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第64回(1991年)アカデミー賞

第64回(1991年)アカデミー賞

64回アカデミー賞作品賞「羊たちの沈黙」第64回アカデミー賞trivia
〜ハンディを押しのけ『羊たちの沈黙』が5冠〜

★ 昨年の授賞式でプレゼンターとして登場したジョディ・フォスターが「来年は羊の年よ」とコメントしたが、まさにそのとおりとなった。2月公開、娯楽に徹したスリラー作品、配給会社オライオンの倒産というハンディを押しのけ『羊たちの沈黙』が作品・監督・主演男優・主演女優・脚色の5冠を達成。これは第7回(1934年)の『ある夜の出来事』、第48回(1975年)の『カッコーの巣の上で』以来3度目の快挙である。








★ 作品賞候補『サウス・キャロライナ』の紹介役として登場したジェシカ・タンディは「なぜバーブラが監督賞にノミネートされなかったのかが不思議です」と付け加えた。『サウス・キャロライナ』はバーブラ・ストライザンドの監督第2作。作品賞にはノミネートされたが第1作『愛のイエントル』のとき同様、今回もバーブラは無視された。ライザ・ミネリとともに登場したシャリー・マクレインは客席のバーブラに向かって「3人で映画をつくりましょうよ」と呼びかけた。少し間をおいて「あの世でね」というオチを付け加えたが...。その監督賞では『ボーイズ’ン・ザ・フッド』のジョン・シングルトンが24歳の若さでノミネートされたことが話題となっていた。

★ 『美女と野獣』はアニメ映画として初の作品賞候補となった。作曲賞と歌曲賞を受賞したが、歌曲賞受賞時、作曲のアラン・メンケンとともにステージにあがったのは作詞のハワード・アシュマンではなく、彼が同棲していた男性だった。その男はアシュマンがエイズで死んだ最初のオスカー受賞者であることを告げた。

★ 助演男優賞は『シティ・スリッカーズ』のジャック・パランス。プレゼンターのウーピー・ゴールドバーグから名前を呼ばれてステージにあがったパランスは「役者が年をとると若いヤツにまかせたほうがいいんじゃないかと心配するものだが...」といったあと、突然片腕で腕立て伏せをはじめ、「こんなことは朝飯まえ。両手を使えば一晩中だってできる」と豪語。観客は爆笑した。『シティ〜』の共演者で司会のビリー・クリスタルは大喜びで、ことあることにパランスをネタにした。<クリスタルが仕込んだネタ?(笑)



★ 『ランブリング・ローズ』で主演女優賞候補にあがったローラ・ダーンとその母親を演じ助演女優賞にノミネートされたダイアン・ラッドは実際にも親子であり、母娘そろってのオスカー候補となった。

★ 名誉賞のプレゼンターはオードリー・ヘブバーン。受賞者ははインド映画の巨匠サタジット・レイだった。レイがカルカッタの病院で横たわったままの姿が映し出された。レイが亡くなったのはそれから1ヶ月もしない4月23日のことである。また、オードリーもこれが最後の授賞式出席となってしまった。


第64回(1991年)アカデミー賞ノミネート一覧

 マークは受賞作品。リンクは原則としてamazon

作品賞
  「羊たちの沈黙
   「美女と野獣
   「バグジー
   「JFK
   「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方

主演男優賞
 アンソニー・ホプキンス 「羊たちの沈黙」
   ウォーレン・ビーティ 「バグジー」
   ロバート・デ・ニーロ 「ケープ・フィアー
   ニック・ノルティ 「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」
   ロビン・ウィリアムズ 「フィッシャー・キング

主演女優賞
  ジョディ・フォスター 「羊たちの沈黙」
   ジーナ・デイヴィス 「テルマ&ルイーズ
   ローラ・ダーン 「ランブリング・ローズ
   ベット・ミドラー 「フォー・ザ・ボーイズ
   スーザン・サランドン 「テルマ&ルイーズ」

助演男優賞
  ジャック・パランス 「シティ・スリッカーズ
   トミー・リー・ジョーンズ 「JFK」
   ハーヴェイ・カイテル 「バグジー」
   ベン・キングズレー 「バグジー」
   マイケル・ラーナー 「バートン・フィンク

助演女優賞
 マーセデス・ルール 「フィッシャー・キング」
   ダイアン・ラッド 「ランブリング・ローズ」
   ジュリエット・ルイス 「ケープ・フィアー」
   ケイト・ネリガン 「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」
   ジェシカ・タンディ 「フライド・グリーン・トマト



監督賞
 ジョナサン・デミ 「羊たちの沈黙」
   ジョン・シングルトン 「ボーイズ’ン・ザ・フッド
   バリー・レヴィンソン 「バグジー」
   オリヴァー・ストーン 「JFK」
   リドリー・スコット 「テルマ&ルイーズ」

脚本賞
<オリジナル脚本>
 「テルマ&ルイーズ」
   「ボーイズ’ン・ザ・フッド」
   「バグジー」
   「フィッシャー・キング」
   「わが街

<脚色>
  「羊たちの沈黙」
   「僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ」
   「フライド・グリーン・トマト」
   「JFK」
   「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」

撮影賞
 「JFK」
   「バグジー」
   「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」
   「ターミネーター2
   「テルマ&ルイーズ」

美術監督・装置賞
  「バグジー」
   「バートン・フィンク」
   「フィッシャー・キング」
   「フック
   「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」

音響賞
 「ターミネーター2」
   「バックドラフト
   「美女と野獣」
   「JFK」
   「羊たちの沈黙」

編集賞
  「JFK」
   「ザ・コミットメンツ
   「羊たちの沈黙」
   「ターミネーター2」
   「テルマ&ルイーズ」

作曲賞
 「美女と野獣」
   「バグジー」
   「フィッシャー・キング」
   「JFK」
   「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」

歌曲賞
  「美女と野獣」Beauty and the Beast (美女と野獣)
   「ベルのひとりごと」 Belle (美女と野獣)
   「ひとりぼっちの晩餐会」 Be Our Guest (美女と野獣)
   「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」 (Everything I Do)I Do It For You (ロビン・フッド
   「一人きりで」 When You're Alone (フック) 

衣装デザイン賞
 「バグジー」
   「アダムス・ファミリー」
   「バートン・フィンク」
   「フック」
   「ボヴァリー夫人

メイクアップ賞
 「ターミネーター2」
   「フック」
   「スター・トレックVI/未知の世界

視覚効果賞
 「ターミネーター2」
   「バックドラフト」
   「フック」

音響効果編集賞
 「ターミネーター2」
   「バックドラフト」
   「スター・トレックVI/未知の世界」

短編賞
<アニメ>
 「MANIPULATION」
   「BLACKFLY」
   「STRINGS」

<実写>
 「SESSION MAN」
   「BIRCH STREET GYM」
   「LAST BREEZE OF SUMMER」

ドキュメンタリー映画賞
<短編>
 「DEADLY DECEPTION:GENERAL ELECTRICD,NUCLEAR WEAPONS AND OUR ENVIRONMENT」
   「BIRDNESTERS OF THAILAND / SHADOW HUNTERS」
   「A LITTLE VICIOUS」
   「THE MARK OF THE MAKER」
   「MEMORIAL:LETTERS FORM AMERICAN SOLDIERS」

<長編>
 「IN THE SHADOW OF THE STARS」
   「DEATH ON THE JOB」
   「DOING TIME:LIFE INSIDE THE BIG HOUSE」
   「THE RESTLESS CONSCIENCE:RESISTANCE TO HITLER WITHIN GERMANY 1933-1945」
   「WILD BY LAW」

外国語映画賞
 「エーゲ海の天使」 (イタリア)
   「春にして君を想う」 (アイスランド)
   「THE ELEMENTARY SCHOOL」 (チェコスロヴァキア)
   「THE OX」 (スウェーデン)
   「紅夢」 (香港)

名誉賞
 サタジット・レイ
(映画芸術でも類稀な円熟と深い人道主義の視野が世界中の映画製作者と観客に影響を与えた)

アーヴィング・G・タールバーグ記念賞
 ジョージ・ルーカス

ゴードン・E・ソーヤー賞
 レイ・ハリーハウゼン

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2009.02.08 Sunday | 23:39 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

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