映画のメモ帳+α

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シュレック3

シュレック3(2007 アメリカ)

「シュレック3」公式サイトにリンク原題   SHREK THE THIRD    
監督   クリス・ミラー   
原作   ウィリアム・スタイグ   
脚色    ピーター・S・シーマン ジェフリー・プライス
      クリス・ミラー アーロン・ワーナー 
音楽   ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ               
出演   (声) マイク・マイヤーズ キャメロン・ディアス
     エディ・マーフィ アントニオ・バンデラス

当初『シュレック』には全く興味がなかった。
何せ主役がかわいくないし。
まあ、それが売りなんですけど(笑)
とはいうものの、映像的にはCGアニメってここまで進化したんだな〜と感嘆しました。
ドンキーはうざいくらいうるさかったけど、声を担当したエディ・マーフィは見事なはまり役。彼くらいのコメディ俳優だと声だけでここまで表現できるんだな〜と感心しました。本来の姿に戻る前のフィオナ姫は、体型もキャメロン・ディアスに似ていて笑いました。でも、内容的には、フツーのファミリー向けアニメ映画以上の感想は沸き起こってこなかった。おとぎばなしのパロディ満載とのことですが、僕はその辺かなり疎いもので(^^;
ところがですよ!『シュレック2』が思いのほか面白かったのデス。
「長靴をはいた猫」のキャラが秀逸。猫好きの僕には応えられません。
あのキュート・ビームに見事にやられてしまいました(笑)

音楽の使い方がめちゃくちゃうまかったですね。ディスコソングの古典となった感があるグロリア・ゲイナーの「I WILL SURVIVE」映画の中でもよく使われる曲ですね。ダイアナ・ロスなど数多くのアーティストがこの曲をカバーしています。日本でも布施明サンが1979年に『恋のサバイバル』というタイトルでカバーしオリコン最高13位、売上枚数17.9万枚のスマッシュ・ヒットとなっています。
特筆ものは、ボニー・タイラーの『HOLDING OUT FOR A HERO』の使い方。笑いました。はまりすぎてて。オリジナルの『フットルース』よりずっとうまい使い方です。
この手のマイナー調でドラマティックな味付けのロックはアメリカでは受けないのかトップ40に入るのがやっとのスマッシュ・ヒットに終わってしまった曲なんですが...。僕がニューヨークに遊びにいったとき、ストリート上で若いネエチャン(すげえ表現だ)がカラオケテープに合わせて大声でこの曲歌ってましたね。映画のサントラは大ヒットしましたから、シングル・ヒットはしなくてもアメリカでも幅広く認知されている曲なんでしょう。
日本ではTVドラマ『スクール・ウォーズ』での麻倉未稀 のカバー・バージョンでご存知の方も多いかもしれませんね。でも同じカバーならボニー・タイラーと声質が似ている葛城ユキのカバーのほうがずっと出来がよかった。
いきなり脱線してしまいました。話を映画に戻します。
『シュレック2』でのネコと音楽の使い方に感心し、この『シュレック3』も期待していたんですけど...。



〜物語〜“遠い遠い国”で幸せな生活を送っていたシュレックとフィオナ。だがある日、フィオナの父、ハロルド国王が病に倒れてしまい、シュレックが後継者に指名される。しかし王様になりたくないシュレックは、もう一人の正統な後継者である魔法学校生“アーサー”の存在を知ると、彼に王位を継がせるため、アーサーを探す旅に出る。フィオナのオメデタも知らされ気もそぞろなシュレック。一方、王国では、王位を狙っているチャーミング王子が、おとぎ話の悪役たちをけしかけ、王位を奪い取る計画を立てていた。フィオナは他の姫たちと“プリンセス5”を結成し、迎え撃つが…。

ファースト・シーン。チャーミング王子の登場です。これが寒い....。そういう設定の場面ではあるんですけどね、この手のキャラはくどいくらいナルでキザにしないと笑えない。何か中途半端。
つかみから大スベリ。これじゃ先が思いやられるな〜、帰ろうかと思いましたよ(笑)

そもそも『シュレック』シリーズは、メインキャラの2人よりも脇キャラでもってるような作品。
1作目はドンキー、2作目は長靴をはいた猫...。
それぞれ過去、実質的主役をはったせいか、今回はともに出番は控えめ。残念。
さて、今回の『シュレック3』の新キャラクターはアーサー王子。気弱そうな表情はいいし、声を担当したのはキャメロン・ディアスの元カレジャスティン・ティンバーレイク。「−2」にもちらっと出てきましたね。ぜんぜん期待していなかったのですが、声の演技は意外とうまかった。ただ、どうしてもヤツの顔が目に浮かんでしまい、アーサー王子のキャラが嘘っぽく見える。『シュレック』シリーズを製作したドリームワークスはアニメの声優にスターを起用する傾向がありますが、あまりいいことだと思いません。
声をあてたスターの顔が目に浮かんでしまい、映画の中の登場人物に集中できないので。
この新キャラ、気弱な性格という設定ゆえ仕方ないかとも思いますが、シリーズを活気づけるインパクトはなし。レギュラー化はちょっときついかも。

困ったことにファースト・シーンの寒さは映画全体を貫いておりました。
ベタな笑いが多いのは、ファミリー向けアニメという性質上、仕方ないと思います。
ストーリーも斬新なものである必要はないですが、もう少し骨組みをきちんと考えてほしかったですね。王になりたくないだの子供がうまれるだのでうろたえる、かわいくない緑の怪物見せられても...。
ドリームワークス産アニメはストーリーテーリングの点では、王者ピクサーにまだまだ及びませんね。

そして一番期待していた音楽なんですが...。
カエルの王様のお葬式で歌われたポール・マッカートニーの『死ぬのは奴らだ
??? 意味不明。全然面白くないし。ディオンヌ&フレンズ の『愛のハーモニー』がイントロのスティーヴィー・ワンダーのハーモニカソロのみが使われたのも単なる尻切れトンボの感強し。
頼みの綱の音楽まで外しまくるか....。
一番イヤな使い方をされたのはシャーリーンの『愛はかげろうのように
日本では椎名恵がカバーした『LOVE IS ALL〜愛を聴かせて〜』でおなじみかもしれません。
この曲、あのただっ広いアメリカにおいて、リリースから5年後、フロリダのあるDJがとりあげたことをきっかけに口コミが広がり、全米第3位まであがる大ヒットとなった伝説の名曲なんですよ!
これを、あんな悪役勢ぞろいの安っぽい酒場シーンで使うなんて...。

楽しそーな雰囲気には満ち溢れているため、お子様はそれなりに満足されるかもしれませんが、オトナは爆睡ものの退屈な仕上がり。何かと比較される『スパイダーマン』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズも3作目はあまり評判がよくないようですが、この『シュレック3』のレベルダウンぶりは他の2シリーズの比じゃない。シリーズ最低の出来といわざるをえません。『シュレック2』は全米では、『スパイダーマン2』や『パイレーツ〜』を上回る4億4000万ドルの興行収入をあげました。今回の『シュレック3』は前作の人気にちょっと胡坐をかきすぎたようです。前述のとおり僕はおとぎ話にとても疎いので、前2作を含めてこの『シュレック』シリーズの面白さを本当に理解しているとはお世辞にもいえない。本来、このシリーズをえらそーに語る資格などないヤツなんですけどね...。

長靴をはいた猫アニメ史上、最高の稼ぎ頭となっている『シュレック』シリーズ。
2010年に「シュレック 4」その後、「長靴をはいた猫」を主人公としたスピン・オフ企画をはさみ、5で完結させることが発表されています。ドリームワークスのジェフリー・カッツェンバーグいわく「もう話はできている。猫の話も決まっていてすごい面白い」そーです。『シュレック3』みたいなものをまた作るのなら、猫の話だけでもう十分でございます。(笑)

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2007.07.05 Thursday | 22:24 | 映画 | comments(2) | trackbacks(5) |

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2019.09.05 Thursday | 22:24 | - | - | - |

コメント

こんにちは!
おお〜!猫ちゃんのスピンオフがあるんですか?それは猫ちゃんファンの私には嬉しいお知らせだわ。シュレックを観ているより目が楽しいし(笑)

今回、子どもと吹き替えを鑑賞しましたが楽しめましたよ。
小ネタで思いっきり笑っちゃいました。
ただ、やっぱり印象の薄いキャラやストーリーは気になりました。物語展開が普通で平和でしたよね〜
シュレックの赤ちゃんも可愛くなかったし(汗)
2007/07/08 9:54 AM by 由香
由香さん、こんばんわ

>猫ちゃんのスピンオフがあるんですか?

あるみたいです。それだけが楽しみ(笑)

何かね、この映画のベタな笑いのオンパレード、だめでしたね。最近見た『監督・ばんざい!』もそうだったんですが、あれは確信犯でところどころウィットも入っていたのであんまり気にならなかった。
まあ、2では"キュートビーム”(勝手に名づけてます)が発せられるたびにいっしょになって"カワイイ!”と叫んでいたんですが(爆)
2007/07/08 9:49 PM by moviepad

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(ナマケモノの穴 2007/07/14 2:35 PM)
予定調和&マイルドではあるけれど。。。☆『シュレック/SHREK THE THIRD』☆
先日TVでO.Aされた『シュレック2』を観て、簡単に復習しておいたのが効を奏したのか、ストーリーにはすんなり ってか、そもそもそんな必要がなかったって話も。。。 『シュレック』といえばこれまでのアニメと違ってブラック・ユーモアで笑わせてくれるのが魅力だっ
(honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜 2007/07/23 11:38 PM)
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