で短い期間の上映…

当方もよくそういう状況に遭遇します。
観たい!というテンションが下がってしまい
DVD待つか→(映画館で観るのが好きなので)結局、DVDでも観ない
という悪循環に陥ります。

『お熱いのがお好き』は×年前、ビデオで観ました。
モンローの最高傑作ですね。ラストは映画史に残る名セリフです!

>自分と同時代の映画を観るべきだと思いつつ

かの淀川長治氏ですら
「やっぱり今の映画が一番面白い」
とおっしゃっていました。
自分もそうありたいと思いつつ、どうも最近、限界です。
旧作に走ったほうが有意義で楽しい映画ライフが待っている!

ところで『お熱いのがお好き』は何でご覧になったんですか?
テレビ?DVD?午前10時の映画祭?

"午前10時の映画祭"のラインナップ、全体の7割は既に観てますね。
作品チョイスは今イチ好みではありませんが(笑)
最近、映画館では
テレビドラマ(映画版と称するもの)、舞台、オペラ、コンサート、ヨン様3D...
映画以外のものを上映していることも多い。
そーいうことするなら、名作をリバイバル上映してほしいですね!
2010/04/21 8:53 PM by moviepad
moviepad様
"午前10時の映画祭"のラインナップ 『市民ケーン』が入っていなかったのはなぜかなあと思っておりました。『サウンド・オブ・ミュージック』あるいは『オズの魔法使い』も映画館で観たいです。(午前10時の映画祭の映画館はちょっと遠いので、観に行っておりませんが)

>DVD待つか→(映画館で観るのが好きなので)結局、DVDでも観ない
私も同じです。

>名作をリバイバル上映してほしいですね
全く同感です(偉そうにすみません)。テレビとビデオで何度か観たことがある『旅情』も映画館で観たい作品です。
2010/05/06 7:12 PM by パール
「午前10時の映画祭」ではなかったのですね。
自分は午前10時に映画館に到着するのは不可能に近いので
一本も観ずに終わりそうです。
東宝さんがフリーパス券でもくれれば
がんばって早起きして全作レビューしますが(爆)

どこかで読んだのですが
「午前10時の映画祭」は全部ニュープリント上映という触れ込みなので
ニュープリント版が入手できなかった作品は
あきらめざるを得なかったようです。
『市民ケーン』がリストに含まれていないのはそういう事情では?
2010/05/06 10:29 PM by moviepad

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