映画のメモ帳+α

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シェイプ・オブ・ウォーター

シェイプ・オブ・ウォーター (2017 アメリカ)

シェイプ・オブ・ウォーター(2017)原題   THE SHAPE OF WATER
監督   ギレルモ・デル・トロ
脚本   ギレルモ・デル・トロ ヴァネッサ・テイラー
撮影   ダン・ローストセン
美術   ポール・オースタベリー
衣装   ルイス・セケイラ
編集   シドニー・ウォリンスキー
音楽   アレクサンドル・デスプラ
出演   サリー・ホーキンス マイケル・シャノン リチャード・ジェンキンス
     ダグ・ジョーンズ マイケル・スタールバーグ オクタヴィア・スペンサー

第90回(2017年)アカデミー賞作品、監督、作曲、美術賞受賞。主演女優(サリー・ホーキンス),助演男優(リチャード・ジェンキンス),助演女優(オクタヴィア・スペンサー),脚本、編集、撮影、衣装デザイン、録音、音響編集賞ノミネート。第74回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。



米ソ冷戦中の1962年、アメリカ政府の極秘研究所で清掃員として働くイライザは口のきけない女性。ゲイの画家と黒人女性だけが友達だった。イライザは研究所の水槽に閉じ込められていた半漁人に心惹かれるが、"彼"は生体解剖が決まっており...。彼女が演じることを想定して作られたイライザ役サリー・ホーキンスは手話を交え、心打たれる演技。エリート軍人に向かって"F××K"と言い放つ(?)場面が実に痛快。半漁人役ダグ・ジョーンズの哀歓、さらっと挿入されるミュージカル場面も魅惑的。そしてラストの美しさ!登場人物が皆"失敗"しているのがみそ。まともな人間は失敗しない?半漁人だって失敗する。シャーごときで猫食うな!
☆☆☆☆
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イライザ役のサリー・ホーキンスはまさにハマり役。彼女は『ハッピー・ゴー・ラッキー』(2008)と並ぶ代表作を手に入れた。ギレルモ・デル・トロ監督は脚本が完成する前から彼女に熱烈オファーを出していた。最初から彼女が演じることを想定してつくられた、いわゆるあてがきであり、ほかの女優起用は全く考えなかったという。出来上がった脚本にホーキンスは感激し、「この役が私でいいの?」とビビッてしまったらしい。

 ラストに流れる"You'll Never Know”は "Hello, Frisco, Hello"(1943)という映画のなかでアリス・フェイ(映画のなかでも彼女に触れる場面がありました)が歌い、第16回(1943年)アカデミー賞歌曲賞を受賞した曲です。Alice Faye Tribute- "You'll Never Know"


 映画の冒頭で"この2本立てでは客が入らない"と言われたうちの一本は『砂漠の女王』(1960)。もう一本は"Mardi Gras" .
(1958)。『シェイプ・オブ・ウォーター』の物語の裏テーマ?のひとつ、"時代遅れ"の象徴かも...。

うっ....(涙)
THE SHAPE OF WATER 半漁人 シャーTHE SHAPE OF WATER cat


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2018.10.14 Sunday | 01:16 | - | - | - |

コメント

はじめまして。クロサキと申します。
コメントは初めてですが、以前から楽しく拝見しています。

デル・トロの大ファンなので、今回の作品賞・監督賞同時受賞は感無量です。
ミュージカルシーンでは『ラ・ラ・ランド』よりも、ミュージカル映画ならではのカタルシスを感じました(1シーンだけですが (^_^;))。

ただ、自分だけなのかもしれませんが、猫のシークエンスにはモヤモヤしてしまいました。
「本能だから仕方がない」と言うジャイルズの台詞は正論だし、彼自身のセクシャリティにも重ねられていると考えると、切ないなぁ……とも思うのですが、「飼い主にしては割り切り早すぎじゃね?」「デル・トロ、半魚人を好きなあまり、猫の命を軽視してね?」とも感じてしまい……
食われてしまうシーンがあること自体は(観ていて辛いとはいえ)問題無いのですが。

いきなり長々と申し訳ありません(^_^;)
moviepadさんも猫好きのようにお見受けしたので、該当のシークエンスに関してどう受け取られたのか、気になっています。
2018/03/06 12:18 AM by クロサキ
クロサキさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

監督賞は間違いないと思っていましたが、作品賞は危うさも漂っていたので安堵しました。主演女優賞がサリー・ホーキンスだったらもっとよかったんですが...。

>ュージカルシーンでは『ラ・ラ・ランド』よりも、ミュージカル映画ならではのカタルシスを感じました

同感。短いからいいんです、あの場面は。粋ですよね。

猫の場面は猫好きとしては悲しふございました。
確かに割り切り早すぎますね。あの猫たちは飼っているというより、自然に居ついているように見えましたけどね。まあ、あの場面は猫と半魚人の威嚇ごっこで笑いを取りたかっただけだと自分に言い聞かせています。

自分も猫を飼っていて、たまにあのような”シャー威嚇”にあいます。これからどうしよう...。
2018/03/06 1:13 AM by moviepad
お返事ありがとうございます。

自分もサリー・ホーキンスの受賞を望んでいました。
これからも受賞のチャンスはあるでしょうが、主演で、かつこれほどのハマり役に再び巡り合えるどうかは、結構微妙な気が……
何よりマクドーマンドに関しては「一回獲ってんだからもういいじゃん」という思いがどうしても(笑)

猫問題に関して(勝手に問題化)。

>あの猫たちは飼っているというより、自然に居ついているように見えましたけどね。

確かに、ことさら可愛がっている描写はなく、残った猫には「ラッキーだったな」と言っていましたし、それぐらいのドライな関係だったのでしょうね。
ようやく心の整理がつきそうです(笑)

>自分も猫を飼っていて、たまにあのような”シャー威嚇”にあいます。これからどうしよう...。

映画への復讐のチャンスですね。お魚をあげましょう!(オイオイ)
2018/03/06 2:00 AM by クロサキ
サリー・ホーキンスの役は"一生に一度"レベルの役。
本人も「夢かと思った。こんな素敵な役が自分に舞い込むなんて。配役間違えたんじゃないかしら」と語っているし。
彼女なら今後もチャンスはあると思いますが、この役でとってほしかった。
本作のキャスティング全般も、ギレルモ・デル・トロらしいですね。

猫問題について
家の近所の野良猫も、一軒家によく出入りしています。
そんな感じで居ついちゃったんじゃないですかね。
野良猫に一度エサをあげると危険。ずっとつきまとわれます。

飼い猫にシャー威嚇されたとき、半漁人と同じようにシャーで言い返すか、マタタビでご機嫌をとってました。これからはマタタビ一択(笑)。
2018/03/06 8:40 PM by moviepad

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