映画のメモ帳+α

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グロリア (1980)

グロリア (1980 アメリカ)

グロリア(1980)原題   GLORIA
監督   ジョン・カサヴェテス
脚本   ジョン・カサヴェテス
撮影   フレッド・シュラー
音楽   ビル・コンティ
出演   ジーナ・ローランズ ジョン・アダムス
     バック・ヘンリー ジュリー・カーメン

第53回(1980年)アカデミー賞主演女優賞(ジーナ・ローランズ)ノミネート。第37回ヴェネチア国際映画祭(1980年)金獅子賞。



マフィアの秘密をFBIに売ろうとして惨殺されたNYの会計士一家。唯一生き残った6歳の子フィルを助けたグロリアはマフィアから命を狙われる。グロリアは子供嫌いで、そのマフィアのボスの愛人だった過去を持つ。生意気なフィルを見捨てようとするがだんだん母性本能が芽生えてきて....。女版ハードボイルドの傑作。ジーナ・ローランスの銃の撃ち方が半端なくカッコいい。平静を装う作り笑顔から一転鬼婆と化す表情。ロケ撮影のため、ホテルやアパートが汚いのもリアリティ。フィルが降り損ねてからの地下鉄内サスペンス場面が痛快。音楽が大袈裟すぎるのとラストのアクション場面が意外とあっけないのが残念。映画史に残る最強ヒロイン。
☆☆☆★★★
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 ジョン・カサヴェテスは映画会社に売る目的で本作の脚本を執筆した。1979年、バーブラ・ストライザントがこの役を断ったため、彼の妻ジーナ・ローランスに回ってきた。そのため、カサヴェテスが監督を兼ねることになったという。 "Gloria 2"というタイトルで続編の脚本も用意していたが、実現する前にカサヴェテスは亡くなってしまった。

 6歳のフィル少年を演じたジョン・アダムスはオーデションで選ばれた一般人。この年から開催されたラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)で何と最悪助演男優賞が与えられてしまった。うざいし、演技も取り立てて巧いわけではない。顔立ちは整っているが子供らしい可愛さにかける。ただ、可愛くない子なのに、グロリアが母性愛に目覚めていくのが物語の肝のはず。"誰もが可愛いと思う子"が演じていたら物語の魅力は半減する。彼にラジー賞を与えるのは映画の見方としてどうかな?と思うわけで...。彼にラジー賞を与えたラジーこそ最悪(笑)。

 この映画をはじめてみたのは20年以上前ですが、ラスト、かつらをかぶったグロリアが「おばあちゃんにキスは?」この台詞はずっと覚えていました。ジーナ・ローランスの佇まいが強烈で一度見たら忘れられないインパクトのある映画。

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2018.02.24 Saturday | 23:41 | - | - | - |

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