映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
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バラカ

バラカ (1992 アメリカ)

バラカ(1992)原題   BARAKA
監督   ロン・フリック
原案   ロン・フリック ジュヌヴィエーヴ・ニコラ コンスタンティン・ニコラ
脚本   マーク・マジッドソン ボブ・グリーン
撮影   ロン・フリック
音楽   マイケル・スターンズ

(ドキュメンタリー映画)

バラカとは古代スーフィー語で"生命の息吹き、祝福、本質"を意味する言葉。『バラカ』は世界6大陸、24か国で撮影され、地球上の自然、生命を綴った映像抒情詩である。台詞もナレーションも字幕もなし、映像と音楽だけで綴る。太古から変わらぬ大自然、世界各国の宗教的儀式、原住民族による伝統的舞踊場面、現在の過密な都市生活に生きる人々、宗教を通して神に再生を願うかのようにアプローチするする人々などをひとつの物語のようにつなぎあわせた構成となっている。




主な映像を書き連ねてみる。
・雪の中で温泉につかっているニホンザル。星空の映像をはさみ、目を閉じ瞑想しているかの表情。
そのあと、BARAKAとタイトルバック。この映像だけでも見る価値あり。



・京都(竜安寺石庭)の映像。そのあと、フラッシュバックのように新宿駅付近の映像が挿入される。
総武線の走行場面?日本に、そして地球に静寂と喧噪が共存している。

バリ島のケチャ,インドネシアの火山ブロモ山、オーストラリアのティウィ族、ブラジル カヤポ族、ケニアのマサイ族らの舞踏場面など世界各国の宗教的儀式、大自然、伝統的舞踏などが次々と登場。このあと南米の熱帯雨林で伐採される樹木がうつしだされ、映像のトーンが変わってくる。

アジアの煙草工場のあと、日本が登場。
駅のプラットフォームでタバコを吸う人々(今はもう見ることができない風景ですね。昔は列車の中でも吸えたのですよ)
列車を降りる人々,カプセルホテルに泊まる人々。

人がゆきかう街 高野山のたすきをかけた僧。
これは映画のために仕込んだんじゃないかなあ。

銭湯 やくざの入れ墨。そしてせかせかした都会。
ここから超倍速モードの映像が続く。



工場でベルトコンベアにのせられるヒヨコ
日本の満員電車(どうやって撮影したんだろう)
この2つに対比はきつい。
駅の改札を出る人々。

そのあと、デビスモンサン空軍基地、嘆きの壁、カルカッタにある瓦礫のひろがる埋め立て地から立ち上る炎
アウシュビッツ(ガイコツの頭の束)、中国(天安門広場)などどこか戦争や死を連想させる映像。

そしてカイロ(キザのピラミッド)、カンボジアのアンコールワット(12世紀、アンコール王朝時代にヒンズー教寺院として建立された寺院がいつのまにか放置されたまま)、インドのガンジス河畔で荼毘にふされる死体...。
このあと、各国での祈りの映像が綴られ、星空。

ここで紹介したのはほんの一部。全部はとてもわかりません。

※ すべての場所を知りたいなら 
baraka filming locations
baraka locaitons(wiki)

この『バラカ』、日本初公開時、劇場でみて衝撃をうけた。一度見ただけで忘れられない何かを残す。公開時、さほど話題にならず不思議に思っていたが、最近リバイバル上映され作品の認知度が上がっている。DVDもロングセラーになっている模様。監督のロン・フリック自らが考案したという70m/m微速度撮影カメラによる映像は圧巻。地球、大自然、命、祈り...潜在意識にぐんぐん食い込んでくるような映像。見て感じるしかない作品。何が描かれているかより、映像のつながりが醸し出すものを受け止めたい。30年近く前の作品とは思えない、昔から今へと受け継がれていく地球の息吹がそこにある。
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2019.05.21 Tuesday | 00:18 | - | - | - |

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