映画のメモ帳+α

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永遠と一日

永遠と一日 (1998 ギリシャ・フランス・イタリア)

永遠と一日(1998)原題   Μιά αιωνιότητα και μιά μέρα
英題   Eternity and a Day
監督   テオ・アンゲロプロス
脚本   テオ・アンゲロプロス
撮影   ヨルゴス・アルヴァニティス アンドレアス・シナノス
音楽   エレニ・カラインドロウ
出演   ブルーノ・ガンツ イザベル・ルノー アキレアス・スケヴィス
     デスピナ・ベベデリ イリス・ハチャントニオ ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ

第51回(1998年)カンヌ国際映画祭パルム・ドール



死が近いことを意識した詩人・作家のアレクサンドロス。病院にいく前日、「今日が最後の日」と決めたその日に、アルバニア難民の少年と出会う。そこから過去への回想と現在が織り交ざって描かれていく。娘が生まれて親戚が集まった夏の日、前世紀の詩人ソロモンがたどったイタリアからザンテ島へ、少年を送り届ける雪のアルバニア国境、夢のように現れる<魂のバス>...。"人は現在と過去を同時に生きている"ことを優雅に綴る映像抒情詩。「明日の時の長さは?」「永遠と一日」—シェークスピアの「お気に召すまま」にも出てくる台詞だ。ラスト、主人公は”とりあえず”一日を生きる力を取り戻す。一日の積み重ねが永遠へとつながっていく。
☆☆☆☆★
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 東京に住んでいるときこの映画を観たが、平日16:30なのに客席がほぼ満員で驚いた。ああ、ミニシアター全盛期...。

 ギリシャの19世紀の詩人、ソロモスのエピソードがよい。
革命賛歌を書こうにも、言語(=ギリシャ語)が喋れない。そこで彼は近所を歩き回り知らない言葉には金を払った。”詩人が言葉を買う"という噂がひろまる。小舟で到着した娘が詩人に語りかえる。
「夢見心地の人よ、今宵は何を見た?」"夢見心地"の言葉に金を払う詩人。

 何気ないが、妙に印象的な結婚式の場面。


 難民の少年が言葉を買ってくる。買った言葉は"クセニテイス"
アレクサンドロス「亡命者か?」少年「どこにいてもよそ者」

 母の病室にてアレクサンドロス
「なぜ私は一生よそ者なのか。ここが我が家と思えるのはまれに自分の言葉が話せたときだけ。自分の言葉...失われた言葉を再発見し、忘れられた言葉を沈黙から取り戻す。そんな、まれな時にしか自分の足音が聞こえない。なぜです?」

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2019.05.21 Tuesday | 01:12 | - | - | - |

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