映画のメモ帳+α

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グラン・トリノ

グラン・トリノ(2008 アメリカ)

「グラン・トリノ」公式サイトにリンク原題   GRAN TORINO
監督   クリント・イーストウッド
原案   デヴィッド・ジョハンソン ニック・シェンク   
脚色   ニック・シェンク
撮影   トム・スターン
音楽   カイル・イーストウッド マイケル・スティーヴンス
出演   クリント・イーストウッド ビー・ヴァン
      アーニー・ハー クリストファー・カーリー
      コリー・ハードリクト ブライアン・ヘイリー
      ブライアン・ホウ ジェラルディン・ヒューズ
      ドリーマ・ウォーカー ジョン・キャロル・リンチ スコット・リーヴス

ファーストシーン。しかめ面した男が立っている。
妻の葬式で喪主をつとめているようだ。
妻を亡くした悲しみに耐えている風情はない。
遅刻して教会に入ってくる親族たち、へそピアスをしている孫を見て顔をゆがめる。
自分を取り巻くすべてのことが気に入らないのだ。

男の名はウォルト(クリント・イーストウッド
フォードの自動車工場を勤め上げ、ひとり暮らしだ。
ビールを飲み、月に一度床屋にいく。楽しみといえば、所有している72年製のフォード車グラン・トリノをぴかぴかに磨いてそれを眺めることくらい。グラン・トリノは誰もがほしがるヴィンテージ・カー。だが、ウォルトがこれに乗ることはない。まるでこの車だけが彼に残されたアイデンティティであるかのようだ。

ある日、グラン・トリノを盗もうとした者がいた。
犯人は隣に住むタオ(ビー・ヴァン)という16歳の少年だ。学校にも行かず、仕事もしていない。本を読み、いつも寂しそうにうつむいている内気なモン族の子である。
一方、姉のスー(アーニー・ハー)は、言いたいことをはっきり言う快活な娘。
スーに導かれ、孤独で頑固な老人ウォルトと、モン族一家との奇妙な交流がはじまった。
タオは車を盗もうとしたことへの"償い"として、ウォルトの家で仕事をすることになる。
ウォルトはタオに、以前からの懸案であった家の修繕をさせることにした。
タオは、仕事を与えられたことで自分の存在価値を見出したかのように生き生きとしていく。
ウォルトもそんなタオを一人前の男に育て上げることに生きがいを感じはじめていた。

タオ少年はグラン・トリノを洗っている。
おそらくウォルトはこの車を誰にも触らせたことがないはずだ。
そのグラン・トリノを、"盗もうとしていた男"タオに洗わせている。
ウォルトが彼を許し、心を開きつつあることを象徴する場面だ。
その場面も強調されることもなく、バックでさりげなく映し出される。
クリント・イーストウッドらしい控えめな映像表現である。

ウォルトは、モン族一家との交流に家族以上の親しみを感じ始めていた。
一方、初対面の占い師に、自分が今抱えている悩みをすべて言い当てられ驚愕する。
そんな日々をすごしながら、孤独で頑固な老人ウォルトの中で何かが変わっていく。

タオ少年は、従兄を含む近所の不良グループにいつもいじめられていた。
グラン・トリノを盗もうとしたのも彼の意思ではなく、不良グループから無理やりやらされていたのだ。

学校にも行けず、仕事もないタオ。
「彼はこのままでは一生安らぐことはできない
タオの将来を心配するウォルト。
そのウォルトも"一生安らぐことができない"トラウマを抱えていた。
彼を"孤独で頑固な老人"にしてしまったのは、誰とも感情を分かち合うことができない、そのトラウマが原因だったのだ。

そんな最中、不良グループによってスーとタオが暴行を受ける事件が起こる。
この2人の惨状を見て、ウォルトは妻の葬式ですら見せなかった涙をひっそりと流す。
そして彼はある決断をする。

行動に移す前に、さんざん馬鹿にしていた神父のところにいって懺悔を行った。
だが、"肝心なこと"は告白していない。

彼は行動によって、スーやタオ少年に今まで得られなかった心の安らぎをプレゼントした。
また、彼自身も長年抱えていたトラウマに決着をつけた。

ラスト、道路を走るグラントリノが映し出される。バックに流れるジャズ風の主題歌が心にしみる。
1番をイーストウッド、2番をジャズ・シンガーのジェイミー・カラムが歌っている。
(クレジットはジェイミー・カラムのみとなっているが、1番はどう聞いてもイーストウッドの声!)


↓ これはジェイミーのソロ・バージョンです。
Jamie Cullum - Gran Torino




映画『グラン・トリノ』は、さりげない余韻をじわりとにじませる作品。
巨匠クリント・イーストウッド監督に、またひとつ代表作が加わった。

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グラン・トリノ@映画生活





※ コメント欄にネタバレが含まれています。未見の方は映画鑑賞後にお読みください。




2009.04.01 Wednesday | 21:07 | 映画 | comments(13) | trackbacks(43) |

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2024.03.19 Tuesday | 21:07 | - | - | - |

コメント

moviepadさんこんにちは★もう観てたんですね〜!
これ、期待以上によかったです!!
もうスーがやられたところで涙出て
神父の最後の話でまた涙止まらなくなっちゃった、、、、

少々イーストウッドがよすぎたって感じもするんですが(笑)
今年のベスト3以内は決定です!^^えへへ。
2009/04/08 11:43 AM by mig
追伸☆
あの最後はイーストウッドの歌でしたか、気づくとはさすがですね^^
2009/04/08 11:44 AM by mig
migさん、こんばんわ

珍しく試写にあたったもので
早々に観ることができました。

イーストウッド監督作品最高の興行収入(約1億4000万ドル)をあげたというニュースを聞いたとき、
「そんなにヒットしそうな話じゃないのにな?」と思いましたが、映画を観て納得。
「グラン・トリノ」は日本でもヒットしそうです。

ラストの歌、あのダミ声(1番のみ)はどう聴いてもイーストウッドでしょう!

2番はタオ少年役のビー・ヴァンが歌っているように聞こえました。。
それにしては上手すぎるな、と思っていたら
案の定、プロのジャズ・シンガー、ジェイミー・カラムでした。
ウォルトとタオ少年のデュエットに聞こえるように
タオ少年と声が似ている歌手を選んだのだと思います。
2009/04/08 7:34 PM by moviepad
こんばんは^^
初めまして。
migさんのとこから辿っておじゃまします♪
素晴らしい作品でした。
コピーにもあるとおり、人生の締めくくりを迷っていたコワルスキーがタオと出会うことで、その最期を飾れた…。
ショックだったけど、死に場所を探していた彼にとってはこれでよかったんでしょうね。

彼の想いはグラン・トリノとともにタオに託されたのでしょうから。

最後の歌はやっぱりイーストウッドでしたか。そうじゃないかと思ったんですが、どこにもそんなこと書いてなかったんで。^^;
2009/04/11 3:16 AM by KLY
KLYさん、はじめまして。

イーストウッドの歌はクレジットされていませんからね。
というか、他の人が歌ったならクレジットするでしょう。

今からご覧になる方、絶対違う!と思う方は
遠慮なくこのコメント欄でご指摘ください。
ただし、誰が歌っているのかちゃんと教えてくださいね。違うだけじゃダメ(笑)

今後もよろしくお願いします。
2009/04/11 12:31 PM by moviepad
こんにちは、

感動作でした。
イーストウッドの作品にハズレなしです。

最後の歌を彼が歌っていたのは気がつきませんでした。
DVDを見てみます。
2009/05/04 10:18 AM by かめ
かめさん、こんばんわ

予想通り皆さん、大絶賛ですね。

イーストウッドの歌は声の独特のしゃがれ具合で聞いてすぐわかりました。
2人で歌っているのにクレジットがジェイミー・カラムのみになっているので間違いない!と。
2009/05/04 10:17 PM by moviepad
こんにちは〜moviepadさん♪
詩的に物語を紹介していらっしゃいますね〜映画を思い出しながらじっくり読んじゃった。
私は全く物語を紹介せず、ただ感動した〜と書いて記事を済ませました。ははは(汗)

心に沁みるいい映画でしたね〜
イーストウッドの演じたウォルトが愛おしかったです・・・最後は泣けちゃったなぁ〜
2009/05/07 12:14 PM by 由香
>詩的に物語を紹介していらっしゃいますね

単なる箇条書きに近いんですが....(^^;
たま〜にこういう記事の書き方をします。
でも、それは作品を気に入っている証拠。
言葉による解説を必要としないのが良い映画です。
<エラソー(笑)

>私は全く物語を紹介せず、ただ感動した〜と書いて記事を済ませました。ははは(汗)

そうなんです。
自分もほとんどそれに近い感覚。
この映画を紹介するのに中途半端な能書きは垂れたくない!
周辺情報も不要!
そんな気分になる映画でした。
2009/05/07 8:58 PM by moviepad
イーストウッドの監督作品のなかでは、間違いなく私のトップ3に入る名作です。(すべての監督作品を観たわけではないのですが……)
イーストウッドがテラスで缶ビールを飲みながら周辺を見下ろしている様子だけでも、なんとなく決まっていますね。
「チェンジ」を掲げる今のアメリカにふさわしい映画ともいえます。

皆さんと同じことを書いて申しわけないのですが、やっぱり、あの歌声はイーストウッドだったのかね。私のエントリーにもそうしたコメントが寄せられたので、もしやとも思ったのですが、クレジットされていなかったみたいなので否定的なレスポンスを返したのですが(苦笑)。
いずれにせよ、本作でも監督イーストウッド氏は音楽の使い方がやっぱり巧いと思ったですね。
2009/05/11 8:47 PM by syunpo
>イーストウッドがテラスで缶ビールを飲みながら周辺を見下ろしている様子だけでも、なんとなく決まっていますね。

そうなんですよね。
こんなにカッコイイ78歳は地球に2人といません(笑)。

『グラン・トリノ』はイーストウッドの中では異色といえる作品ですね。
なぜなら、アカデミー賞から完全に無視されたのに興行的には自己最大のヒットになっている。
批評家よりも観客に愛された作品なんてはじめてじゃないかな。

あの歌声は正確を期するなら

"イーストウッドが歌っていると思われる"

と記すべきです。

何のフォローもなしにはっきり断定しているブログ記事をいくつか見て
”おい、おい"と思いました。自分も断定して書いているのに(爆)

この映画は珍しく試写にあたったので劇場公開よりも25日前に見ることができました。
鑑賞後、ラストの声はイーストウッドだろう、と思い英語サイトを含めていくつか調べてみましたが一番を歌っていた謎の老人が誰かさっぱりわからない。ウィキペディアにすら出ていませんでした。

ただ、声はどう聞いてもイーストウッドなんですよね。歌い方もどこか役者っぽいし。
また、あんな目立つ使い方をしておきながらクレジットしないなんて考えられない。
他の人が歌っているのなら大クレームものです(笑)
人格者として信望のあついイーストウッドがそんなことをするとは考えにくい。
イーストウッド本人が歌っているからクレジットしなかった、としか思えないんですよね。

>クレジットされていなかったみたいなので否定的なレスポンスを返したのですが

僕は"間違いない!"と思ったので断言しましたが
信用に値するソースがない以上、これは正しい対応だと思います。
でにsuynpoさんは、さりげなくかわしてますよね。
どこかの誰かみたいに(ハイ、私のことです)違う!とトゲトゲしく言ったりしない(爆...自戒)
2009/05/11 10:39 PM by moviepad
上手いですね、イーストウッドの親父は!映画が好きな人は、ある時期に訳の判らない高尚なサクヒンってモノにはまります。シンプルで相手にわかりやすく表現するというのは、裏を返せば、技術やセンスが備わっている証です。
この映画は、幅広い方の心に染み入る事こそが大事であるという大人の配慮をも見越したものだと思いますね。
わかる人にわかればいいんだ!も、ある意味
うんうんそうそう・・ですけど、たくさんの方に暖かい涙を流させる事は、実に素晴らしい仕組みです。彼の昔からのファンの方なら、センチメンタルアドベンチャーという映画を知っているかもしれません。地方公開しかされなかった愛すべき映画でした。私は、この82年公開の映画がグラントトリノとかぶりました。未見の方、是非見てください。(でも、この作品、DVD化されてないかも?)。今の所、今年のNO1ですね。チェィサーと違う感情の高まり方でした。では、また!映画最高ばい!
2009/07/07 6:13 PM by みちしるべ
こんばんわ

>映画が好きな人は、ある時期に訳の判らない高尚なサクヒンってモノにはまります。

はまらない人も結構多いようです。
映画ブログを3年以上やっているとよ〜くわかります(笑)。

この映画のシンプルさはイーストウッドの余裕を感じますね。

センチメンタルアドベンチャーは残念ながら未見ですが、
『グラン・トリノ』は『ミリオンダラー・ベイビー』に物語構成がそっくり。
イーストウッドってこういうタイプの話が好きなんでしょうね。
2009/07/08 12:23 AM by moviepad

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    (C) 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED. 英題: GRAN TORINO 製作年: 2008年 製作国: アメリカ 日本公開: 2009年4月25日 (丸の内ピカデリー ほか) 上映時間: 1時間57分 配給: ワーナー・ブラザース映画 カラー 公式サイト 監督・製作
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Gran Torino グラン・トリノ
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(You got a movie 2009/05/05 1:23 PM)
イーストウッドの力
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