ハクソー・リッジ
ハクソー・リッジ (2016 オーストラリア・アメリカ)
原題 HACKSAW RIDGE
監督 メル・ギブソン
脚本 ロバート・シェンカン アンドリュー・ナイト
撮影 サイモン・ダガン
編集 ジョン・ギルバート
音楽 ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
出演 アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン ルーク・ブレイシー
テリーサ・パーマー ヒューゴ・ウィーヴィング レイチェル・グリフィス
ヴィンス・ヴォーン ナサニエル・ブゾリック ルーク・ペグラー
ニコ・コルテス ゴラン・D・クルート リチャード・ロクスバーグ
リチャード・パイロス ライアン・コア ロバート・モーガン
第89回(2016年)アカデミー賞編集、録音賞受賞。作品、監督、主演男優(アンドリュー・ガーフィールド)、音響編集賞ノミネート
原題 HACKSAW RIDGE
監督 メル・ギブソン
脚本 ロバート・シェンカン アンドリュー・ナイト
撮影 サイモン・ダガン
編集 ジョン・ギルバート
音楽 ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
出演 アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン ルーク・ブレイシー
テリーサ・パーマー ヒューゴ・ウィーヴィング レイチェル・グリフィス
ヴィンス・ヴォーン ナサニエル・ブゾリック ルーク・ペグラー
ニコ・コルテス ゴラン・D・クルート リチャード・ロクスバーグ
リチャード・パイロス ライアン・コア ロバート・モーガン
第89回(2016年)アカデミー賞編集、録音賞受賞。作品、監督、主演男優(アンドリュー・ガーフィールド)、音響編集賞ノミネート
デスモンド・ドスは第二次世界大戦で衛生兵に志願。訓練で武器を持つことを拒否したため、上司や同僚からいやがらせを受ける。軍法会議にかけられるが、主張が認められ衛生兵として沖縄の激戦地、前田高地(通称ハクソ―・リッジ)に赴くが...。味方だけでなく、日本兵も救った「良心的兵役拒否者」の物語。前半はかったるい恋愛や基地内でのいじめなどもたれるが、後半、戦場場面になってからは見どころの連続。日本兵から隠れるため、上官を砂で隠し、自分は死体の下に隠れ、片目だけで様子をうかがう場面のサスペンス!戦争映画史に残る力作だが、ラストの実話アピールで興ざめ。戦闘前の祈り場面か、空に舞う?場面でスパっと終わるべき!
☆☆☆★★★
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※ 参照
・デズモンド・T・ドス(wikipedia)
Medal of Honor - Doss
・『ハクソー・リッジ』〜作品の舞台をご案内します〜 (浦添市)
・沖縄戦を描いた映画『ハクソー・リッジ』が“沖縄”を隠して宣伝
※ これ、親日じゃないけど、反日的映画でもない。あくまで信仰に基づいた良心的兵役拒否者を描いた作品。敵だ味方だ善だ悪だ、というテーマでもない。戦争映画とすら言えないかもしれない。これを"反日的"という人がもしいるなら、映画を観ていない人でしょう。それにしてもラストは残念。最近、実話を題材とした映画のラストにモデル本人やその関係者の実際の映像が流れることがやたら多い。観客へのサービス、のつもりだろうけど"劇映画という表現形態を選んだ以上、モデル本人及び関係者を映画本編内に登場させるべきではない"というのが個人的考え。そういうのはDVDの特典映像でやればよい話。「ラビング 愛という名前のふたり」にもあったけどあれは音がなかったからまだまし。最悪だったのが「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 」。実話アピール、これがメインかと思うほど長い。もう0点つけようかと思ったくらい(笑)。本作は「ライオン〜」ほどひどくはなかったけど、関係者が能書きをたれたのがアウト。実話の説明はト書き程度にとどめてほしいと思います。この「ハクソ―・リッジ」、この実話アピールがなければ☆☆☆☆だったんだけど....。メル・ギブソン、昨今のスキャンダルはいただけないが、監督としての腕は確か。スキャンダルによるイメージダウンがなければ本作、アカデミー賞とってたんじゃないかな。『ブレイブハート』は作品の出来よりもメル・ギブソン個人の人気でとったアカデミー賞。それから21年、『ハクソー・リッジ』はメル・ギブソンのイメージが悪すぎて、とれるものがとれなかった....。時の流れは残酷です。