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ブラック・クランズマン

ブラック・クランズマン (2018 アメリカ)

ブラック・クランズマン(2018)原題   BLACKKKLANSMAN
監督   スパイク・リー
原作   ロン・ストールワース
脚色   チャーリー・ワクテル デヴィッド・ラビノウィッツ
     ケヴィン・ウィルモット スパイク・リー
撮影   チェイズ・アーヴィン
音楽   テレンス・ブランチャード
出演   ジョン・デヴィッド・ワシントン アダム・ドライヴァー ローラ・ハリアー
     トファー・グレイス コーリー・ホーキンズ ライアン・エッゴールド
     ヤスペル・ペーコネン アシュリー・アトキンソン ポール・ウォルター・ハウザー


第91回(2018年)アカデミー賞脚色賞受賞。作品、監督、助演男優(アダム・ドライヴァー)、作曲、編集賞ノミネート。第71回(2018年)カンヌ国際映画祭グランプリ。



1970年代アメリカ、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワースは白人至上主義団体KKKに電話をかけ、入団面接に持ち込む。同僚の白人刑事フリップの協力を得て、電話はロン、対面はフリップが担当してKKKへの潜入捜査を試みる。実話を基にした映画化。スパイク・リーは大学時代から人種差別的描写で悪名高い『国民の創生』(1915)を黒人側から作り直すことを考えていた。そんな彼の積年の思いが感じられる作品。KKK指導者デビッド・デュークが「アメリカン・ファースト」と唱える描写からラストにかけて、これが決して過去の問題でないことを訴える点はさすがスパイク・リー!
☆☆☆★★★
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 スパイク・リーはニューヨーク大学在学中、『國民の創生』(1915)のリメイクを黒人監督がまかされるという内容の短編映画『The Answer』(1980年)を製作し、映画の父への冒涜として退学させられそうになったという。

Spike Lee Interview: BlacKkKlansman & The Birth of a Nation (1915)


 本作は実話に基づいているが、いくつか脚色もある。まず映画は1972年という設定だが、実際は1979年に起きた出来事。KKKの爆発事故は別の実話にインスパイアされて作られたものだという。また、アダム・ドライヴァーが演じたロン・ストールワースのパートナーは実際は誰であったか明かされていない。彼がユダヤ人だという設定はドラマ要素を付け加えるための脚色である。

 本作のポイントのひとつはKKK指導者デビッド・デュークが比較的上品な人物に見えること。KKKは公民権運動を暴力で封じ込めていた60年代と違い、70年代はPR活動に重点を置いていたという。ゆえ、公の場で白装束は着用せず、差別用語も使わなった。デュークを演じたトファー・グレイスは撮影後、深刻なうつ状態に陥ったという。彼は「自分がデュークを好人物のように演じているのを苦々しく思う人もいるでしょう。でも彼がそう見えることこそ、彼を一層厄介な存在にしているのです」と語っている。
2019.03.23 Saturday | 22:08 | 映画300字レビュー | comments(0) | - |

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2019.10.06 Sunday | 22:08 | - | - | - |

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