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「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」〜天下無敵のジョニー・デップ〜 (その1) 

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (2006 アメリカ)

公式サイトにリンク原題   PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST    
監督   ゴア・ヴァービンスキー      
脚本   テッド・エリオット テリー・ロッシオ   
撮影   ダリウス・ウォルスキー      
音楽   ハンス・ジマー     
出演   ジョニー・デップ オーランド・ブルーム
      キーラ・ナイトレイ   

第79回(2006年)アカデミー賞視覚効果賞受賞。美術、音響、音響効果編集賞ノミネート

ジョニー・デップ=ハリウッドの反逆児。この公式はもはや大昔の幻想となりつつある。
ディズニーランドの人気アトラクション“カリブの海賊”をモチーフにした大作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)に出演後、デップを取り巻く環境は激変した。あのジョニー・デップがジェリー・ブラッカイマー製作のディズニーの大作映画に出演とは!ヴァネッサ・パラディと結婚(籍はいれてない)して子供が生まれたらこんなに変わるのか?多くの映画ファンは度肝を抜かれた。

でもそこは一筋縄ではいかないのがデップ。ブラックパール号の船長ジャック・スパロウというキャラクターに当初の脚本に描かれていなかったユーモラスな味付けを施した。その結果、作品は全米で興行収入3億ドルを突破する大ヒット!!!この作品の演技でジョニーは全米俳優組合主演男優賞を受賞!アカデミー主演男優賞にノミネートされた。盟友ティム・バートンと組んだ『チャーリーとチョコレート工場』(2005)も全米2億ドルを突破するヒット。今まで背を向け続けていたハリウッド内で"稼げるスター"の地位を不動のものにしてしまった。

この『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』はその大ヒット作の続編である。海賊バルボッサとの戦いの末、ブラックパール号を奪い返して船長の座に返り咲いたジャック・スパロウ。だが、彼には新たな危険が忍び寄っていた。ジャックがブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えに海賊なら誰もが恐れる幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズと"血の約束"を交わしていた。その"契約期間”は終わり、“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズはジャックの魂を取り立てるために動き出したのだ。一方、結婚式をまじかに控えた青年ウィルと総督の娘エリザベスはジャックを逃がした罪で逮捕される。やがて2人は再びジャックと出会うことになるというのがストーリー。

恋に敗れたデイヴィ・ジョーンズは再び心が傷つかないように自分の胸から心臓を取り出して宝箱に入れて海に沈めた。ジャック・スパロウは彼との契約をちゃらにするため、その宝箱を見つけて彼に心臓を戻そうとする。デッドマン(=デイヴィ・ジョーンズ)のチェイスト(chest 胸、宝箱)。このエピソードが、サブタイトルの由来となった。

ジョニー・デップは今作も軽快な演技で場面をさらう。彼の演技を見ているだけで十分に楽しい。前作同様、今回も彼の演技が作品全体を支えている。他の笑いをとるべき場面がほとんどすべっているため、いっそう彼の演技が引き立ちます(笑)

キーラ・ナイトレイもコメディ演技に挑戦。やや空回りしている部分もある。『プライドと偏見』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた自信の表れか、前作より余裕が感じられる。
一方のオーランド・ブルームは残念ながら"顔&剣さばき担当"からまったく脱却できていない。来年公開予定の第3作ではおそらくエリザベスをめぐってジャックとのバトルが展開されるのだろう。今度こそ"最強のカバーボーイ"を脱皮した演技を見せてほしいものである。

------(ネタばれ注意)------------

エリザベスがジャックにキスをするのを見てしまう"エリザベスの婚約者"ウィル。
揺れ動く感情を表情で表現しなければならない場面なのになぜかカメラはどんどん遠くなり...。
大した演技を要求されない場面ではこれでもか、というくらいオーランドのクローズ・アップが出てくるのに。(彼のファンはそれだけでご満悦でしょう)肝心の内面演技が要求される場面では...残酷なことをするものです(笑)

-------(ネタばれ終わり)----------

タコの怪物デイヴィ・ジョーンズをはじめ、ディズニー映画とは思えないほどグロい映像がたくさん出てきます。もうヒットさえすれば何でもアリなんですね!前半は退屈で、デップが出ていない場面では眠気を誘うが後半からはそれなりに面白くなる。でも2時間30分はチト長いな。ラストに海賊バルボッサがちらりと顔を見せ、続編の予告をして終わります。

ところでこの作品内容的に「スターウォーズ」シリーズとの酷似が指摘されており、(ほとんどネタバレなので未見の方はクリックしないで下さい ココを参照)6部作になるのではという噂が広まっている。この「〜デッドマン・チェイスト」は既に前作を上回る大ヒットとなっている。全米興行収入は4億ドル、全世界興行収入も9億6000万ドルを突破。歴代6位の大記録だ。この噂、かなり真実味が増してきましたね。
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その2に続く


2006.09.02 Saturday | 20:59 | 映画 | comments(4) | trackbacks(4) |

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2019.08.18 Sunday | 20:59 | - | - | - |

コメント

 初めてコメントさせて戴きます。
 ジョニーの演技をこの作品で褒められるのはファンとしてはどうも??なんですが(ジョニーはこの役に深みを求めないでと言っていましたし。笑)、でもジョニーがこの映画を支えているのは事実ですよね!
 それからネタばれ部分、あの場面はオーランドの脚本には2人のキスシーンは書かれていなかったそうで、ゴア監督は彼のアドリブというかその場の一瞬の表情を捉えたかったようです。前作よりは上手になっているように思いましたが…。
 まあ、アトラクション参加型映画です!  
2006/09/02 9:56 PM by ジョアンナ
ジョアンナさん!はじめまして。
コメントありがとうございます!!!

>ジョニーの演技をこの作品で褒められるのはファンとしてはどうも??なんですが

その気持ちはよ〜くわかります。僕も俳優・ジョニー・デップのファンなので。「シザーハンズ」「ギルバード・グレープ」「ネバーランド」などの抑制のきいた演技がとくにGood!でもこの作品の演技も好きですよ!
その辺りのことは(その2)で近日中に触れるつもりです。もしよければまた遊びにきてください!

----- 以下ネタばれアリ------------

>あの場面はオーランドの脚本には2人のキスシーンは書かれていなかったそうで、ゴア監督は彼のアドリブというかその場の一瞬の表情を捉えたかったようです。

あ、そうなんですか!
だから演技を見て「こりゃあかん」と思ってカメラは引いていったのかな(笑)
< オーリーのファンの方ごめんなさいm(_ _)m

でもね、船を出航させる前にジャック・スパロウの到着を待つ場面があったでしょう。
にもかかわらず、原住民?に追いかけられているジャックを見て「出発だ」と叫ぶところ。笑いをとる場面なのに他と同じように大真面目に演じている。もっとすっとぼけた演技できなかったのかな〜。ジョニー・デップという最高のお手本が近くにいたのに(^^;
2006/09/02 10:32 PM by moviepad
 またまた失礼します!
 ご指摘の場面、確か別のトレイラー(2、3種類あったはず)ではオーランドはもっとすっとぼけた感じだったと思います。監督は最終的にあのテイクをチョイスしたんでしょう。
 ぶっ飛んだジャックと大真面目なウィルという対照的なキャラ立てをしたかったのではないでしょうか。(私は結構それが気に入っています。笑)
 私も『シザーハンズ』『ギルバート・グレイブ』『ネバーランド』が大好きですよ♪ちなみにリアルタイムでそれらの作品を観ていますから…。(あはっ!苦笑)
2006/09/03 11:09 AM by ジョアンナ
>確か別のトレイラー(2、3種類あったはず)ではオーランドはもっとすっとぼけた感じだったと思います。監督は最終的にあのテイクをチョイスしたんでしょう

そうだったんですか(-_-;)
リサーチ不足でした。ボロ出まくり(笑)
でもあのテイクはとても違和感ありました。これは監督にいうべき文句ですね(笑)

僕も「シザーハンズ」以外はリアルタイムです。といっても映画見始めたのは結構遅いので...(^^;
2006/09/03 9:06 PM by moviepad

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