映画のメモ帳+α

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E=MC²〜MIMI第2章

評価:
マライア・キャリー
UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
(2008-04-16)
Amazonおすすめ度:

The Emancipation of Mimi 』が全世界で1000万枚を売り上げ、劇的な復活をとげたマライア・キャリー。2008年4月6日、アメリカの人気TV番組『アメリカン・アイドル』のGives Back showにおいてトリとして登場。"Fly Like A Bird"を熱唱し、プロのトップシンガーの貫禄を見せつけてくれました。『アメリカン・アイドル』はアメリカ版『スター誕生』(古い!)ともいうべき、歌手になりたい人のためのオーディション番組。この番組でのアイドルとは、外見は関係なくあくまで”歌のアイドル”という意味。最新シングル"Touch My Body"も18曲めの全米N0.1ヒットとなり、まさに”アメリカン・アイドル”にふさわしいマライア・キャリーがついに新作『E=MC²〜MIMI第2章』を発表しました。アメリカでは発売初日だけで15万枚を超える売り上げを記録する大ヒット。まさにディーバ・マライアの底力を見せつけた形となっています。

E=mc²(イーはエム・シーの二乗、イー・イコール・エム・シー・スクエア)

いうまでもなくアインシュタインが特殊相対性理論の帰結として発表した有名な関係式です。
みんなが私をおバカさんだと思っていることくらい知ってるわ」とのたまっていたマライア様ですが...。
「アインシュタインのセオリー?私は数学の補習ですらパスできなかったのよ」やっぱり(爆)

じゃあ、このタイトルはどういう意味でつけたのか?マライアは英『ザ・サン』紙のインタビューの中で「前作からさらに進化したというということで、『MIMI』の2乗という意味なのよ」と答えている。誰ですか?“MC(マライア・キャリー)の2乗じゃなくてよかった。”なんて言ってるヒトは!今のマライアはスリムです!あくまでこの記事を書いている2008年4月19日現在の話)いや〜、いつの間に!すごい!鬼トレーナーの指導のたまものらしいです。すっかり気をよくしたマライア様はフィットネス・ビデオを出すことも考えているとか。「どうやって痩せたか教えられるわ。今でもくびれは健在よ」だそうです。今でも?マライアのくびれってここ数年見た記憶がないんですが。(爆)

前置きが長すぎますね。作品内容の話にうつります。
「前作にもクールな曲がいくつもあったけど、この作品ほどじゃないわ」とマライア様自ら豪語なさるほどの自信作です。

1曲目の"Migrate"はお約束事のハイトーンで始まった後、bounce、bounce、bounce..と続く重めのビートがきいた曲。歌詞の内容は”クラブに出かけて注目を集める私”という、前作の1曲目"It’s Like That”と同じようなシチュエーション。そういう意味ではやや新鮮味にかける気もします。アメリカの若い女の子にとってこういうシチュエーションは夢なんでしょうかね?

ファースト・シングルとなった2曲目の"Touch My Body”。 この曲をはじめて聴いたとき、ファースト・シングルにしてはちょっと地味かな、と思わなくもなかったのですが、アルバムを通して聞いてみたら納得。この曲が一番聞きやすい。"こんな映像、youtubeにのせたら私が捕まえに行くからね”という斬新な?歌詞もヒットの原因でしょう。人気コメディアン、ジャック・マックブライヤーと共演したPVも話題になりました。監督は『ラッシュアワー』や『X-MEN ファイナルディシジョン』などで知られるブレット・ラトナー。マックブライヤー扮するおタクっぽい青年がマライアの家にコンピューター修理に訪れるという設定ですがが…マライアのミニスカート姿には無理がある。「私は永遠に12歳」とのたまうマライア様にとってはそんなの関係ねえ!かもしれませんが。ファン以外はあんまりうれしくない映像っぽいです。ところでuniversalmusicgroupさん!歌詞にyoutubeが出てくるからPVをアップロードしたのはいいのですがそのあげく"Embedding disabled by request"とはねえ...。これじゃyoutubeに載せる意味ないよ。日本語で書いても伝わらないか(苦笑)

このアルバムのタイトルは"That Chick"に決まったと報じられたことがありました。
幻のタイトル曲となった"I'm That Chick”はこのアルバムの中で幅広い層にまんべんなく受け入れられる曲ではないでしょうか。80年代ディスコ風の軽やかな曲でシングルカットが期待されている1曲です。マライアはこのアルバムの宣伝のためのインタビューの中で「80年代は意識しますか?」という質問を受けたとき大きなため息をついた後、「試してみたことはあるけれど、特定の時代を念頭においたりはしないわ」と答えています。『グリッター』をほうふつさせる質問にマライアは悪意を感じてしまったのかもしれません。このマライアのため息リアクションを見る限り、"I'm That Chick"のシングル・カットはないもしれませんね。『グリッター』の話題が蒸し返される危険は避けたいでしょうし。

昔からのマライア・ファンなら"I Stay in Love"や派手なポップ・チューン"I'll Be Lovin' You Long Time"、そしてラストを飾る"I Wish You Well"あたりが気に入るのではないでしょうか?とくにゴスペルっぽい雰囲気のある"I Wish You Well"はファースト・アルバム収録の"Vanishing"をほうふつさせる曲。マライア・キャリーのベストアルバムはファーストだと評する人は今でも多いようですが、この曲は彼らを特に喜ばせるでしょう。

ダミアン・マーリーをフィーチャーしたレゲエ風の"Cruse Control"、ラテン風味を散りばめた"O.O.C.”などバリエーションも豊かです。「とにかく楽しい作品よ」とマライア姫は力説していますが、5曲の"Side Effects"では前夫トミー・モトーラ氏への恨みつらみが満載だったりします。(笑)
また"For The Record”では"My all"や"Can’t Let go"などヒット曲の題名を歌詞のなかに盛り込む遊び心も見られます。ところでこの"For The Record"、どっかで聞いたことがあるな、と思っていたらマライアの香水"M by Mariah Carey”のTVCMで使われていた曲なんですね。最後のほうの尻だし映像は修正っぽいですが(笑)

M by Mariah Carey


評判どおり全部シングルカットできそうな、粒ぞろいのアルバムです。
いつものごとくアルバムの統一感はありませんが、前作ほどアクが強くなく全体的に聞きやすいR&Bアルバムに仕上がっています。
しかし、難点がないわけではありません。
“粒ぞろい"とは言い換えれば"傑出した曲がない"ということなのです。
『The Emancipation of Mimi』の”We belong together”や”Fly like a bird”のような。この2曲のおかげでマライアは復活できた、と評する人もいましたね。
『E=MC²〜MIMI第2章』では13曲め"Bye Bye"がソレだという人もいるでしょう。
確かにこの曲、もっともよい曲だと評判です。アメリカではアルバムの発売日にあわせてダウンロードが開始されるなど"We Belong Together"のパターンで大ヒットを狙っている気配ぷんぷんです。でも、この曲意外と評価割れるんじゃないかな。マライアが亡くなった父親をイメージして作ったと思われる曲。 (本当は父親へ、ではなく長年飼っていた愛犬Jackへの追悼歌という説も濃厚)。“No.1に返り咲いた私をみることなく”という部分には反発を感じる人もいるでしょう。(笑)
"これはみんなのための歌。誰かを亡くした人たちに捧げるわ”という出だしに代表されるようにあまりにも歌詞がストレート。裏も表もありません。別にマライアに限ったことではないのですが、アメリカ人ってこういうわかりやすいのが好きなんですね。何せ"We Belong Together"を過去13年間でもっとも優れた歌詞の曲に選んだ国民ですから。奥ゆかしい日本人としては、こういうテーマはできるだけ控えめな表現に抑えてほしい、シングルなどにせずアルバムにひっそり収録したほうがいいのでは?と思ったりするのですが...。曲調は"Don’t forget about us"をややしっとりと仕上げた感じ。なんかね〜、"Bye Bye”に対して詩、曲ともに「いい曲でしょ!頑張って感動してね!」みたいな押し付けがましさを感じるのは自分だけでしょうか?この曲なしで"I Wish You Well"で締めてくれたほうがずっとすっきりする。

マライア・キャリーという歌手に何を求めているかによって評価が割れそうな作品です。
初期のバラードが好きな人、アルバムには気に入った曲が2、3曲あればよしとする人には物足りない出来かもしれません。ただ、全体的なクオリティは歌詞をのぞいて(笑)高いのでアルバム収録曲をまんべんなく聴くタイプの人は大満足の仕上がりでしょう。

 5/2 追記
最近のマライアさんは結構ニュースいっぱいで、面白いのがたまったら1つの記事にしようかと思っていましたが、再婚!?なんて噂が飛び込んできたのでいくつか書き足してみることにしました。

まず英BBCラジオの電話インタビュー出演の途中で、今までのCD総売上枚数を8000万枚と実際の約半分に見積もられたのにプッツンし、生放送中にもかかわらず電話を途中で一方的に切る!というお話。証拠はこれ
ご機嫌にインタビューに答えていたマライアが涙声になり...。笑った。つーかマライア可愛いとか思ったりしたのだが。

ところがである。次の話は可愛いどころじゃありません。ロサンゼルスで「E=MC²〜MIMI第2章」の購入者を対象に1000人!限定でサイン会を開いたときのこと。マライア様は堂々2時間遅刻し、やっとこさ紙吹雪でご登場。
やっとサイン会が始まったと思いきや、あと数百人を残した時点でサイン会を突然打ち切りマライア様はご帰宅なさったらしいのだ。大遅刻の上、途中退場。残されたファンは大激怒!ディーバ・マライアの本領発揮と報道された。
マライアクラスの歌手が1000人分のサイン会をやるということもすごい話だが実は筆者、これは宣伝臭いとにらんでいる。
マライアといえばファン・サービスの良さは有名なのだ。普通にサイン会終わらせたらニュースにならないしね。
これがマドンナだったら作為的な行為と断言できるんだけど(爆)

そして今度は再婚のニュース!お相手は11歳年下の俳優&ラッパー、ニック・キャノン。彼と知り合ったのが新曲『Bye Bye』のPV撮影というのがみそなんですわ。『Bye Bye』はビルボードHot100に23位初登場ながら翌週には32位に降下。アルバム発売の影響もあるだろうが思わぬ苦戦を強いられている。そこで巻き返しをはかるために意図的に流したデマではないかと。これで『Bye Bye』のPVには注目が集まるでしょうし。うーん、誰かがマライアに悪知恵を吹き込んでいるんじゃないでしょうかね。時期的にマドンナの新作が発売された直後であるというのもクサイ。マドンナに話題をさらわれるのがそんなにいやなのか!マライアはここ数年あるプロデューサーと交際していると噂されていました。結婚にはかなり慎重と思われる彼女がこんなスピード婚をするとは考えにくいんですが...。

新作、日本では売上36000枚程度でオリコン7位初登場。マライアとしては大惨敗といえる数字。前回の手抜きコンサートの影響が確実に出ている。来日で多少は巻き返すでしょうが...。

 5/8 追記
どうも本当っぽいですね。参考 People誌には結婚式の写真も出ているようです。でもなぜこの時期に?という疑問が残ります。"また離婚して、breakdownするのでは?"と不安がるファンもいるようです。マーク(長年交際が噂されていたプロデューサーでマライア復活を影で支えたといわれる人)ならよかったのに...という声もちらほら。おめでたい話題ですが、マライア人気には、少し水をさしそうなニュースです。


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itune 『E=MC²〜MIMI第2章』
Mariah Carey - E=MC2~MIMI第2章



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2017.08.15 Tuesday | 01:47 | - | - | - |

コメント


ずいぶん古い記事にコメントしてしまってすいません。

でも、相変わらず素晴らしいです。
マライアの傲慢な性格まで、、(笑)


Bye Bye、、私も愛犬Jackの追悼だと思ってます。
Through The Rainがお父さんへの曲なのかなぁって。



ぜひ、2013年に出す、
The Art Of Letting Goの評価もぜひしてほしいです。

あと、マライアには、レディーガガvsマドンナみたいに、ヤングマライア、リトルマライアと言わてる、アリアナグランデと戦ってアリアナvsマライアが見たいです。(笑)
2013/09/03 4:51 PM by りり
りりさん、こんばんわ

Bye Byeは個人的に苦手ですが
Through The Rainは(売れなかったけど)いい曲なんですよね〜。
ただ、前半部分のファルセットを多用した歌い方が技巧的すぎて今イチうけつけない。全部フツーに地声で歌って欲しかった。

>The Art Of Letting Goの評価もぜひしてほしいです。

...よほど評判がよくない限りすぐには買わないと思います(^^; 前作もブック××で安くなるのを待って買いましたがアルバム全体は数えるほどしか聞いていない。"Obsessed"は(歌詞はともかく)結構好きなので、この曲だけをリピートしてました。
2013/09/04 12:31 AM by moviepad

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