映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
ゾンビ、スタートレック、ヒッチコック監督作、ドキュメンタリー映画のカテゴリーもあり。
映画300字レビュー、はじめました。
※TB、コメントともに承認制とさせていただいております

<< 地獄の英雄 | TOP | ベン・ハー(1959) >>

かくも長き不在

かくも長き不在 (1960 フランス)

かくも長き不在(1960)原題   UNE AUSSI LONGUE ABSENCE
監督   アンリ・コルピ
脚本   マルグリット・デュラス
台詞   ジェラール・ジャルロ
撮影   マルセル・ウェイス
音楽   ジョルジュ・ドルリュー
出演   アリダ・ヴァリ ジョルジュ・ウィルソン
     ジャック・アルダン シャルル・ブラヴェット

第14回(1961年)カンヌ国際映画祭パルムドール



パリでカフェを営む女主人テレーズ。店の前を通り過ぎた浮浪者に目をとめる。その男は16年前、ゲシュタポに捕らえられ行方不明となった彼女の夫アルベールそっくりだった。ところが彼は記憶喪失となっており...。戦時中、戦後の男と女の感覚の違いを静かにあぶり出した傑作。男は言葉もダンスの仕方もチーズの味も覚えているが出来事の記憶だけは失い、心ここにあらず。女はだんだん苛立ち始める。「3つの小さな音符」をBGMに踊る2人。それでも記憶は戻らない。逃げるように立ち去る男。それを見守る旧知の人々。そしてある声が聞こえ、思わず手をあげてしまう。覚えていても忘れてしまっても人に幸せをもたらさない記憶は確かにある。
☆☆☆☆
人気blogランキングこの記事が参考になりましたら左のバナーにクリックお願いします!

 本作、日本ではVHSにはなっているが、未だにDVD化されていない。NHKでは"黒澤明が選ぶ映画100本"のひとつに選出され、何度か?放送されているが...。この傑作がDVD化されていないのは権利関係なら仕方ないが、"需要がない"とみなされているのなら残念。これほどの作品を手掛けた監督のアンリ・コルビはほとんど長編映画をとっていない不思議。

スポンサーサイト


2018.02.24 Saturday | 21:26 | - | - | - |

コメント

コメントする









この記事のトラックバックURL

http://moviepad.jugem.jp/trackback/1187

トラックバック

▲top