映画のメモ帳+α

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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ (2016 アメリカ)

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016)原題   THE FOUNDER
監督   ジョン・リー・ハンコック
脚本   ロバート・シーゲル
撮影   ジョン・シュワルツマン
音楽   カーター・バーウェル
出演   マイケル・キートン ニック・オファーマン ジョン・キャロル・リンチ
     リンダ・カーデリーニ パトリック・ウィルソン B・J・ノヴァク ローラ・ダーン

1954年、レイ・クロックはドライブインのハンバーガー店を開いていたマクドナルド兄弟と出会い、効率的なシステムに感嘆。フランチャイズ権を獲得し商標を買収。マクドナルドの"THE FOUNDER(創業者)"として君臨するまでを描く。利益至上主義ノウハウの映像化。長年、実績を積んでいた他人のアイデアに乗っかり、ビジネスとして拡大しただけの人間が"創業者"を名乗る違和感。あ、"不動産業"マクドナルドの創業者という意味か!このネタをあえて映画にするなら主役はマクドナルド兄弟にすべきだが、今のお客様は勝ち組物語のほうがお好み?ちなみに本作鑑賞後モス・バーガーに行きました。待ち時間は長いけど美味しかった!
☆☆☆★
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 田舎町の地味な事業を多店舗展開として拡大していくのは大変なこと。ビジネスとして拡大した「だけ」という言い回しを採用するのは悩みました。でも、一番大変なのはやっぱり独自性のあるアイデアを出し、ゼロから起業していくこと。レイ・クロックはゼロからはじめていいところはパクって独自性を付加していけばいいのに、それすらせず基盤はそのままにマクドナルドの言葉の響きがどーのこーのといって実質乗っ取ったわけで。これを起業(事業を起こす)とは呼べないと思う。レイ・クロックがやったことは、顧客サービスの改善ではなく、あくまで自分たちの利益をあげるためのシステム作り。日本の有名企業の方々がレイ・クロックを崇拝しているんだって...。だから息苦しい今があるのか。マイケル・キートンはいやらしいくらい巧い。この種の人の雰囲気が本当によく出ている。蛇足ですが、本作の音楽の使い方、最初から最後まで妙に気持ち悪かった。何を意図しているのかわからなくて。

 ワインスタイン・カンパニーはアカデミー賞ノミネートを狙って年末に全米公開しましたが、結果的には完全無視。他の賞レースにもからみませんでした。興行的にも期待外れ。そりゃ経営者の立場としては興味深い話でしょうが、観客にとっては不愉快なだけのビジネスノウハウ描写。これが映画として評価されると期待すること自体、経営者と観客の"感覚のずれ"がある。こういう何の感覚も感情も湧き上がってこない"成功物語"はビジネス本の世界だけで語ればよし。わざわざ映画にしないでほしいと思うわけで。(結局、観に行ってしまったんですが)

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2017.11.21 Tuesday | 18:32 | - | - | - |

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