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第38回(1965年)アカデミー賞

第38回(1965年)アカデミー賞

38回アカデミー賞作品賞「サウンド・オブ・ミュージック」第38回アカデミー賞trivia
〜2人のジュリーは不仲?〜

★ この年は『サウンド・オブ・ミュージック』と『ドクトル・ジバコ』が8部門、『愚かものの船』が6部門、『ダーリング』が5部門ノミネートという接線だったが、昨年イギリス映画の大躍進を許したハリウッド、意地でもアメリカ映画に勝たせたかったか作品賞は『サウンド・オブ・ミュージック』の手に渡った。

★ 主演女優賞は2人の"ジュリー"の対決が注目された。『ダーリング』と『ドクトル・ジバコ』の2作に主演していたジュリー・クリスティは『ダーリング』でノミネート。一方、昨年の受賞者ジュリー・アンドリュースが『サウンド・オブ・ミュージック』で連続候補になった。マスコミは2人の不仲説をつくりあげようとしたが、2人ともこの噂を否定。一緒に授賞式会場に表れ、マスコミの煙をまいた。オスカーは2作の合わせ技で?ジュリー・クリスティの手に渡った。クリスティは泣きながら挨拶し、楽屋ではレックス・ハリスンに「どうして私の名前が刻んでいないの?」と尋ねたという。記者会見ではアンドリュースからお祝いの抱擁を受けた。アンドリュースは「再受賞しなくてよかった。オスカー女優のイメージにふさわしい行動をするのは難しいから」と語っている。



★ 『砂の女』の勅使河原宏が日本人初の監督賞ノミネートとなったが、受賞は"アメリカ人"ロバート・ワイズが2度目の受賞をはたした。外国語映画賞に小林正樹監督の『怪談』がノミネートされたが、受賞は『本町通りの店』(チェコスロバキア 日本未公開)となった。ボブ・ホープにはまたも名誉賞が贈られ、アカデミー賞初の金メダルが渡されたという。<これってうれしいかな?




第38回(1965年)アカデミー賞ノミネート一覧

 マークは受賞作品。リンクは原則としてamazon

作品賞
  「サウンド・オブ・ミュージック
   「ダーリング」
   「ドクトル・ジバゴ
   「愚か者の船
   「裏街・太陽の天使」

主演男優賞
 リー・マーヴィン 「キャット・バルー
   リチャード・バートン 「寒い国から帰ったスパイ」
   ローレンス・オリヴィエ 「オセロ」
   ロッド・スタイガー 「質屋」
   オスカー・ウェルナー 「愚か者の船」

主演女優賞
  ジュリー・クリスティ 「ダーリング」
   エリザベス・ハートマン 「いつか見た青い空」
   ジュリー・アンドリュース 「サウンド・オブ・ミュージック」
   サマンサ・エッガー 「コレクター
   シモーヌ・シニョレ 「愚か者の船」

助演男優賞
  マーティン・バルサム 「裏街・太陽の天使」
   イアン・バネン 「飛べ!フェニックス
   トム・コートネイ 「ドクトル・ジバゴ」
   マイケル・ダン 「愚か者の船」
   フランク・フィンレイ 「オセロ」

Martin Balsam winning Best Supporting Actor

助演女優賞
 シェリー・ウィンタース 「いつか見た青い空」
   ルース・ゴードン 「サンセット物語」
   マギー・スミス 「オセロ」
   ジョイス・レッドマン 「オセロ」   
   ペギー・ウッド 「サウンド・オブ・ミュージック」



監督賞
 ロバート・ワイズ 「サウンド・オブ・ミュージック」
   勅使河原宏 「砂の女
   ウィリアム・ワイラー 「コレクター」
   デヴィッド・リーン 「ドクトル・ジバゴ」
   ジョン・シュレシンジャー 「ダーリング」

脚本賞
<脚色
  「ドクトル・ジバゴ」
   「キャット・バルー」
   「コレクター」
   「愚か者の船」
   「裏街・太陽の天使」

<オリジナル脚本>
 「ダーリング」
   「ゴールデン・ハンター」
   「素晴らしきヒコーキ野郎
   「大列車作戦」
   「シェルブールの雨傘

撮影賞
<白黒>
 「愚か者の船」
   「危険な道
   「キング・ラット
   「モリツリ/南太平洋爆破作戦
   「いつか見た青い空」

<カラー>
 「ドクトル・ジバゴ」
   「華麗なる激情
   「グレートレース
   「偉大な生涯の物語
   「サウンド・オブ・ミュージック」

美術監督・装置賞
<白黒>
  「愚か者の船」
   「キング・ラット」
   「いつか見た青い空」
   「いのちの紐」
   「寒い国から帰ったスパイ」

<カラー>
 「ドクトル・ジバゴ」
   「華麗なる激情」
   「偉大な生涯の物語」
   「サンセット物語」
   「サウンド・オブ・ミュージック」

音響賞
 「サウンド・オブ・ミュージック」
   「ドクトル・ジバゴ」
   「グレートレース」
   「華麗なる激情」
   「シェナンドー河

編集賞
  「サウンド・オブ・ミュージック」
   「キャット・バルー」
   「ドクトル・ジバゴ」
   「飛べ!フェニックス」
   「グレートレース」

特殊視覚効果賞
  「007/サンダーボール作戦
   「偉大な生涯の物語」

音響効果賞
  「グレートレース」
   「脱走特急

作曲賞
 「ドクトル・ジバゴ」
   「華麗なる激情」
   「偉大な生涯の物語」
   「いつか見た青い空」
   「シェルブールの雨傘」

編曲賞
 「サウンド・オブ・ミュージック」
   「キャット・バルー」
   「マドリードで乾杯」
   「裏街・太陽の天使」
   「シェルブールの雨傘」

歌曲賞
  「The Shadow of Your Smile」 (いそしぎ)
   「The Ballad of Cat Ballou」 (キャット・バルー)
   「I Will Wait for You」 (シェルブールの雨傘)
   「The Sweetheart Tree」 (グレートレース)
   「何かいいことないか子猫チャン」What's New Pussycat? (何かいいことないか子猫チャン) 

衣装デザイン賞
<白黒>
 「ダーリング」
   「モリツリ/南太平洋爆破作戦」
   「生きる情熱」
   「愚か者の船」
   「いのちの紐」

<カラー>
 「ドクトル・ジバゴ」
   「華麗なる激情」
   「偉大な生涯の物語」
   「サンセット物語」
   「サウンド・オブ・ミュージック」

短編賞
<カートゥーン>
 「THE DOT AND THE LINE」
   「CLAY OR THE ORIGIN OF SPECIES」
   「THE THIEVING MAGPIE」

<実写>
 「THE CHICKEN(LE POULET)」
   「FORTRESS OF PEACE」
   「SKATERDATER」
   「SNOW」
   「TIME PIECE」


ドキュメンタリー映画賞
<短編>
 「TO BE ALIVE!」
   「MURAL ON OUR STREET」
   「OVERTURE」
   「THE POINT OF VIEW」
   「YEATS COUNTRY」

<長編>
 「THE ELEANOR ROOSEVELT STORY」
   「THE BATTLE OF THE BULGE...THE BRAVE RIFLES」
   「THE FORTH ROAD BRIDGE」
   「LET MY PEOPLE GO」
   「TO DIE IN MADRID」

外国語映画賞
 「大通りの店」(チェコ)
   「怪談」(日本)
   「BLOOD ON THE LOAD」(ギリシャ)
   「歓び」(スウェーデン)
   「ああ結婚」(イタリア)

名誉賞
 ボブ・ホープ
   (映画界とアカデミーに対するユニークな奉仕)

アーヴィング・G・タールバーグ記念賞
 ウィリアム・ワイラー

ジーン・ハーショルト友愛賞
 エドモンド・L・デパティ

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2009.01.26 Monday | 23:13 | アカデミー賞の軌跡 | comments(2) | - |

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2017.12.10 Sunday | 23:13 | - | - | - |

コメント

メアドでお分かりでしょうがドクトル・ジバゴの大ファンです。

>楽屋ではレックス・ハリスンに「どうして私の名前が刻んでいないの?」

通常は受賞者の名前が刻印されているのですか? だとしたら刻印する人は受賞者が誰か事前に知っていることになりますがそれは考えづらい。 そうするとジュリー・クリスティーの勘違いと考えたのですがどうでしょう。
2015/03/15 10:10 AM by ジバゴ
はっきりとは知らないのでが
手渡すときには何も入っておらず、受賞発表後に刻印をしてもらうのだと思います。
アカデミー賞発表後の舞台裏で、オスカー像に刻印をしてもらっているスターの写真をよく見かけますので。ジュリー・クリスティは最初から刻印されていると勘違いしていたのでしょう。
2015/03/16 8:43 PM by moviepad

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