映画のメモ帳+α

音楽映画、アカデミー賞関連の記事に力を入れています。
ゾンビ、スタートレック、ヒッチコック監督作、ドキュメンタリー映画のカテゴリーもあり。
映画300字レビュー、はじめました。
※コメントは承認制とさせていただいております

第85回アカデミー賞受賞結果!

第85回アカデミー賞受賞結果です。
まるで計算されたかのように各作品に賞が割り振ってあります。
主要6部門、全部作品が違う!

作品賞   「アルゴ」
監督賞   アン・リー 「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」
主演男優賞   ダニエル・デイ=ルイス 「リンカーン」
主演女優賞   ジェニファー・ローレンス 「世界にひとつのプレイブック」
助演男優賞   クリストフ・ヴァルツ 「ジャンゴ 繋がれざる者」
助演女優賞   アン・ハサウェイ 「レ・ミゼラブル」
オリジナル脚本賞    「ジャンゴ 繋がれざる者」  
脚色賞   「アルゴ」
撮影賞   「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」
美術賞   「リンカーン」
録音賞   「レ・ミゼラブル」
編集賞   「アルゴ」
作曲賞   「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」
歌曲賞   「Skyfall」(007/スカイフォール)
衣装デザイン賞 「アンナ・カレーニナ」  
メイクアップ賞 「レ・ミゼラブル」 
視覚効果賞   「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」
音響編集賞   「007/スカイフォール」「ゼロ・ダーク・サーティ」
短編アニメ賞  「紙ひこうき」
短編実写賞   「リッチーとの一日」
短編ドキュメンタリー賞  「Inocente」
長編ドキュメンタリー賞  「シュガーマン 奇跡に愛された男」
外国語映画賞   「愛、アムール」 (オーストリア)
アニメーション映画賞   「メリダとおそろしの森」


主な作品の受賞数(複数受賞作品のみ)
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」 4部門
「アルゴ」「レ・ミゼラブル」 3部門
「リンカーン」「ジャンゴ 繋がれざる者」「007/スカイフォール」 2部門

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第85回アカデミー賞受賞予想!

受賞結果発表されました!→第85回アカデミー賞受賞結果!

アカデミー賞といえばサプライズがつきものだったのは遠い昔。
最近ではノミネート、結果ともノーサプライズが当たり前になってきていたのですが...
今年はノミネートの段階からビッグサプライズをぶっこんできましたね!

作品・監督賞を争うと見られていた「アルゴ」と「ゼロ・ダーク・サーティ」。
作品賞にはノミネートされたのですが、監督賞でベン・アフレックとキャスリン・ビグローがそろってノミネートもれ!
受賞有力候補がひとり落ちるのは意外とよくある話なのですが、TOP2がそろって落選というのは、ワタシの記憶する範囲では前代未聞です。そして浮かび上がったのはスティーヴン・スピルバーグ監督「リンカーン」...時代も変わったものじゃのお、スピルバーグといえば昔はハブられキヤラの筆頭株だったのに、今じゃはぶられた2人によって押し上げられるとは!ノミネート発表の段階で既にテンションが下がっております。こんなサプライスいらない!

この2人の落選、本当はキャスリン・ビグローの落選のほうがビッグニュースでかつ性質が悪いのですが、例によってミーハー系メディアはベンアフ一辺倒。ふう...。

話を戻します。
毎年、この時期になるとアカデミー賞受賞予想!たる記事が出る。
予想なんて書いているけど、実際のところノミネートリストをざっとながめて、ライターが自分の好みを押しつけているだけ。分析など全くなし。こんなことなら誰でもできる...。当サイトではそんなテキトーな予想とは一線を引き、できるだけ客観的に分析し...
と言いたいところですが、実のところ自分の好みで受賞予想者を決めております。受賞予想なんてしょせんお遊び♪(爆)
ただ、他記事と違うところはその受賞予想にいたるまで膨大な屁理屈をおまけにつけているところ。
そう、予想結果よりもその屁理屈を楽しんでいただければ...

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速報!第85回アカデミー賞全ノミネートリスト

第85回(2012年度)アカデミー賞ノミネートが発表されました!

監督賞に何が起こったんだ!

まずは大量ノミネート組のご紹介(5部門以上)

12部門  「リンカーン」
11部門  「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」
8部門   「世界にひとつのプレイブック」、「レ・ミゼラブル」
7部門   「アルゴ」
5部門   「愛・アムール」、「ジャンゴ 繋がれざる者」、「ゼロ・ダーク・サーティ」、「007/スカイフォール」

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第85回アカデミー賞ノミネート予想!

※受賞結果発表されました!→第85回アカデミー賞受賞結果!
※ノミネート発表されました!⇒速報!第85回アカデミー賞全ノミネートリスト

さて、恒例のアカデミー賞ノミネート予想です。
来年の話じゃないか!いくらなんでも早すぎだろ?と思ったアナタ、まだまだアカデミー賞マニアの域には達しておりませんね(笑)。アカデミー賞マニア同志なら早いなんて思わないはずです。だって第85回(2012年度)から待望の!(誰も待ってないかもしれませんが)電子投票がはじまっているのです。その影響で第85回アカデミー賞ノミネート発表は例年より約2週間早い1月10日なんです。だからノミネート予想も前倒し、年内に繰り上がったわけであります。授賞式は2月24日とほぼ例年どおりなんですけどね。

12月17日からもう投票もはじまっているんですよ!早速初日からシステムトラブルが起こっているようですが(^^;。投票締切日は1月3日。はい、ノミネート予想、全然早くないでしょう!

続出するシステムトラブルを受け、一日延長され1月4日になったそーです。とほほ...。

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第84回アカデミー賞受賞結果!

第84回アカデミー賞受賞結果!

主要6部門の受賞予想、全部当たっちゃった...。
「アーティスト」が主要部門、「ヒューゴの不思議な発明」が技術賞でそれぞれ5部門をわけあいました。
ほぼ予想どおりの結果ですが、メリル・ストリープが29年ぶりの受賞をはたしたのがサプライズ!?


作品賞   「アーティスト」
監督賞   ミシェル・アザナヴィシウス 「アーティスト」
主演男優賞  ジャン・デュジャルダン 「アーティスト」
主演女優賞  メリル・ストリープ 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
助演男優賞  クリストファー・プラマー 「人生はビギナーズ」
助演女優賞  オクタヴィア・スペンサー 「ヘルプ 心がつなぐストーリー」
オリジナル脚本賞   「ミッドナイト・イン・パリ」
脚色賞   「ファミリー・ツリー」
撮影賞   「ヒューゴの不思議な発明」
美術賞   「ヒューゴの不思議な発明」
録音賞   「ヒューゴの不思議な発明」
編集賞   「ドラゴン・タトゥーの女」
作曲賞   「アーティスト」
歌曲賞   "Man or Muppet"(The Muppets)
衣装デザイン賞 「アーティスト」  
メイクアップ賞 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」  
視覚効果賞   「ヒューゴの不思議な発明」
音響編集賞   「ヒューゴの不思議な発明」
短編アニメ賞  「The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore」
短編実写賞   「The Shore」
短編ドキュメンタリー賞  「Saving Face」 
長編ドキュメンタリー賞  「Undefeated」
外国語映画賞   「別離」(イラン)
アニメーション映画賞   「ランゴ」


主な作品の受賞数(複数受賞作品のみ)
「アーティスト」「ヒューゴの不思議な発明」5部門
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」 2部門

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第84回アカデミー賞受賞予想!

当サイト、アカデミー賞主要部門受賞予想記事も今年で7回目を迎えました。たいした需要もないのに飽きもせず...といいたいところなのですが、実は少々飽きてきています。ここ数年サプライズはほとんどなく、予想が簡単になっているからです。その理由は

アカデミー賞と投票母体が重なるGuildと呼ばれる各組合賞、具体的には

全米製作者組合賞(Producers Guild of America Awards)、全米監督組合賞(Directors Guild of America Awards)、全米映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards

の結果がそのままアカデミー賞につながるケースが多くなったから。全米監督組合賞のアカデミー賞一致率が高いことは昔から言われていることですが(アカデミー賞と一致しなかったのは過去63回中、わずか6回)、全米製作者組合賞、全米映画俳優組合賞はアカデミー賞とは異なる結果が出ることも多々ありました。でもここ2年は完全一致!もしかすると今年も...。

では2011年度各組合賞の結果をみてみましょう。

第23回全米製作者組合賞 『アーティスト』
第64回全米監督組合賞 ミシェル・アザナヴィシウス 『アーティスト』
第18回全米映画俳優組合賞
主演男優賞  ジャン・デュジャルダン  『アーティスト』
主演女優賞  ヴィオラ・デイヴィス  『ヘルプ 心がつなぐストーリー』
助演男優賞 クリストファー・プラマー  『人生はビギナーズ』
助演女優賞 オクタヴィア・スペンサー   『ヘルプ 心がつなぐストーリー』

結論を先にいえば、今年もほぼこのままいくのでは、と思われます。主演女優賞はメリル・ストリープにすり替わる可能性も高いですが...。一応、各部門ごとにみていくことにしましょう。(何なんだ、このテンションの低さは)

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速報!第84回アカデミー賞全ノミネートリスト

第84回(2011年度)アカデミー賞ノミネートが発表されました!


まずは大量ノミネート組のご紹介

11部門  「ヒューゴの不思議な発明」
10部門  「アーティスト」
6部門   「マネーボール」,「戦火の馬」
5部門   「ファミリー・ツリー」,「ドラゴン・タトゥーの女」 

サプライズだらけというべきか?
サプライズも何ももともと基盤がゆるい....

Oscar Nominations 2012: Jean Dujardin, George Clooney, Octavia Spencer, Among Actors Honored

ノミネート数だけをみる限り、「ヒューゴの不思議な発明」VS「アーティスト」の一騎打ち。「ファミリー・ツリー」は仲間に入れてもらえるか...?ちなみにジョージ・クルーニーは主演男優賞のほか「スーパーチューズデー 正義を売った日」で脚色賞でもノミネート。ああ、いやらしい。ちなみにブラッド・ピットも「マネーボール」で主演賞+プロデューサーとしてWノミネート。落ち葉は同じところに降り積もる...。

やっぱりテレンス・マリック神話は健在!組合賞ほぼシャットアウト状態だったのに作品・監督賞にしっかり入ってきました。スピルバーグ?デヴィッド・フィンチャー?テレンス・マリック様をさしおくなんて100年早いぜ!って感じでしょうか?ウディ・アレンは順当にIN。つーことは授賞式では監督賞ノミネート者は3人しか出席しないんだ(爆)

マリック神話は健在でしたが、ピクサー神話ついに崩壊!長編アニメ部門、受賞があたり前だったピクサー、「カーズ2」がエントリーされていたのですが、何とノミネート漏れ!まあ、これは予想されていましたが...。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」が作品賞にサプライズ?ノミネート。主役は子ども。トム・ハンクスとサンドラ・ブロックが助演にまわっている豪華作。でも作品評価はそれほどよくなかったような...。監督のスティーブン・ダルドリーはデビュー作から3作連続監督賞ノミネートされていましたが、今回は落選で、連続記録ついにストップ。

主演男優賞はレオナルド・ディカプリオがやっぱりノミネート漏れ。デミアン・ビチルは俳優組合賞に続いてノミネート。批評家の皆さまはなぜ彼を見過ごしたんでしょう?ゲイリー・オールドマンは遅すぎる初ノミネート。congratulations!「SHAME シェイム」のマイケル・ファスベンダー(主演男優)や「ドライヴ」のアルバート・ブルックス(助演男優)はやっぱりノミネート漏れ。批評家はなぜ彼らを愛し、同業者はなぜ彼らを無視したのか?主演女優賞ではティルダ・スウィントンを差し置いて、ルーニー・マーラがノミネート!やっぱりひとりくらい若手入れないとね。「ファミリー・ツリー」のシャイリーン・ウッドリーも組合賞に続いて助演女優賞ノミネート漏れ。「ファミリー・ツリー」の作品賞狙いに影をさします。

ヴィオラ・デイヴィスは第81回(2008年)助演女優賞に続いて、2度目のノミネート。黒人女優の複数回ノミネートはウーピー・ゴールドバーグに続いて(たぶん)2人目の快挙。 きちんと調べていません。記憶で書いてます)

ちょっと気になったのは作品賞ノミネートがヒューマニズムっぽいドラマばかり並んでいること。昨年からのトレンドなのかな?「ノーカントリー」や「ハートロッカー」を受賞させた気骨はどこにいった!

どーでもいいけど、歌曲賞ノミネート2曲だけってアリ?期待されたエルトン・ジョンとレディ・ガガのヂュエット「Hello Hello」はノミネートされず。昨年のシェールといい、アカデミー賞、ゲテモノは嫌いなよーです。

東日本大震災で被災した人たちが復興に取り組む姿を描いたルーシー・ウォーカー監督『The Tsunami and the Cherry Blossom』が短編ドキュメンタリー賞ノミネート。応援しましょう!


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第84回アカデミー賞ノミネート予想!

いよいよ1月24日に迫った第84回アカデミー賞のノミネート発表。今年もやります!アカデミー賞ノミネート予想。何と7回目なんです。大した需要もないのに...継続は力なり?

例年どおり当確候補者の話題はスルーし(受賞予想記事までネタをとっておかないといけないので)、当落線上にいる候補者を中心に話をすすめていきます。死ぬほど退屈だった昨年。今年も派手な話題に欠けるのですが、去年よりは面白い...というか面倒臭い。

それは、
★アカデミー賞と投票母体が重なる製作者、監督,俳優などの各全米組合賞で有力候補がノミネート漏れするサプライズが多発し、

かつ
★当落線上には
・アカデミー賞常連の大物候補がずらり。
・アカデミー会員が大嫌いなカンヌ国際映画祭の受賞者もまざっている

からであります。

では早速本題に入りましょう!

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2011年度アカデミー賞授賞式司会はエディ・マーフィーに決定!

何とまあ、早い。
2〜3日前、エディ・マーフィー有力と報道されたのは知っていましたが断る可能性が高いと思っていた。もう正式発表とは!2011年度アカデミー賞授賞式司会者はエディ・マーフィーで本決まりです。

少し前まではオプラ・ウィンフリーでガチと決めつけていた。ところが、オプラは今年のアカデミー賞でジーン・ハーショルト友愛賞を受賞することが早々に発表され、オプラの芽は消えた。じゃあ、お久しぶりのビリー・クリスタルかな?と思いきや、まさかのエディ・マーフィー!!!





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アカデミー賞、作品賞ノミネート枠が5〜10本に変更!

やっぱりというか...でも2年ほど前に、こういう記事書いたばっかりなんですけどね。→アカデミー賞、作品賞ノミネート枠が10本に拡大!アカデミー作品賞10枠復活は結局2年しかもちませんでした。

過去2年間ではアカデミー会員が作品に順位をつけて投票し、その結果10作品が選ばれるシステムでした。新システムでは作品賞ノミネート数は固定されず、投票者全体の5%以上が1位に投票した作品のみノミネート資格を獲得。最終的なノミネート作品数がいくつになるかはノミネート発表時にはじめてわかります。大体、5作〜10作の間になるだろうということです。

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