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第18回(1945年)アカデミー賞

第18回(1945年)アカデミー賞

18回アカデミー賞作品賞「失われた週末」第18回アカデミー賞trivia
〜アル中を演じればオスカーが獲れる!〜

★ 戦争が終わって初めてのオスカー授賞式だった。オスカー像も石膏から本来の像に戻った。

★ 『ミルドレッド・ビアーズ』で主演女優賞にノミネートされていたジョーン・クロフォード。1930年代のスーパー・スターも時代の変化により役柄にめぐまれなくなっていた。与えられたチャンスを生かし、悲惨な運命をたどる女実業家を熱演した。授賞式当日の朝、彼女はおびえはじめ高熱を理由に授賞式を欠席。自宅でラジオの実況中継を聞いていたが、受賞を伝えられると病人屋敷はパーティ会場に様変わりした。『ミルドレッド・ビアーズ』の監督がオスカー像をもって彼女に手渡すと、クロフォードは「人生で最高の瞬間!」と涙した。だが「これも彼女の演技」と陰口をたたく人も多かったという。

★ 主演男優賞は『失われた週末』でアルコール中毒の作家を演じたレイ・ミランド
当初ビリー・ワイルダー監督はこの役をホセ・フェラーに演じさせたいと考えていたが、製作サイドが「ルックスが良い人気俳優に演じさせるべき」とミランドを指名した。ミランドは「アル中の役をやれば観客の笑いものになり、自分のキャリアに傷がつく」と引き受けるのをためらっていたという。ところがいざふたを開けてみるとミランドは各賞を総なめ。「アルコール中毒の未婚の母の会」からも表彰状をもらう大盛況でついにオスカーまで転がり込んできた。それまで大根役者と呼ばれていたレイ・ミランドが受賞したことにより、アル中役はオスカーへの近道という風評が広まることになる。

★ 『緑園の天使』でエリザベス・テイラーの母親役を演じて助演女優賞を受賞したアン・リヴィアー
その後、"赤狩り"により女優生命を絶たれてしまう。


第18回(1945年)アカデミー賞ノミネート一覧

 マークは受賞作品。リンクは原則としてamazon

作品賞
  「失われた週末
   「錨を上げて
   「聖(セント)メリーの鐘
   「ミルドレッド・ピアース」
   「白い恐怖

主演男優賞
 レイ・ミランド 「失われた週末」
   ビング・クロスビー 「聖(セント)メリーの鐘」
   ジーン・ケリー 「錨を上げて
   グレゴリー・ペック 「王国の鍵」
   コーネル・ワイルド 「楽聖ショパン

主演女優賞
  ジョーン・クロフォード 「ミルドレッド・ピアース」
   イングリッド・バーグマン 「聖(セント)メリーの鐘」
   グリア・ガーソン 「愛の決断
   ジェニファー・ジョーンズ 「ラブ・レター」
   ジーン・ティアニー 「哀愁の湖

助演男優賞
  ジェームズ・ダン 「ブルックリン横丁」
   マイケル・チェコフ 「白い恐怖」
   ジョン・ドール 「小麦は緑」
   ロバート・ミッチャム 「G・I・ジョウ」
   J・キャロル・ネイシュ 「ベニーの勲章」

助演女優賞
 アン・リヴィア 「緑園の天使
   イヴ・アーデン  「ミルドレッド・ピアース」
   アン・ブライス  「ミルドレッド・ピアース」
   アンジェラ・ランズベリー 「ドリアン・グレイの肖像」
   ジョーン・ローリング 「小麦は緑」

監督賞
 ビリー・ワイルダー 「失われた週末」
   クラレンス・ブラウン 「緑園の天使」
   アルフレッド・ヒッチコック 「白い恐怖」
   レオ・マッケリー 「聖(セント)メリーの鐘」
   ジャン・ルノワール 「南部の人

脚本賞
<原案>
  「Gメン対間諜」
   「失恋三人男」
   「ベニーの勲章」
   「OBJECTIVE, BURMA!」
   「楽聖ショパン」

<オリジナル脚本>
 「MARIE-LOUISE」
   「犯罪王デリンジャー」
   「百万人の音楽」
   「傷だらけの勝利」
   「WHAT NEXT, CORPORAL HARGROVE?」

<脚色>
 「失われた週末」
   「G・I・ジョウ」
   「ミルドレッド・ピアース」
   「PRIDE OF THE MARINES」
   「ブルックリン横丁」

撮影賞
<白黒>  
 「ドリアン・グレイの肖像」
   「王国の鍵」
   「失われた週末」
   「ミルドレッド・ピアース」
   「白い恐怖」

<カラー> 
  「哀愁の湖」
   「錨を上げて」
   「緑園の天使」
   「楽聖ショパン」
   「海賊バラクーダ」

室内装置賞
<白黒>  
  「東京スパイ大作戦」
   「恐ろしき結婚」
   「王国の鍵」
   「ラブ・レター」
   「ドリアン・グレイの肖像」

<カラー> 
 「情炎の海」
   「哀愁の湖」
   「緑園の天使」
   「千一夜物語・魔法のランプ」
   「サン・アントニオ

録音賞
 「聖(セント)メリーの鐘」
   「炎の街」
   「LADY ON A TRAIN」
   「哀愁の湖」
   「楽聖ショパン」
   「南部の人」
   「コレヒドール戦記
   「三人の騎士
   「呪いの家」
   「ダニー・ケイの 天国と地獄
   「THREE IS A FAMILY」
   「アメリカ交響楽

編集賞
  「緑園の天使」
   「聖(セント)メリーの鐘」
   「失われた週末」
   「楽聖ショパン」
   「OBJECTIVE,BURMA!」

特殊効果賞
  「ダニー・ケイの 天国と地獄」
   「旋風大尉」
   「白い恐怖」
   「コレヒドール戦記」
   「千一夜物語・魔法のランプ」

劇・喜劇映画音楽賞
 「白い恐怖」
   「聖(セント)メリーの鐘」
   「BREWSTER'S MILLIONS」
   「海賊キッド
   「GUESY IN THE HOUSE'」
   「南部の人」
   「王国の鍵」
   「誤解」
   「飾窓の女
   「愛の決断」
   「G・I・ジョウ」
   「G.I.HONEYMOON」
   「青春の宿」
   「炎の街」
   「奥様の冒険」
   「ラブ・レター」
   「失われた週末」
   「OBJECTIVE, BURMA!」
   「PARIS,UNDERGROUND」
   「楽聖ショパン」
   「THE MAN WHO WALKED ALONE」

ミュージカル映画音楽賞
 「錨を上げて」
   「ダニー・ケイの 天国と地獄」
   「SUNBONNET SUE」
   「ユーコンの女王」
   「アメリカ交響楽」
   「ステート・フェア
   「三人の騎士」
   「CAN'T HELP SINGING」
   「HITCHHIKE TO HAPPINESS」
   「INCENDIARY BLONDE」
   「今宵よ永遠に」
   「WHY GIRLS LEAVE HOME」

歌曲賞
  「春の如く」 It Might As Well Be Spring  (ステート・フェア)
   「Accentuate the Positive」 (HERE COME THE WAVES)
   「Anywhere」 (今宵よ永遠に)
   「Aren't You Glad You're You」 (聖(セント)メリーの鐘)
   「he Cat and the Canary」 (WHY GIRLS LEAVE HOME)
   「Endlessly」 (EARL CARROLL VANITIES)
   「I Fall in Love Too Easily」 (錨を上げて)
   「I'll Buy That Dream」 (SING YOUR WAY HOME)
   「Linda」 (G・I・ジョウ)
   「Love Letters」 (ラブ・レター)
   「More and More」 (CAN'T HELP SINGING)
   「Sleighride in July」 (ユーコンの女王)
   「So in Love」 (ダニー・ケイの 天国と地獄)
   「Some Sunday Morning」 (サン・アントニオ)

短編賞
<カートゥーン>
 「暴れ子ねずみ」
   「DONALD'S CRIME」
   「JASPER AND THE BEANSTALK」
   「LIFE WITH FEATHERS」
   「MIGHT MOUSE IN GYPSY LIFE」
   「POET AND PEASANT」
   「RIPPLING ROMANCE」

<1巻>
 「STAIRWAY TO LIGHT」
   「ALONG THE RAINBOW TRAIL」
   「SCREEN SNAPSHOTS 25TH ANNIVERSARY」
   「STORY OF A DOG」
   「WHITE RHAPSODY」
   「YOUR NATIONAL GALLERY」

<2巻>
 「STAR IN THE NIGHT」
   「A GUN IN HIS HAND」
   「THE JURY GOES ROUND 'N' ROUND」
   「THE LITTLE WITCH」

ドキュメンタリー映画賞
<短編>
 「HITLER LIVES?」
   「LIBRARY OF CONGRESS」
   「TO THE SHORES OF IWO JIMA」

<長編>
 「THE TRUE GLORY」
   「THE LAST BOMB」

特別賞
 ウォルター・ウェンジャー
   (6年間にわたるアカデミー会長としての業績)
 ペギー・アン・ガーナー
   (傑出した子役演技)
 リパブリック撮影所、ダニエル・J・ブルームバーグ、リパブリック撮影所サウンド
   (最適録音設備による音楽作曲用ホールの建設)
 フランク・ロス、マーヴィン・ルロイ、アルバート・マルツ、アール・ロビンソン、ルイス・アレン、フランク・シナトラ   (短編「THE HOUSE I LIVE IN」の製作)

アーヴィング・G・タールバーグ記念賞
   (該当なし)

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2009.01.13 Tuesday | 00:30 | アカデミー賞の軌跡 | comments(0) | - |

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