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第55回(1982年)アカデミー賞

第55回(1982年)アカデミー賞

55回アカデミー賞作品賞「ガンジー」第55回アカデミー賞trivia
〜アカデミー賞がノーベル平和賞に様変わり?〜

★ メガヒットとなったスティーヴン・スピルバーグ監督『E.T.』が9部門にノミネートされていた。だが前哨戦好調の『ガンジー』が11部門、『トッツィー』も10部門にノミネートを受けていた。結果は『ガンジー』が作品、監督、主演男優、脚本など8部門受賞で圧勝。『E.T』も4部門受賞はしたものの主要部門では何もとれなかった。『トッツィー』はジェシカ・ラングの助演女優賞だけに終わった。『ガンジー』は監督のリチャード・アッテンボローがデビット・リーンから20年前に企画を引き継いだ作品。30万人のエキストラを使ったことでも話題となった。アッテンボローは「人類の平和の道への道は暴力に訴えることなく見つかるとガンジーは信じていました。この映画はガンジーと彼の平和の願いのために作られた」と生真面目にスピーチ。ガンジー役で主演男優賞を受賞したベン・キングズレーは「このオスカーは夢、勇気、演技、平和へのご褒美だ」とコメントした。この結果に対しニューヨーク・タイムズ紙の論者たちは「オスカーはノーベル平和賞と取り違えているみたいだ」「『E.T』と『トッツィー』は映画だが、『ガンジー』はくたびれる絵がつまった教科書だ」たと不満をもらした。



★ 助演男優賞にノミネートされていた『ガープの世界』のジョン・リスゴーは性転換、『ビクター/ビクトリア』のロバート・プレストンは女装するゲイの役、主演部門でもダスティン・ホフマンは女装、ジュリー・アンドリュースは男装をしたため、この年のオスカーは"ドラッグ(女装趣味)・レースと言われていたが彼らはいずれも受賞を逃した。

★ 一度も受賞することなく7度目のノミネートとなったピーター・オトゥールは欠席していたが、同じく受賞歴がなく6度目の候補入りをはたしたポール・ニューマンは撮影中のフロリダからやってきた。彼を本命だとみなしている媒体があったからだ。だがまたしても受賞を逃した。ニューマンは「賞を逃した姿を見せるために西海岸に渡ったようなものだね」と恥ずかしそうに語っていたという。

★ 観客席には『パットン大戦車軍団』で主演男優賞の受賞を拒否したジョージ・C・スコットの姿が見えた。『パットンの最後の日々』というテレビ・ムービーの製作が伝えられていたこともあり、アカデミーが授賞式の入場券を送ったところ、ひょっこり現れたのだそうだ。スコットは「やっぱり肉の品評会だった」と思ったのだろうか?(笑)


第55回(1982年)アカデミー賞ノミネート一覧

 マークは受賞作品。リンクは原則としてamazon

作品賞
  「ガンジー
   「E.T.
   「ミッシング
   「トッツィー
   「評決

主演男優賞
 ベン・キングズレー 「ガンジー」
   ダスティン・ホフマン 「トッツィー」
   ジャック・レモン 「ミッシング」
   ポール・ニューマン 「評決」
   ピーター・オトゥール 「MY FAVORITE YEAR」

主演女優賞
  メリル・ストリープ 「ソフィーの選択」
   ジュリー・アンドリュース 「ビクター/ビクトリア
   ジェシカ・ラング 「女優フランシス
   シシー・スペイセク 「ミッシング」
   デブラ・ウィンガー 「愛と青春の旅だち



助演男優賞
  ルイス・ゴセット・Jr 「愛と青春の旅だち」
   チャールズ・ダーニング 「テキサス1の赤いバラ」
   ジョン・リスゴー 「ガープの世界
   ジェームズ・メイソン 「評決」
   ロバート・プレストン 「ビクター/ビクトリア」



助演女優賞
 ジェシカ・ラング 「トッツィー」
   グレン・クローズ 「ガープの世界」
   テリー・ガー 「トッツィー」
   キム・スタンレー 「女優フランシス」
   レスリー・アン・ウォーレン 「ビクター/ビクトリア」



監督賞
 リチャード・アッテンボロー 「ガンジー」
   ウォルフガング・ペーターゼン 「U・ボート
   スティーヴン・スピルバーグ 「E.T.」
   シドニー・ポラック 「トッツィー」
   シドニー・ルメット 「評決」

脚本賞
<オリジナル脚本>
 「ガンジー」
   「ダイナー
   「E.T.」
   「愛と青春の旅だち」
   「トッツィー」

<脚色>
  「ミッシング」
   「U・ボート」
   「ソフィーの選択」
   「評決」
   「ビクター/ビクトリア」

撮影賞
 「ガンジー」
   「E.T.」
   「U・ボート」
   「ソフィーの選択」
   「トッツィー」

美術監督・装置賞
  「ガンジー」
   「アニー
   「ブレードランナー
   「トラヴィアータ/1985・椿姫」
   「ビクター/ビクトリア」

音響賞
 「E.T.」
   「U・ボート」
   「ガンジー」
   「トッツィー」
   「トロン

編集賞
  「ガンジー」
   「U・ボート」
   「E.T.」
   「愛と青春の旅だち」
   「トッツィー」

作曲賞
 「E.T.」
   「ガンジー」
   「愛と青春の旅だち」
   「ポルターガイスト
   「ソフィーの選択」

John Williams winning Best Original Score for "E.T."

編曲・歌曲賞
 「ビクター/ビクトリア」
   「アニー」
   「ワン・フロム・ザ・ハート

歌曲賞
  「愛と青春の旅だち」  Up Where We Belong (愛と青春の旅だち)
   「アイ・オブ・ザ・タイガー」Eye of the Tiger (ロッキー3
   「How Do You Keep the Music Playing?」 (結婚しない族)
   「恋すれば」 If We Were in Love (YES,GIORGIO)
   「君に想いを」It Might Be You (トッツィー) 

衣装デザイン賞
 「ガンジー」
   「トラヴィアータ/1985・椿姫」
   「ソフィーの選択」
   「トロン」
   「ビクター/ビクトリア」

メイクアップ賞
 「人類創世
   「ガンジー」

視覚効果賞
 「E.T.」
   「ブレードランナー」
   「ポルターガイスト」

音響効果編集賞
 「E.T.」
   「U・ボート」
   「ポルターガイスト」

短編賞
<アニメ>
 「TANGO」
   「THE GREAT COGNITO」
   「スノーマン

<実写>
  「A SHOCKING ACCIDENT」
   「BALLET ROBOTIQUE」
   「THE SILENCE」
   「SPLIT CHERRY TREE」
   「SREDNI VASHTAR」

ドキュメンタリー映画賞
<短編>
 「IF YOU LOVE THIS PLANET」
   「GODS OF METAL」
   「THE KLAN:A LEGECY OF HATE IN AMERICA」
   「TO LIVE OR LET DIE」
   「TRAVELING HOPEFULLY」

<長編>
 「JUST ANOTHER MISSING KID」
   「AFTER THE AXE」
   「BEN'S MILL」
   「IN OUR WATER」
   「A PORTRAIT OF GISELLE」

外国語映画賞
 「VOLVER A EMPEZAR(TO BEGIN AGAIN)」(スペイン)
   「アルシノとコンドル」 (ニカラグア)
   「COUP DE TORCHON(CLEAN SLATE)」 (フランス)
   「THE FLIGHT OF THE EAGLE」 (スウェーデン)
   「解任」 (ソ連)

名誉賞
 ミッキー・ルーニー
   (50年にわたる多彩で記憶に残る演技)

ジーン・ハーショルト友愛賞
 ウォルター・ミリッシュ

ゴードン・E・ソーヤー賞
 ジョン・O・アールバーグ

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2009.02.03 Tuesday | 22:49 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

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