映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
ゾンビ、スタートレック、ヒッチコック監督作、ドキュメンタリー映画のカテゴリーもあり。
映画300字レビュー、はじめました。
※TB、コメントともに承認制とさせていただいております

<< そして誰もいなくなった (1974) | TOP | ナイル殺人事件 >>

オリエント急行殺人事件 (1974)

オリエント急行殺人事件 (1974 イギリス)

オリエント急行殺人事件(1974)原題   MURDER ON THE ORIENT EXPRESS
監督   シドニー・ルメット
原作   アガサ・クリスティ 『オリエント急行の殺人』
脚本   ポール・デーン
撮影   ジェフリー・アンスワース
音楽   リチャード・ロドニー・ベネット
出演   アルバート・フィニー ジャクリーン・ビセット アンソニー・パーキンス
     マイケル・ヨーク ローレン・バコール イングリッド・バーグマン
     ショーン・コネリー リチャード・ウィドマーク ヴァネッサ・レッドグレーヴ
     ウェンディ・ヒラー ジョン・ギールグッド ジャン=ピエール・カッセル
     レイチェル・ロバーツ コリン・ブレイクリー デニス・クイリー
     ジョージ・クールリス マーティン・バルサム

第47回(1974年)アカデミー賞助演女優賞(イングリッド・バーグマン)受賞。主演男優(アルバート・フィニー)、脚色、撮影、作曲、衣装デザイン賞ノミネート



リンドバーグ愛児誘拐事件に着想を得た物語と大胆な結末で知られるアガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』の映画化。映画向きと言えない密室型本格推理物だが、冒頭の事件フィルム、オリエント急行出発時の映像とゆるやかな音楽など映画として魅力ある作品に仕上げる工夫がなされている。単なる謎とき物語で終わらないのはさすが社会派映画の名匠シドニー・ルメット!ポアロ役アルバート・フィニーはくどすぎる気もするが、ポアロからの事情聴取場面で演技派俳優たちは皆見せ所が用意されている。ラストの"処刑"場面は小説では出せない迫力!本作の成功によりオールスターキャストによるクリスティ作品の映画が次々製作されることになる。
☆☆☆☆
人気blogランキングこの記事が参考になりましたら左のバナーにクリックお願いします!



1974年11月「オリエント急行殺人事件」プレミアム上映にてアン王女とアガサ・クリスティ、夫のマックス・マローワン アガサ・クリスティは60年代に作られた自身の映画の出来が不満で、今後、映画化の話は拒否するつもりでいたが説得されしぶしぶ承諾。本作に関してクリスティは満足しているという。たたひとつを除いて。そう、ポアロ役のアルバート・フィニーだけはお気に召さなかった模様。といっても演技は賞賛しており、彼の演じたポアロが"イギリス一の口髭"でなかったことが不満だったそうな。

クリスティは公開当時、84歳。1974年11月に行われた本作のプレミア上映に出席。彼女が自作の映画プレミアに出席したのはこれ一回きり。このプレミア出席、クリスティが公の場に姿を現した最後となる。14か月後に彼女は亡くなった。

 スウェーデン人宣教師役を演じたイングリッド・バーグマンは当初、ドラゴミノフ公爵夫人(ウェンディ・ヒラーが演じた役)をオファーされていたが、彼女が"より小さい"オルソン役に固執。(スウェーデン女性だしね)あまりに頑固なためシドニー・ルメットも受け入れざるを得なかった。ルメットは彼女のために5分間ひたすら話し続ける見せ所を追加、そのかいあってバーグマンはアカデミー助演女優賞を受賞している。

まあ、その後クリスティ原作作品がオールスターキャストで次々作られていますが、名と実を兼ねるという意味ではどの作品も本作の顔ぶれを超えていません。もちろん2017年のリメイク版も...。

<アガサ・クリスティ原作映画>
そして誰もいなくなった (1945)
情婦 (1957)
姿なき殺人者 (1965)
そして誰もいなくなった (1974)
ナイル殺人事件 (1978)
クリスタル殺人事件 (1980)
地中海殺人事件 (1982)
死海殺人事件 (1988)
アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵 (2005)
ゼロ時間の謎 (2007)
アガサ・クリスティー 奥さまは名探偵〜パディントン発4時50分〜  (2008)
華麗なるアリバイ (2008)
オリエント急行殺人事件 (2017)

 他にもありますが、さすがに全部取り上げるのは難しふございます。

<クリスティ失踪事件を扱った映画>
アガサ 愛の失踪事件(1979)

スポンサーサイト


2018.04.23 Monday | 00:33 | - | - | - |

コメント

コメントする









この記事のトラックバックURL

http://moviepad.jugem.jp/trackback/1177

トラックバック

▲top