映画のメモ帳+α

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デトロイト・メタル・シティ

デトロイト・メタル・シティ(2008 日本)

「デトロイト・メタル・シティ」公式サイトにリンク監督   李闘士男   
原作   若杉公徳   
脚色   大森美香      
撮影   中山光一                  
音楽   服部隆之               
出演   松山ケンイチ 加藤ローサ
      松雪泰子 宮崎美子
      秋山竜次 細田よしひこ
      大倉孝二 岡田義徳 高橋一生
      大地洋輔 大谷ノブ彦 鈴木一真
      ジーン・シモンズ 加藤諒

デスメタル、渋谷系…、何じゃそりゃ?と思う人もいるでしょう。デスメタル(Death Metal)は、ヘヴィメタルのジャンルの一種で、「死」や「地獄」などをテーマにした歌詞、獣のように、うなり叫ぶデスヴォイスと呼ばれる歌唱法などを特徴としています。また、渋谷系とは、1993〜1996年頃に東京・渋谷を中心に流行した都市型志向ポップ・ミュージックのこと。小沢健二、コーネリアス、ピチカート・ファイヴなどが”渋谷系ミュージシャン”の代表格です。その”オシャレな渋谷系ミュージシャン”を目指して上京してきた青年がデスメタルバンドに加入させられ、“ヨハネ・クラウザーII世”としてカリスマ的な人気を帯びてしまうという映画が『デトロイト・メタル・シティ』。世界25カ国から公開オファーが舞い込み、ハリウッドや香港からはリメイクの打診もきている話題作です。
 

ところで、渋谷系ミュージシャンってどこがおしゃれなんでしょうね?
歌は暑苦しくないというか、はっきりいって軽いのが特徴。ファッションはただのユニクラー...。
まあ、こういう疑問をもつこと自体、おしゃれじゃないんでしょうね。映画で出てくるような”甘い、甘い、甘い、甘い、恋人〜♪”とか、”僕がプレゼントしたハートのピアスが君の耳でゆれている”とかいふ甘っとろい歌詞をポップなメロディに乗せてナヨッとした声で歌われるとまさに、うぉ〜えー状態。渋谷系の音楽が大嫌いだった僕は問答無用でデスメタルに感情移入しました(爆)。



ではそのデスメタルの歌なんですが、デスボイスというより囁くような歌い方なので映画の最中、歌詞が聞き取れません。歌詞をまともに聞かせたら間違いなくレイティングにひっかかる、若者向けの映画でそれはマズイ!ってことなんでしょうかね?でもこの作品、歌詞は重要なファクターのはず。開き直ってはっきりくっきり聞かせてほしかったものです。やっぱり無理なのかな...。
予告編の上映前に、映画で使われている曲が流されています。歌詞の内容が気になる方は早めに劇場に到着したほうがよいでしょう。予習しておかないと映画では聞き取れませんよ!



この映画、かなりぶっ飛んだコメディだと思って観にいったのですが、どうも予告編でおいしい箇所を全部出してしまった感がある。実際は結構湿り気のある物語でした。その湿り気を醸し出しているのは、主人公根岸崇一(松山ケンイチ)ガ「自分のやりたくない音楽をやらされている。そしてそのやりたくない音楽が本人の天分である」という部分です。自分のやりたい音楽をやってそれでメシが食えている人はほんの一握りでしょう。日本では一時期、有名歌手によるカバー曲集が流行しましたが、あれだって歌手本人は絶対嫌なはず。オリジナルではもう売れないから、と言い含められレコード会社から無理矢理やらされているのです。また「自分のやりたくないこと」を仕事にしてしまった社会人など星の数ほどいる。この映画のメイン客と思われる学生サンはピンとこないかもしれませんが、大人が見ると結構ひっかかる部分です。

また、根岸が恋する相川さん(加藤ローサ)にキャラクターとしての魅力が全くないのも痛い。子供向けのショーのあと、相川さんはクラウザーに「あんな音楽は…」と説教するのですが、これがね...。
明るくて楽しい音楽だけが夢かよ!人が何に夢を見出そうが自由だ!陳腐なことをエラソーに言うな!

このメス豚がぁ〜〜〜!

メス豚交響曲 (itunes)
デトロイト・メタル・シティ - 魔界遊戯 - メス豚行進曲

 itunesでは〜行進曲と表示されていますが〜交響曲が正しい曲名です。

やばいデス。このセリフかなり気に入っています。

文句ばかり言っていますが、この映画は楽しいです。
それはひとえに主演の松ケンごと松平健松山ケンイチの怪演によるもの。
クラウザーの演技は思ったほど迫力がなかったのですが、根岸のほうは、公然猥褻カットの髪型で表情も動きもキモイキモイ。リアリティなど糞食らえ!漫画チックに徹した演技は圧巻です。あんな走り方する人類はいない!(爆)

根岸のお母さん役を演じた宮崎美子。いい意味でただのオバチャンでしたね。演技派女優にこういう役をやらせるとテクニックが鼻につくのがオチですが、もうその辺のオバチャンをつかまえて映画に出させたって感じ。そう見えるのも彼女の演技力なのでしょう。それにしても、このオバチャンから”いまのキミはピカピカに光って♪”を連想する人はこの世に何人いるでしょうか?まあ、オバチャンですって?お子ちゃまねえ...。

そして、この手の役はお手のモノ、女社長松雪泰子
あの台詞、不覚にも気に入ってしまいました。
駄作の記事は今度からこう締めようかな。

FUCK OFF!!!
あたしゃ、こんな映画じゃ濡れねェんだよ。-t( ^o^)。o 0


ブログの品位が落ちるのでやめます。もう手遅れかも...。
まあ、こんな映画を観たときにわかったのですが、このf××k(今さら伏字にしてどうする…)という言葉、使うほうが気持ちよくて言われるほうはムカつく言葉みたいですね。ラスト近く、ひたすらf××kを連発する「ファッキンガム宮殿」という曲、いっしょにコブシを振り上げたくなって困りました。下品でケシカランですわ〜(爆)

予想よりもゆるめの映画で、原作ファンやデスメタルファンには不満の声もあるようです。この映画が海外でも受けているのは、"本当は軽いポップスが好きな軟弱な青年がデスメタルバンドのボーカルをやっている"という物語設定のユニークさによるものでしょう。この映画にノレるかどうかはこの設定を面白いと感じるかどうかにつきると思います。ワタシですか?....もちろんOKでした。ワタシとしたことが(笑)
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デトロイト・メタル・シティ(itune)
デトロイト・メタル・シティ

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2008.09.12 Friday | 01:47 | 映画 | comments(2) | trackbacks(6) |

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2019.09.05 Thursday | 01:47 | - | - | - |

コメント

moviepadさん、おはようございます。

おほほ。
結構お気に召されたようですね。
そういうスワロも結構楽しめました。
ただ・・・やっぱりデスメタは聞きたいとは思えないけど。
だって、クラウザーさん姿で歌う「甘い甘い〜♪」が一番好きだったし(笑)
悪魔のささやき。

ファッキンガム宮殿はすごかったですね。
あれ、ガチで歌ってたんですよね・・・?
だとしたらもの凄い肺活量です。
侮れませんね、松山ケンイチ。

>このメスブタがぁ〜〜〜!
おおー。
moviepadさんは言う方といわれる方とどっちが好きなの??(冗談)
2008/09/12 7:27 AM by swallow tail
swallow tailさん、こんばんわ

>クラウザーさん姿で歌う「甘い甘い〜♪」が一番好きだったし(笑)

えっ、おしゃれじゃな〜い(意味不明)
僕は、あの場面観客といっしょにゲロして
社長といっしょに煙草の吸殻を投げつけました。

ファッキンガム宮殿の歌唱については
詳しくは知りません。
でも歌は演技とは別撮りじゃないでしょうかね?

>moviepadさんは言う方といわれる方とどっちが好きなの??(冗談)

質問の意味がよくわかりかねるのですが...。
単に相川さんのキャラが嫌いなだけです。
メスブタの称号がお似合いさ。
2008/09/12 7:40 PM by moviepad

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デトロイト・メタル・シティ
原題:―― 製作年度:2008年 製作国:日本 上映時間:104分 監督:李闘士男 原作:若松公徳 脚本:大森美香 出演:松山ケンイチ/加藤ロー...
(スワロが映画を見た 2008/09/12 7:27 AM)
【2008-198】デトロイト・メタル・シティ DETROIT METAL CITY
人気ブログランキングの順位は? 僕がしたかったのは・・・ こんなバンドじゃない!!
(ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! 2008/09/14 7:13 PM)
『デトロイト・メタル・シティ』鑑賞
-ネタバレあり- 去年、カート・コバーンの映画に行こうと言っていたのに行けなかったので、洒落で誘ったら「観たい」っていうんで行ってきました。 これはねー、茶の間で観てるがごとく笑う人が隣にいると、安心して笑える映画ですね。 かなり笑いました。一人で行か
(◆小耳書房◆ 2008/09/16 11:30 AM)
デトロイト・メタル・シティ 2008-49
「デトロイト・メタル・シティ」を観てきました〜♪ 東京の大学に合格し、上京する根岸崇一(松山ケンイチ)は、渋谷系のミュージシャンとして成功する事を夢見ていた。事務所の方針で、DMCのボーカリスト、ヨハネ・クラウザーII世をやらされている・・・ある日、
(観たよ〜ん〜 2008/09/17 8:49 PM)
「デトロイト・メタル・シティ」映画鑑賞
ブロガーさんの評判も結構良くって、松ケンも嫌いじゃないけど、出てる映画は全部見るって程のファンでもないし、デスメタルは聴
(Wilderlandwandar 2008/09/17 9:29 PM)
DVD:「デトロイト・メタル・シティ」 見所は松雪泰子の怪演だけじゃない(笑)
300万部突破と、かなり世の中に刺さった漫画の実写版がDVD化されたのでチェック。 予備知識は予告編くらいだったのだが、すんなり物語に入れた。 「何かに夢中になる」というのは青春時代の特権(最近はそうでもないかも 笑) その方向性が多少ねじれていたとしても、
(日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜 2009/05/06 4:04 PM)

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