映画のメモ帳+α

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天地創造

天地創造 (1966 アメリカ・イタリア)

天地創造(1966)原題   THE BIBLE...IN THE BEGINNING
監督   ジョン・ヒューストン
製作   ディノ・デ・ラウレンティス
脚本   クリストファー・フライ ヴィットリオ・ボニチェリ
     ジョナサン・グリフィン イヴォ・ペリリ
撮影   ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽   黛敏郎
出演   マイケル・パークス ウラ・ベルグリッド リチャード・ハリス フランコ・ネロ
     ピーター・オトゥール ジョージ・C・スコット エヴァ・ガードナー スティーヴン・ボイド
     ジョン・ヒューストン エレオノラ・ロッシ=ドラゴ ガブリエル・フェルゼッティ
     プペラ・マッジオ ゾーイ・サリス アルベルト・ルカントーニ

第39回(1966年)アカデミー賞作曲賞ノミネート



旧約聖書より天地創造、ノアの箱舟、バベルの塔、ソドムとゴモラ、アブラハムの物語までを描いた作品。ジョン・ヒューストンはノア役として出演もしているが、"自称"無神論者の彼ゆえか、題材に思い入れが感じられず、ダイジェスト映像の域を超えていない、やや味気ないつくり。旧約聖書入門としては悪くないが、アブラハムの物語は予備知識なしではわかりにくいか。"人類最初の殺人事件"カインとアベルの描写は消化不良。もっともジョン・ヒューストンらしさがあふれるのはノアの箱舟に乗り込むつがいの動物たちが生き生きとしていること。さすが、動物好きで知られ、妻よりもチンパンジーとの生活を選んだといわれるジョン・ヒューストン!
☆☆☆★★
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 天地創造から22章のイサクの生け贄までを描いた作品。わかりやすい旧約聖書映像版としては悪くないが、ひたすら神の声に従い続ける旧約聖書は映画の題材としてどうかな、という根本的な疑問もわいてくる。製作者ディノ・デ・ラウレンティスは続編を作るつもりだったが、本作が興行的に赤字となったため企画は立ち消えに。

 阿刀田高氏は『旧約聖書を知っていますか?』という著書の中で
"旧約聖書はアブラハムの登場を境にして神話から歴史に変わった。アブラハム以降はイスラエルの民の歴史と考えることができる"と述べている。そういう考え方に沿うと、本作がイサクの生贄場面で終わるのも納得いくのですが....

 カインは大地からの収穫物を、アベルは羊の子を神に備えた。神はアベルの貢物だけを受け取り、カインには眼もくれなかった。アベルに嫉妬したカインはとうとうアベルを殺してしまう。人類最初の殺人事件である。
なぜ、神はアベルを選んだのか?永遠に答えが出ない問いであり、今でもよく議論されている。
主な諸説をご紹介。

1. イスラエルの民は遊牧民だから、神は遊牧民であるアベルを愛した
2. カインはそれ以前に、神にたいしてよくないことをしていた
3. 神の意思、単なる神の好き嫌い、つまりエコひいき(^^;

一番説得力があるのは1だが、この映画で"一番面白くない"2を採用しているよーです。
何か煮え切れないんだな...。

 ジョン・ヒューストンは5回結婚している。ある日、チンパンジーをもらって帰ってきた。2度目の妻、イブリンは「私とチンパンジー、どっちをとるの!」と激怒。ヒューストンはチンパンジーを捨てることができず、結局...。こんなエピソードを知っているとノアの箱舟場面は楽しく観ることができます(笑)。


<旧約聖書を題材とした映画>
ノア 約束の舟 (2014 アメリカ)
十戒 (1956)
プリンス・オブ・エジプト (1998)
エクソダス:神と王 (2014)
サムソンとデリラ (1949)
砂漠の女王 (1960)
愛欲の十字路 (1951)
ソロモンとシバの女王 (1959)

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2018.06.24 Sunday | 00:39 | - | - | - |

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