映画のメモ帳+α

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ドリーム

ドリーム (2016 アメリカ)

ドリーム(2016)原題   HIDDEN FIGURES
監督   セオドア・メルフィ
原作   マーゴット・リー・シェッタリー
脚色   アリソン・シュローダー セオドア・メルフィ
撮影   マンディ・ウォーカー
音楽   ハンス・ジマー ファレル・ウィリアムス ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演   タラジ・P・ヘンソン オクタヴィア・スペンサー ジャネール・モネイ
     ケヴィン・コスナー キルスティン・ダンスト ジム・パーソンズ
     マハーシャラ・アリ オルディス・ホッジ グレン・パウエル キンバリー・クイン

第89回(2016年)アカデミー賞作品、助演女優(オクタヴィア・スペンサー),脚色賞ノミネート。第23(2016年)全米映画俳優組合賞キャスト賞受賞



1961年、NASAで差別、偏見と闘いながらマーキュリー計画の実現に貢献した3人の黒人女性キャサリン・G・ジョンソン、ドロシー・ヴォーン、メアリー・ジャクソンを描いた伝記映画。マーゴット・リー・シェタリーのベストセラー、ノンフィクション小説『Hidden Figures』を原作としている。女優3人のケミストリーが抜群!有色人種向けのトイレや彼女たちの昇進時期などかなり脚色があるようだが、計算され尽くした物語運びは"feel good movie"にふさわしい仕上がり。偏見がはびこる環境において一歩前に進むには、能力があるだけでなく"前例"となる勇気が必要だ、そんなことを静かに教えてくれる良作。
☆☆☆★★★
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アカデミー賞授賞式で3人の女優から紹介されるキャサリン・G・ジョンソン
Janelle Monae, Taraji P. Henson, and Octavia Spencer Honor NASA Physicist Katherine Johnson


彼女たちの伝記の特集ページ The True Story of “Hidden Figures,” the Forgotten Women Who Helped Win the Space Race

 まあ、よくできた脚本ですね。冒頭、3人の乗った車がエンストする。そこにやってきた警官。彼女らがNASAに勤務していると知ると態度を豹変。「アカに先を越されるな」とパトカーで彼女らを誘導、つまり白人が黒人の便を積極的に図るという場面。脚色でしょうけど導入部としては実に巧い。また、有色人種用のトイレにいくため走るキャサリンとラスト、彼女の計算結果を持ち込むため走るNASA職員の姿が妙にダブるのもうまい。あと、真珠のネックレスの使い方とか、ね。3人の黒人女優がはつらつとした中で、すっかりフツーのおじさんとなったかつての大スター、ケヴィン・コスナーと、ふつーのおばさんになったかつての『スパイダーマン』シリーズのヒロイン、キルスティン・ダンストの対比...。キルスティンはやっと本来いるべき場所にたどりついた感(笑)。演技力はかなりある人ですからね。

 当初、日本公開時のタイトルは『ドリーム 私たちのアポロ計画』と発表されていた。ところが、"なぜマーキュリー計画の映画なのになぜアポロ計画なのか"という批判が殺到した。20世紀フォックスは批判を受け、『ドリーム』に変更したという経緯がある。でも...ドリームじゃ何の映画かわかりません。当初の”アポロ計画〜"うんぬんも宇宙開発に関する映画であることを伝えるための苦肉策だったんでしょうけど、それにしてもドリームとは...。最近の邦題は作品への愛着が足りないと思うものばかり。

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2017.11.24 Friday | 18:56 | - | - | - |

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